酒でも飲みながら馬鹿話がしたい
国分は、隔日勤務で月12回の乗務という勤務体系で働いている。もうひとつ、タクシー業界に転職してプラスだったと話すのは、以前よりも自分の時間が持てるようになったことだ。その時間を利用して、今年からは自身と同じような“辞めジャニ”たちと接点を持つ活動も始めた。
「井ノ原くんとは今でも連絡を取り合うんですが、彼はずーーっと昔の仲間たちの動向を今でも気にかけています。私の同期は10人くらいいましたが、今でもジャニーズに残っているのは3人ほど。それでもまだ多いほうで、大半のメンバーは人知れず辞めて、その後音信不通になる、ということも珍しくない。
多くの辞めジャニは次の人生で苦労しているという話も聞いていたし、彼らが今何を考え、どう過ごしているのか、酒でも飲みながら一緒に馬鹿話をしたい、と考えたんです。
同期の喜多見英明と一緒に昔の仲間に会い、それを動画にして配信することで昔応援していただいたファンの方に報告したかった。井ノ原くんも動画を観てくれて、『あいつらが元気そうで良かった』としみじみ話していましたね」
現在ジャニーズ事務所は、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり未曾有の大混乱に陥っている。賠償問題などで揺れる当事者たちの中には、かつて切磋琢磨しながら汗を流した仲間もいる。この件について国分に問いかけると、険しい表情を浮かべながら見解を述べた。