山際経済再生相の後任に後藤茂之前厚労相 25日午後、正式就任へ
岸田文雄首相は25日、辞任した山際大志郎経済再生相の後任に後藤茂之・前厚生労働相(66)をあてる方針を固めた。同日午後の皇居での認証式を経て正式に就任する。
山際氏は24日夜、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりが次々に表面化し、政権運営の支障となっていた責任を取り、首相官邸で首相に辞表を提出した。首相は山際氏の後任について「25日に発表し同日夕刻、所定の手続きを済ませたい」と表明していた。
後藤氏は、自民党政調会長時代の首相を政調会長代理として支えた。無派閥だが、昨年の総裁選では岸田陣営の事務総長代理を務めた。昨年10月の岸田政権発足時に厚労相として入閣。今年8月の内閣改造で交代していた。
経済や社会保障分野、特に年金政策に詳しい。大蔵官僚を経て、2000年に民主党公認で初当選。03年に自民に移った。衆院長野4区選出で当選7回。
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- 【視点】
旧大蔵省出身で、政策立案に関して事務局的な仕事を任されることが多かった裏方タイプ。ピンチを抑えるリリーフとして、岸田首相の信頼が厚く、そして手堅いところから選んだと言えるでしょう。政策的には社会保障、年金、税制に明るい半面、日本全体の経済再