旧統一教会系団体への外相表彰取り消し 「生徒を勧誘、入信させた」
外務省は4日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体からアフリカ・モザンビークに派遣され、現地に中学・高校を開校した日本人女性に授与した「外務大臣表彰」を取り消したと発表した。同省は「社会的に問題が指摘されている旧統一教会の布教を強く意識した学校活動を実施していたことが確認された」としている。
外務省は2019年7月、「モザンビークにおける教育・医療関連活動を通じて日本とモザンビークとの友好親善に寄与した」として、女性に外務大臣表彰を授与。当時の外相は河野太郎消費者担当相だった。表彰状と副賞(風呂敷1枚)の「速やかな返納」を求めたという。
10月26日の衆院外務委員…
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- 【視点】
教祖の著作を生徒らに配布したり、礼拝への参加を勧誘したりして、入信した生徒もいた、というのには驚く。まさにそのための学校活動だったのだろう。今回、統一教会を巡る問題に光が当たらなければ、ずっとこのような学校を利用した勧誘活動が続いて、ます