文科副大臣「サイン求められた」 旧統一教会関連団体の「政策協定」
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が国政選挙で自民党国会議員に事実上の「政策協定」といえる推薦確認書に署名を求めていた問題で、宗教法人を所管する文部科学省の井出庸生副大臣は24日の参院予算委員会で、昨年の衆院選で関連団体側から事実上の「政策協定」に署名を求められ、断ったと明らかにした。立憲民主党の田島麻衣子氏の質問に答えた。
井出氏は今年8月、自らのフェイスブックで昨年10月の衆院選で団体側の選挙応援を受けたと明らかにしていた。井出氏は推薦確認書に署名はしたのか聞かれ、「書類を提示されたが、署名はお断りした」と説明した。
教団や関連団体との関係をめぐり、自民が所属議員に実施した「点検」結果に井出氏の名前は含まれていなかった。「教団及び関連団体への選挙支援の依頼」など8項目が報告対象となっていたが、井出氏は、「私からお願いしたことは一切ない」との理由で、党には該当は「なし」と回答したと答弁した。
井出庸生事務所によると、昨年9月、団体側から面会依頼があり、具体的な応援の希望を尋ねられた。井出氏は希望しなかったが「主な街頭演説会場に、聴衆として連れ立ってご参加いただくなどの応援をいただいた」という。(安倍龍太郎)
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