細田衆院議長、あす旧統一教会との接点を自ら説明へ

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 細田博之衆院議長は28日、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と自身との関係について、29日にも正式に説明する考えを衆院の山口俊一議院運営委員長に伝えた。山口氏が記者団に明らかにした。

 細田氏は自民党安倍派の元会長。教団との関係について説明するのは初めてで、文書での説明になるのか、記者会見をするのかは不明だが、報道機関向けの説明になるという。

 野党側が、細田氏の説明が必要だとの考えを示していた。それを山口氏が28日、細田氏に伝えた。山口氏によると細田氏は「議員個人として調査し、できれば明日ぐらいに対応ができれば」と回答したという。

 細田氏をめぐっては、2019年の教団友好団体のイベントであいさつする動画の存在が明らかになっている。自民党が党所属国会議員に報告を求めた、教団との関係についての点検では、議長として自民会派を離脱しているとの理由から対象外となっていた。

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    曽我豪
    (朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革)
    2022年9月28日8時41分 投稿
    【視点】

    注目すべきニュースです。国葬が終わって、これからが事実究明の大事な局面です。おっとり刀で説明しようとするのは、内閣支持率の急落など反対論の高まりを受けた結果かもしれませんが、生半可な説明で終われば、かえって逆効果です。国会での追及へとつなが

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