「大打撃」「調査必要ない」 「政策協定」発覚で自民に危機感は?

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森岡航平 笹川翔平
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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が自民党議員に提示した「推薦確認書」について、岸田文雄首相は実態把握に努める考えを示した。自民内で署名したことを名乗り出る議員も現れたが、「こうした政策協定はよくある」と問題視しない声も目立った。被害者救済に向けた議論が始まろうとする中で、野党は自民に事実の解明を強く求める構えだ。

霊感商法に目をつぶるわけでは」「あまり考えずサイン」

 「支援をもらう際に、前提条件として確認書を提示され、サインした」。自民党の斎藤洋明衆院議員(新潟3区)は20日、朝日新聞の取材に、昨秋の衆院選の前に教団友好団体「世界平和連合」などから確認書を示され、署名したことを認めた。

 確認書では、憲法改正や、同…

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    林尚行
    (朝日新聞GE補佐=政治、経済、政策)
    2022年10月20日13時25分 投稿
    【視点】

    先に自民党が独自で行った「点検」では、この「推薦確認書」をめぐる現状は明らかにされませんでした。「旧統一教会の友好団体から支援を受ける前提条件」(自民党議員)としてのペーパーで、そうした重要な事実がつまびらかにされないような点検作業は、信頼

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