世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係について、自民党が8日に公表した点検結果が党内で物議を醸している。接点があったとする179人のうち議員名公表を121人にとどめたことなどで、各議員がきちんと報告したのか疑心暗鬼のような状況になり、「正直者がバカを見た」との不満もあがっている。
ある議員秘書は「教団信者に選挙を手伝ってもらっていると、秘書から直接聞いた議員の名前がなかった」と明かした。
一方で、「選挙支援の依頼、及び組織的支援、動員などの受け入れ」があったと申告した斎藤洋明衆院議員は名前が公表された。斎藤氏は8日夜、取材に「(教団に関する)認識が甘かった。何人にも来てもらったので組織的支援を受けたと報告した」と釈明に追われた。同じ項目で名前が公表されたのは2人で、あと一人は教団の「賛同会員」だと認めていた井上義行参院議員だった。
この状況に、中堅議員は「選…
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