上野参院議員が会費支出 旧統一教会めぐる自民党の点検で判明
「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」をめぐり自民党が公表した点検結果で、上野通子参院議員(栃木選挙区当選3回、安倍派)が教団の友好団体の会合に会費を支出していたことが分かった。上野氏側は、詳しい経緯は当時の担当者が亡くなり分からない、と説明している。
点検結果は8日に公表された。上野氏は「旧統一教会及び関連団体に対する会費類の支出」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員として名前が挙がった。政治資金規正法は、国会議員の関係政治団体が1万円超の支出をした場合、収支報告書への記載を義務づけている。上野氏の秘書によると、収支報告書への記載があったことから判明したという。
記載によると、2012年に教団の友好団体「世界平和女性連合」に対して会費1万5千円を、13年には「世界戦略総合研究所」に1万2千円を支払っていた。上野氏本人は会合に出席していないという。
上野氏は「10年前、当時の秘書が代理対応し、収支報告書に記載されていることを今回確認した。当時の秘書はすでに亡くなり、支出した経緯は分からない」とのコメントを発表。「今後は旧統一教会との関係を一切絶ち、国政でしっかり責任を果たしたい」と説明している。
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