自民党の茂木敏充幹事長は4日のNHK討論番組で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に関連し、霊感商法の被害防止策や救済策についての議論のなかで、共産党について「左翼的な過激団体と共産党の関係、ずっと言われてきた」と発言した。これに共産党の小池晃書記局長が「全く事実無根」と、同番組内で発言撤回を求める場面があった。
茂木氏は発言で、霊感商法被害の防止・救済に関連し「(現行法で)足りないということであれば、どんな措置を取るのかを考えなくてはいけない。これは旧統一教会の問題だけではなくて社会的に問題のある団体すべてについて考えていかなくてはならない」と指摘し、「左翼的な過激団体と共産党の関係、ずっと言われてきた。そこについて全く調べないというのも問題だ」と言及した。
小池氏は5日の記者会見で「事実無根のフェイク発言。改めて撤回を求めたい」と批判。茂木氏の発言が、旧統一教会と自民党との接点を巡る質疑の中で出てきたとして「でたらめなことしか言えないぐらい(自民党が)追い詰められているということを示すものではないか」と指摘した。
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- 【視点】
与党の幹事長のこれが許されて、国会で118回も虚偽答弁をした政治家が史上最長政権を担って、なんで勢い余って余計なことを口走った“ただのテレビコメンテーター"が謝罪も撤回もしたのに職を追われなきゃいけないんでしょうか。一定の方向性の言論への圧