自民・下村氏、旧統一教会の名称変更「今となったら責任を感じる」
「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の名称が変更された当時に文部科学相だった自民党の下村博文衆院議員は4日、「今となったら責任を感じる」と語った。名称の変更後に新たな高額献金などの被害が生じる可能性を踏まえ、「大臣だったので、(状況を)踏まえながら考えていく必要があった」とした。
自民党本部で記者団に語った。下村氏はこの日の安倍派の会合で、教団が2015年に名称変更を申請した経緯について説明したという。会合後、記者団から名称変更の責任について問われ、「変更によって新たに信者、国民に迷惑をかけることは想像できない。ただ、結果論として今のような問題が出てきたとしたら」と述べつつ、自らの責任に言及した。
名称が変更された15年以前に、実務を担う文化庁の事務方から相談を受けたことがあるかどうかを問われると、「記憶にないがなかったと思う」と語った。
教団との関係については、過去に教団友好団体の「世界日報社」の取材を受けたことなどを挙げ、「今後は関係団体含めて、一切関係は断つと明言したい」と語った。(楢崎貴司)
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- 【視点】
今になってみれば「黄金の3年間」というのは何だったのでしょう。国民の審判を受けずに済むことを「黄金」とはこれいかに、とあるところで書きましたが、結局は追及や監視が嫌だったということなのでしょうか。 オウム真理教事件を受けた前回の宗教法人法