旧統一教会の信徒でなく「賛同会員」 参院選当選の自民・井上義行氏

[PR]

 7月の参院選比例区から当選した自民党の井上義行氏は3日、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」との関係についてコメントを発表した。「信徒ではない」とした上で、政策に賛同を得られたため「賛同会員」になったとした。会費、寄付の提示は受けていないという。

 当選の理由について、自身の知名度が高まったことに加え「『世界平和連合』(教団の友好団体)の企画などユーチューブ等ネットを通じて国民向けに(支援を)呼びかけた」ことを挙げた。首相秘書官として支えた安倍晋三氏や地元後援会からの支援なども例示した。

 同党参院議員の北村経夫氏もコメントを発表し、教団の創始者が設立した政治組織・国際勝共連合から支援を受けたことを明らかにした。それ以外については「事実関係や経緯を確認している最中」だとした。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2022年8月3日4時6分 投稿
    【視点】

    自民党は、旧統一教会やその関連する団体からの支援について、党の組織的関与を否定する姿勢をとっています。ただ、この記事に出てくる井上氏、北村氏はともに比例区の選出です。そこで気になるのは、「組織的」という言葉の定義です。 参院選の比例区

    …続きを読む
旧統一教会問題

旧統一教会問題

2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る]