賃料：

35万円

面積：

88.16㎡

妥協なくリノベーション工事をするため、工事前の状態に住みながら設計を進めること数ヶ月。工事のために再度引越して、やっと完成したのがこのお部屋です。

実際に暮らしてみてわかる家の特徴を設計に落とし込み、素材にこだわって作ったからできた、この世界観。完成されています。

なので、というわけではないのですが、お部屋の中にある家具や家電製品も付いている状態での賃貸になります（不要な家具や家電製品がありましたら撤去等のご相談は可能です）。

既に持っている家具や家電製品もあると思いますが、置かれている冷蔵庫や洗濯機ありきで設計されているので、寸法がぴったり。もはやそれ以外の冷蔵庫や洗濯機は合わなさそうなくらいです。

オーナーさんの海外赴任に伴う賃貸になるので、期間が短いと思いますが、短期間でもこの世界観を経験できるのは、なかなかメリットが大きいと思います。

ざっくり、間取りは2LDKですが、寝室の隣に小さな書斎（間取り図では納戸と表記）があるのがポイント。そして、キッチンの脇にオープンで大きな洗面台があるのも特徴です。個人的にこの洗面台が「こういうプランがあったか」と真似したくなるデザインでした。

約21畳の広々としたLDKは、さまざまな高さの椅子とテーブルを用意したので、居場所がいくつもあります。特に、入って目の前のテーブルはカウンターのようになっていて、仕事や読書などで気分を変えるのにぴったり。コンセントもちゃんと整備されているのが、細部まで設計されている証だなと思います。

そして、床は無垢のフローリングを斜め貼りし、空間のアクセントにしています。

やはり内装は、細部までこだわっておられ、玄関は暗めのトーン、リビングは壁の一部をグレーにし、だんだんと明るくなっていくように塗り分けられています。他にも壁にはハイドロソリッドという住宅にはあまり使用しない素材が使われていたりするのですが、説明し始めると長くなりそうなので、詳細はご内見の際に。

また、内装のポイントは、黒を差し色にしている点。部屋ごとに使われている箇所が違います。例えば、LDKはキッチンの床が黒のタイル、主寝室と洋室前のスペースは天井が黒になっています。なかなか家の床や天井に黒を使わない傾向ですが、個人的にはこの色使いがポイント高いです。

LDKは広く作っているので、主寝室などは必要最低限の広さ（とは言え、主審室はシングルベッドを2つ並べて置ける広さがあります）。

写真はあいにく夕暮れ時に撮影したものになるのですが、目の前の緑や照明の感じが良く、居心地がよかったです。

住所は世田谷区玉川田園調布。田園調布駅から田園調布らしい並木道を抜けた先にあるマンションに、この部屋はあります。

マンションの中でもちょっと変わっているのがこの部屋。玄関は2階にあり、そこまでのアプローチが木々がいい雰囲気の小径のようで、戸建感がある部屋です。

環八通りに近いのですが、窓サッシを交換しているのと、窓の先に緑があるからか、車の走行音は気になりません（もちろん、窓を閉めていれば走行音はほぼしません）。

定期借家契約2年間ですが、住んでみる価値ありのお部屋です。

気になった方はぜひ。