2006年3月17日
- 読み
- にせんろくねんさんがつじゅうななにち
- 意味
- 2006年3月17日(金)。「SH第二期」始動が発表された日付。DVD「楽園パレードへようこそ」発売の8日後。
- クロニカ学習帳にとっても、一つの大きな転機となった一日であるため、敢えてここに用語として記録する。
- :|あらまり嬢の不在
- これより以前、DVD試写会時の不在、自サイトの更新休止、メディア露出の停止、IILでの「大きな動きがある」という情報などから、「ひょっとして」という不安は、一部サンホラー内にも広がっていた。
- 3月17日、ファンクラブ会員向けのメールマガジンおよび事務所オフィシャルサイトで、突如として「Sound Horizon第二部始動」と題して、東京・大阪・名古屋でのライブツアーが発表された(後の第一次領土拡大遠征)。
- ところが、「第2期よりRevoのソロプロジェクトという形態に」「 その作品(プロジェクト)に合わせて、どのような編成をもとり得る」という内容に加え、ツアーメンバーの中にあらまり嬢の名前が記されていなかった事から、サンホラーの間に激しい動揺が走った。憶測を元にしてさらに憶測が繰り広げられ、珍しいほど一枚板であったはずのSHファン掲示板群は、一日で1~2スレッドを消化する程の大混乱に陥った。
- :|脱退発表
- 翌週の3月23日(木)になって、ようやく本家HPの方において、SH主催Revo氏から長文のコメント付きで、あらまり嬢の脱退が正式に告知された。
- ほぼ一週間にわたり炎上していた論争に一本の方向性が示されることになったが、一部のファンにとっては逆に火に油を注いだ結果にもなってしまった。
- 一連の事務所および主催Revo氏の対応や、その報告のタイミング、内容については、大型掲示板やSNS、個人ブロガー間でも激論が交わされ、一方を擁護する者、弾劾する者の間で延々と不毛な議論がループすることに。また、この間の混乱に乗じて、故意に騒ぎを拡大する「荒らし」行為も頻発し、サンホラーコミュニティはほとんど空中分解の様相も呈していた。
- 3月27日にはじまんぐ、そして4月8日にはあらまり嬢が自サイトにて正式にコメントを発表。両サイドの見解が出揃った為、荒れに荒れていた大型掲示板群もようやく沈静化に向かい、それぞれが信奉するサイドの領域へ、ゆっくりと棲み分けが進んでいった。
- :|第二期へ
- 2007年現在、ちょうど一年が過ぎる頃だが、情勢はほぼ落着した感がある。SHの歌姫と言えば、という質問に対して、「Aramary」と答えるのと同じくらいの感覚で「かおり姫」「YUKI」「セレブ」「ママン」「アイク」「若本」と、非固定制の第二期メンバーの名前が浸透している状況である。
- ちょうど1年前の昨年6月、この項を起こしたときは「この一年が正念場になる」と追記したが、まさにSHはこの苦境の一年を乗り越えてみせた。
- 事務所の意外な奮迅、多彩なメンバーを豪華絢爛に用いる手法、数々のメディアミックス、タイアップ、そして何より国王自身の前線投入が、現在の安定した状況を生みだしたといえるであろう。