野党、閉会中審査で「旧統一教会」接点追及…政務三役31人に接点で批判の手緩めず

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 内閣改造後初めての国会論戦となった19日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、野党は、加藤厚労相が認めた「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の関連団体との接点を追及した。野党は攻勢を強め、臨時国会の早期召集も引き続き求めていく構えだ。

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 「支援者から誘われれば、どんな会合の会費も支払うのか」「会費の支払いが(同連合の)活動にお墨付きを与えたのではないか」

 この日の委員会で質問に立った立憲民主党の早稲田夕季氏は、加藤氏をこう攻め立てた。加藤氏は「政治家として疑惑を持たれないよう、今後、そうしたことがないように判断する」などと釈明に追われた。

 委員会では早稲田氏のほか、立民の長妻昭、柚木道義両氏と共産の宮本徹氏の計4氏が加藤氏と同連合の過去の関係を繰り返し取り上げた。

 加藤氏は内閣改造当日の10日の記者会見などで、2014年と16年に関連団体に懇親会費として計3万円を支出したことなどを認め、「(関係を)整理する」と明言している。

 野党でも同連合との接点が明らかになった議員が出ている。それでも批判の手を緩めないのは、自民党の閣僚ら政務三役を含む議員と同連合の接点が次々と浮上し、有権者の目が厳しさを増していると考えたためだ。

 読売新聞の取材では、第2次岸田改造内閣の政務三役計73人のうち、少なくとも閣僚8人、副大臣11人、政務官12人の計31人に同連合と何らかの接点があったことがわかっている。読売新聞社が10~11日に実施した緊急全国世論調査では、内閣支持率が5~7日に実施した前回調査から6ポイント下落。岸田首相が新閣僚らに同連合との関係見直しを求めたことについて、十分な対応だと「思わない」と回答した人は55%に上った。

 立民の泉代表は19日の記者会見で、「統一教会に依存してきた議員たちによる『統一教会内閣』と言ってもいい」と批判した。臨時国会の早期召集を求め、「政府は国会を開かずにやり過ごそうとしている」とも語った。野党は臨時国会で、安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀)や物価高騰についても政府をただしたい考えだ。

 一方、政府・与党は、一連の問題の審議は衆参両院の各委員会の閉会中審査で対応する方針だ。公明党の石井幹事長は19日の記者会見で「必要性があり、与野党で合意ができれば閉会中審査を行う。そうした場で議論することになる」と述べた。

衆院厚労委 主なやりとり

 19日に行われた衆院厚生労働委員会の主なやりとりは次の通り。

■コロナ感染状況

 佐々木紀氏(自民) 現在の新型コロナウイルスの感染状況をどう評価するか。

 加藤厚生労働相 病床使用率は全国的に増加あるいは高止まりし、医療提供体制に大きな負荷が生じている。死亡者数はこれまでの最高値を超えてさらに増加することも懸念される。

■感染者の全数把握

 池下卓氏(維新) 全数把握(の制度)は崩壊している。第7波の収束を待たずに結論を出すべきだ。

 加藤氏 感染者数が増加して医療現場が厳しい状況にあることを踏まえ、スピード感を持って結論を出していきたい。

■旧統一教会

 長妻昭氏(立民) 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連団体の懇親会に会費を支払ったのは、関連団体と分かった上でのことか。

 加藤氏 事務所の判断だが、どこまで関係を意識していたのか必ずしも定かではない。

 早稲田夕季氏(立民) 会費の支払いが活動にお墨付きを与えたのではないか。

 加藤氏 政治家として疑惑を持たれないよう、今後、そうしたことがないように判断する。

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