救済新法が実質審議入り=参考人質疑に元2世信者―参院特別委
参院消費者問題特別委員会は9日午前、河野太郎消費者担当相が出席し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済新法案と消費者契約法改正案に関する質疑を行った。同日午後は参考人質疑を行い、元2世信者の小川さゆりさん(仮名)らが出席する。
河野氏は新法案を巡り、寄付の勧誘に当たって宗教法人などに課された「配慮義務」を怠った場合に行政による勧告や団体名の公表をするなどの修正を加えたことに関し、「趣旨を十分踏まえた運用を行っていく。法律の施行状況、社会経済情勢の変化を捉えながら適切に対応していきたい」と語った。立憲民主党の岸真紀子氏への答弁。
参考人質疑には、消費者法が専門の宮下修一中央大大学院教授、全国消費生活相談員協会の増田悦子理事長、全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士も出席する。
新法案などは今国会会期末の10日に成立する見通しだ。
[時事通信社]
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