小学校の算数の授業では、計算の練習をたくさんしますよね。
「計算しなさい」という単純な問題だけでなく、少し応用として「◻︎にあてはまる数を求めなさい」という問題もやったことあるでしょうか。
中学生になれば、方程式として、◻︎ではなくxなどの文字に置き換えて計算をするはずです。
では、皆さんが小学生のとき、「◻︎にあてはまる数を求めなさい」という問題はどのように計算をしていたか、覚えていますか。
問題
◻︎にあてはまる数を求めなさい。
10ー4÷◻︎=3
計算が成り立つように◻︎に入る数字を考えましょう。
簡単だと思って、油断をすると間違えてしまうので、注意して計算をしてみてください。
さて、今回の答えは「4/7(4分の7)」です。
解説
よくある間違いが「2」と答えてしまうことではないでしょうか。
10ー4=6
6÷◻︎=3
だから、◻︎=2
これは実は、計算の順番を間違えてしまっています。
四則計算が混ざった式は、まずかけ算・わり算をしてから、その後にたし算・ひき算の順でしたよね。
「◻︎を求めなさい」という問題でも同様です。
なので、今回の場合は、わり算をしてから、その後にひき算です。その計算結果が3にならないといけません。
さて、そうすると、先にわり算を考えないといけないけど、そもそもそのわり算に◻︎が入っていて、計算ができません。
このような場合は、あるカタマリを別の記号で置き換えてしまいましょう。
次のような手順で考えます。
10ー4÷◻︎=3
本来であれば4÷◻︎の計算を先にしないといけません。しかし、◻︎を含んだ計算ができないので、これをひとカタマリと考える。
10ー(4÷◻︎)=3
分かりやすくするためにカッコをつけました。
(カッコをつけても計算の順序は変わりません)
このカッコの部分を、新しく△としてしまいます。
10ー(△)=3
これなら、簡単に求められますね。△=7です。
しかし、ここで求めた△は、「4÷◻︎」のことです。
つまり、4÷◻︎=7ということですね。
さて、この計算を間違いが多い計算のひとつです。よくある誤答が◻︎=28としてしまうことです。4÷28=7というのは、明らかにおかしいですよね。
このような◻︎を求める計算は「逆算」と言います。
逆算という名前から「◻︎を求めるには、わり算の逆のかけ算をすればいい」と考えてしまう間違いがよく起こるのです。
では、4÷◻︎=7をどのように考えるのがよいのでしょうか。
逆算をする際、きれいに割り切れいない計算がでてきたときは、一度簡単な計算例を思い浮かべてみるのがよいでしょう。
例えば次のような計算です。
12÷◻︎=4
◻︎に当てはまるのは3です。
この3は、12÷4によって求められます。
つまり、4÷◻︎=7の◻︎の数を求めるには、4÷7の計算をしなければいけない、ということですね。
これは割り切れないので分数で表しましょう。
4÷7=4/7となります。
まとめ
計算の順番に注意をするということに加えて、「逆算」の考え方について、解説をしました。
方程式にしてしまえば、できる方も多いはずですが、小学生では実はこのような考え方をしていたんですね。
わすれていた方もいたのではないでしょうか。ぜひこの機会に学び直しをしてみてください!
文・監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。
編集:TRILLニュース