旧車2st SDR200、ヤマハも売れる
とは思ってなかった話、ずんだもん
が解説
このマシンはかなり出来が良い
名車だった。
凝りに凝った超マニアックな
作りのカフェタイプ。
乗らせてもらったら、機敏に
ピンコピンコ走るので非常に
面白いオートバイだった。
バブル最盛期時代だったから
メーカーが作れた逸品。
車重はレーサー250並みの
105kg。排気量195cc。34PS。
非常によく走るオートバイだ。
ノーマルのトグロチャンバー
がえぐいヴィジュアルだが、
このノーマルがまた出来が
良かった。最良セッティング
が成されていて、下手に社外
品などに替えないほうが正解
だった。相当きちんと開発さ
れた排気デバイスだった。
この時期、ヤマハは実に良い
オートバイを作っていた。
2ストのヤマハ。ヤマハの2スト。
それは地球上で最高のモーター
サイクルだったのである。
走る、曲がる、止まる。それが
ヤマハの二輪だった。
ホンダはエンジンパワーが図抜
けていて「パワーのホンダ」と
呼ばれていたが、実はホンダの
二輪は最悪のハンドリングで、
ヤマハと乗り比べると、これが
同じ二輪車なのかという程に
ハンドリングの悪さがホンダの
特徴だった。
二輪車単体をトータルで評価
すると、どうしてもヤマハの
二輪が総合力では断トツで
一位だったのは紛れもない
事実だ。
ヤマハSDR。
多くの数寄者(すきしゃ)が
セカンドマシンとして購入し
た。
2スト二輪の楽しさを最大限に
楽しめる車だった。
4ストは4ストなりの楽しみが
あり、2ストは2ストらしさの
楽しみがある。
4ストマルチを1台持っていて、
別口でこうしたライトウエイト
の2ストマシンが手元にあると、
楽しみは倍増ではなく二乗で
増加する事だろう。
あとは軽量なオフ車と街乗りの
ちょい乗りスクーターがあれば
完璧(笑
さらに凝り出すと、4ストビッグ
シングルあたりに触手が伸びる(笑
このヤマハSDRなどは、移動
手段としての二輪ではなく、
「走る事そのものを楽しむ」
というスポーツバイクの典型
モデルだ。
オートバイは本来乗って走ら
せる事自体がスポーツ性を帯
びている。
それを十二分に体現したのが
ヤマハSDRだった。
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