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ジンギスカン人気店が自信と感謝の「出店攻勢」 コロナ禍乗り越え…1年で3店舗オープン

特製みそダレ

ジンギスカンが人気となった理由は、操さんが編み出したみそダレにあると言います。

東山食堂2代目・浜岳志さん
「九州の方で食べた焼肉とかを参考にしていて、ホルモンの臭みを取るのを見ていて、みそベースのタレを考えたみたい。ジンギスカンも臭みがあると言うが、それにちょうど合った」

みそダレの作り方を知るのは浜さんのみ

食堂は1980年ごろから牛肉なども扱うようになり、焼肉店へとシフトしました。

操さんは20年ほど前に引退。みそダレの作り方は2代目の浜さんに引き継がれました。
レシピは企業秘密。

店でも、作り方は浜さんしか知りません。

東山食堂2代目・浜岳志さん:
「(レシピみたいなものはある?)書いてないです。見て覚えて、頭の中に入れてって感じ」

■コロナ対策で自動販売機を設置

コロナ禍には、客足が3割から4割も減少

2020年、東山食堂もコロナ禍に見舞われました。客足は3割から4割も減少。厳しい状況に置かれます。

東山食堂2代目・浜岳志さん:
「(客足が)一気に落ちる形。(従業員の)雇用もあるので、何とか守らなければという気持ち、それだけ。何とか会社で回るようにやってきた」

冷凍ジンギスカンの自動販売機

時短営業をしながら何とか雇用を維持する中、2021年12月、コロナ対策として冷凍ジンギスカンの自動販売機を設置します。

これが当りました。販売の想定はひと月300パックほどでしたが―

東山食堂2代目・浜岳志さん:
「1カ月に2800パックくらい売れたりとか、一台で、本当に助かった」

■味への自信、客への感謝「出店攻勢」

東山食堂2代目・浜岳志さん

現在、自販機は松本や諏訪など県内15カ所に設置しています。

自販機の成功は味への自信や客への感謝となり、浜さんの背中を押しました。

東山食堂2代目・浜岳志さん:
「お客さんに助けられているという気持ちが本当に強いので、お店を出して、お客さんの声に応えようと。(以前から)『遠くから来ても入れない』と言われた。今がその時期なのかなと」

8月にオープンした箕輪店

徐々に客足が戻り始めた2022年、浜さんは出店を望む声に応える時期だと判断。飲食店だった建物を改装するなどして、立て続けに3店舗を新たにオープンさせました。

こちらは8月オープンした箕輪店。開店直後から次々と客が来店します。

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