東山食堂のジンギスカン
特集は人気の味を広める焼肉店です。店の名物はみそダレで食べるジンギスカン。味をさらに広めようと1年で新たに3店舗をオープンさせました。人気の味と「出店攻勢」に込められた思いをお伝えします。
■「義経鍋」で焼き、特製みそダレを
特製のみそダレで食べるジンギスカン
名物のジンギスカンの香りが広がる店内。塩尻と岡谷を結ぶ塩尻峠にある「東山食堂」です。
ジンギスカンは独特な形をした「義経鍋」で焼き、特製のみそダレをつけて食べるのがこの店のスタイルです。
「義経鍋」
「義経鍋」は源義経が平泉に落ちのびる際、鍋の代わりに兜(かぶと)で鳥などを調理したことが発祥とされています。
諏訪地域の焼肉店などで使われていて、東山食堂も創業時から使っています。
焼いたり、ゆでたり、両方楽しめる「義経鍋」
東山食堂2代目・浜岳志さん:
「(昔は)地域の家庭で結構、皆さん使われていて、焼いたりゆでたり、両方楽しめる。一度試してみてもらえればと」
東山食堂
岡谷市から:
「うまいです。肉もやわらかくて良い肉だし、タレもおいしいし、(義経鍋は)真ん中で野菜ゆでて食べられるんで好きですね、油も落ちるし」
岡谷市から:
「週2~3回、多いときは4回くらい(来る)。先代からだから(通って)40年以上かな」
東山食堂2代目・浜岳志さん
この日も店は常連客でにぎわっていました。
東山食堂2代目・浜岳志さん:
「本当にありがたいなと、コロナの時とか、お客さんに助けていただいて、うれしく思っています。本当に助かっています」
■1970年に開業 元々は一般的な食堂
この1年で茅野店、安曇野松川店、箕輪店を出店
その人気店が出店攻勢に打って出ました。
2022年8月に茅野店、2023年3月に安曇野松川店、そして8月に箕輪店と、この1年間で新たに3店舗。
創業から半世紀、店は大きな節目を迎えています。
東山食堂本店
浜さんの父・操さんが1970年に開業した東山食堂。
店名の通り、元々は一般的な食堂でした。
東山食堂2代目・浜岳志さん
「カツ丼とか、親子丼とか、ラーメンとか、その中でジンギスカンをこういう形で焼いていた。ジンギスカンが、うんと出るようになってきたので他のメニューをやめていったって聞いている」