■「接点なし」回答から一転…自民議員と旧統一教会の接点続々判明

ホランキャスター:
政府と旧統一教会との関係が次々と判明していますが、今どれくらいの広がりがあるのか。


【旧統一教会と接点があったことを認めている議員】
閣僚=8人
副大臣=11人
政務官=12人

この3つの役職は、全員で73人います。そのうちの31人が何かしらの関係があるということで、半分くらいの方が旧統一教会と接点があるということがわかります。

こういった役職に就いている方以外でも、自民党の中から旧統一教会と関係がある議員が続々判明しています。

BSN新潟放送が、新潟県に関連する国会議員にアンケート調査を行いました。


▼比例 北陸信越ブロック 鷲尾英一郎衆議院議員
当初、アンケートには「接点なし」と答えていましたが、そこから関連団体イベントへメッセージを送付していたことなど接点があったことを認め、「接点なし」から訂正

▼新潟1区 比例 塚田一郎衆議院議員
アンケートに「回答を控える」と答えていました。これに関して再度問うと、衆院選(2021年10月)の個人ボランティアに旧統一教会の会員などがいて、接点があったことを認める

塚田一郎衆院議員
「『世界平和統一家庭連合』が『旧統一教会』とは認識していなかった」

他にも富山県の例です。


▼富山1区選出 田畑裕明衆議院議員
2017年の衆院選の際、関連団体の選挙の支援集会に出席していました。これまでの説明の中で田畑議員は「関連団体からは個人レベルの応援しか受けていない」というふうに回答していましたが、取材を進めると、その支援集会の会場が教団の礼拝堂であったり、司会を務めていた人物が教団側と富山の政界を繋ぐ重要人物であったりという例がありますので、これが本当に個人レベルなのかどうか、本人としては「組織的な支援との認識はなかった」ということですが、「今後一切の関係を断つ」というふうに話しています。

井上キャスター:
第2の統一教会を出さないためにも、これから先、政治と宗教団体の関係性をどうするか。「こういう団体はNG」というような基準作りや法律作り、そこも徹底的にするのが建設的なのかなというふうに感じます。

秋元氏:
今回の件をきっかけに、ルール作りだったり見直しが必要かなというふうに思います。もう隠し通すことはできないのかなと思っていて、今回の週刊誌報道もみると、結局関係を持った以上、相手側も「〇〇さん来てましたよ」という証言などを発信するので、ずっと隠し通すってことができない以上、一人一人が誠実に真実をちゃんと語っていくというところが重要なのかなと改めて思いますね。

井上キャスター:
あとは個人の裁量にどうしても委ねられているところがありますので、政界全体としてどうしていくのか、そこは求められるのだろうと思います。