テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース 平成・令和の未解決事件 春の大追跡SP…の番組内容解析まとめ


出典:EPGの番組情報


テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース 平成・令和の未解決事件 春の大追跡SP

[字]投入された捜査員の数で100の未解決事件を選定▽“史上最大の銀行強盗”5億4000万円強奪~捜査の舞台裏ドラマ化▽横山ゆかりちゃん誘拐~防犯カメラ映像を鮮明化

番組内容
“史上最大の銀行強盗”5億4000万円強奪~捜査の舞台裏を再現ドラマ化▽「世田谷一家殺害」「スーパーナンペイ射殺」「上智大生殺人放火」警視庁“3大未解決事件”の謎を追う▽目の前で母奪われた当時2歳の息子は今▽きっかけはストーカー 家族3人を殺害された女性がカメラの前に▽横山ゆかりちゃん誘拐 防犯カメラに写る不審者の鮮明化映像を初公開!▽投入された捜査員の人数で100の未解決事件を選定
出演者
【総合司会】 恵 俊彰
【キャスター】 膳場貴子  井上貴博(TBSアナウンサー)
【ゲスト】 黒柳徹子 尾上松也 澤部佑(ハライチ) ホラン千秋 朝日奈央 / 菊間千乃(弁護士) 佐々木成三(元埼玉県警捜査一課刑事)

スタッフ
制作プロデューサー・総合演出 谷上栄一
制作プロデューサー 武石浩明
番組プロデューサー 岸慶太郎
プロデューサー 竹澤英敏
チーフディレクター 遠藤奏 坂田一実
演出 山内尚文

公式ページ
◇番組HP http://www.tbs.co.jp/100bignews/

おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる可能性があります。



ジャンル :
ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
ニュース/報道 - 報道特番
ドキュメンタリー/教養 - 社会・時事
特性情報 - 中断ニュースあり


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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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<南米チリ 高層ビルの>

<エレベーターの防犯カメラ映像>

<ドアが何かおかしい…>

<男性が乗ると ドアが>

<閉まる前に動き出します>

<さらに…>

<突然 開くドア>

<男性がボタンを押しますが>

<全く>

<エレベーターはグングン上昇>

<そして…>

<この映像が撮影されたのは>

<31階建てのマンション>

<乗っていた男性は頭と足に
ケガをしたものの>

<命に別状はありませんでした>

<ロシアで起きた事件>

<店に現れたのは
1人の>

<客を銃で脅し>

<床に伏せさせると>

<足でショーケースを蹴り始めます>

<しかし 頑丈なのか
全く割れません>

<すると>

<これは痛い 痛そう…>

<そこで…>

<今度は 銃で
割ろうとしますが ダメ>

<結局
足を引きずりながら>

<去年1月 東京 品川>

<猛スピードの原付バイクが…>

<横断歩道の女性に衝突!>

<女性ははね飛ばされます>

<事故に気づき
周囲から人が集まりますが>

<バイクの男は
女性を救助することなく>

<立ち去ります>

<ひき逃げの瞬間です>

<女性は>

<するなどのケガをしました>

<バイクの男は
今も捕まっていません>

<去年9月 京都市>

<画面左からきた自転車が…>

<手前の>

おい!

<ぶつけられた車の男性は
すぐさま外へ>

<とっさに自転車の
カゴをつかみます>

<そして車に戻って 警察に通報>

<隙をついて 自転車の男が逃走>

<男性も すぐ追いかけますが…>

<自転車の男は
スピードを緩めることなく>

<マンションの駐車場へ>

<結局 見失ってしまいました>

<男性の車は>

<大きな傷がつきました>

<事件は今も未解決です>

<名古屋市では>

<今年1月 午前3時の住宅街>

<黒い車から
2人組が降りてきます>

<防犯カメラを気にしてか>

<傘で隠そうとしますが>

<うまくいかない様子>

<結局 布のようなもので>

<カメラのレンズを覆います>

<しかし…>

<を捉えていました>

<こうして900万円のレクサスは
盗まれたのです>

<1カ月後 こちらは1000万円の
黒のレクサス>

<横に怪しい人影が…>

<実は この車の後輪には>

<タイヤロックが
つけられていたのですが…>

<犯人はロックを付けたまま>

<無残にも外れたロックだけが
残されました>

<事件は今も未解決>

<警察は窃盗団の
仕業とみています>

<こちらは沖縄県
那覇市のコンビニ>

<深夜 店員がカウンターで
作業をしていると>

<画面右下から…>

うわ~っ!

<右手にはカッターナイフを持っています>

<男はレジへ>

<すると…>

<男がかぶっていたのは>

<特撮ドラマの>

<結局>

<何も奪わずに逃げていきました>

<かぶっていたのは
1000円ほどの>

<事件は今も未解決です>

<岐阜市の民家>

<防犯カメラの映像です>

<駐車場に入る車>

<この家の住人かと思いきや…>

<運転手はヘルメット姿>

<慣れた様子でシャッターを下ろすと…>

<車内から顔を隠した男達が…>

<実は 窃盗団です>

<このあと>

<岐阜市の民家に入ってくる車>

<怪しい4人組が降りてきました>

<ネックウォーマーのようなもので
顔を隠した この男達>

<実は 窃盗団です>

<黄色いジャンパーの男が>

<バールを受け取り 玄関へ>

<ドアの横で
何かしたかと思うと…>

<たった30秒で…>

<ドアを開け 侵入>

<この時
家には誰もいませんでした>

<高級腕時計 ロレックス>

<半年前に
380万円で買ったばかりでした>

<窃盗団は>

<事件は今も 未解決です>

≪國松長官が
この場所で狙撃され…

<数え切れない事件が>

<未解決のまま時を重ねています>

<被害総額5億4000万円に及んだ>

<混迷した捜査の陰に>

<2年前>

<一家4人が殺害された
世田谷の家に>

<カメラが入りました>

<そこには今も事件の跡が…>

<パチンコ店で
誘拐された横山ゆかりちゃん>

<番組では様々な>

<を選びました>

<裁きを逃れ 息を潜める者達>

<犯人は あなたのそばに
いるかもしれません>

<番組が注目したのは>

<捜査員の数 のべ4万7000人>

<100番目の事件です>

<北山結子さんは
学習塾でのアルバイト帰り>

<迎えに来た母親に>

<友達のところに行くと
言い置いて>

<消息を絶ちました>

<結子さんは
どこにいるのか…>

<友人達は 懸命に呼びかけます>

<手がかりとなったのは 当時>

<女子高生の間で
はやっていたポケベル>

<すると 友人にメッセージが>

<確かに 結子さんの
ポケベルが見つかり>

<事態は動きました>

<ポケベルの捜査から
逮捕された男性は>

<犯行を否認>

<証拠不十分で釈放されたのです>

<結子さんの行方を捜して>

<両親は今も>

<道行く人に訴え続けています>

<平成・令和の未解決事件>

<続いての注目は97番です>

<北関東随一ともいわれる>

<渡良瀬川の>

<例年 50万人の見物客でにぎわう
このイベントに>

<足利警察署が
特注の花火を出したのは>

<1990年のことです>

<「真実ちゃん事件の
捜査にご協力を」と>

<情報提供を呼びかけました>

<当時4歳だった松田真実ちゃんは>

<父親と行ったパチンコ店で>

<行方不明になります>

<翌日 店の目の前にある>

<渡良瀬川の河川敷で>

<遺体となって
見つかりました そして…>

<導入まもないDNA鑑定が
証拠とされました>

<幼稚園の送迎バス運転手だった
男性が逮捕され>

<無期懲役が確定します>

<ところが17年後>

<精度を増した再鑑定では>

<真実ちゃんのシャツに残る体液と>

<男性のDNA型が
一致しなかったのです>

<えん罪が明らかになり>

<菅家利和さんは
自由の身になりました>

<後の再審で
菅家さんの無罪は確定>

<しかし この時すでに>

<事件は時効を迎えていました>

<真犯人は 今もどこかで>

<息を潜めているのです>

<平成・令和の未解決事件>

<続いての注目は94番です>

<2002年 6月 医師の妻>

<高橋妙子さんは>

<夫に電話で そう告げたあと>

<行方が分からなくなりました>

<6日後 警察は
ATMの防犯カメラに写っていた>

<の画像を公開>

<女は 高橋さんの夫の口座から>

<数回にわたり
700万円を引き出していたのです>

<警察は33歳の女と特定>

<続いて 捜査線上に
女のパチンコ仲間>

<52歳の元タクシー運転手の
男が 浮上します>

<高橋さんは この男の車に>

<乗せられていたことが
分かりました>

<ところが…>

<男は 津山市内の公園で>

<首をつって
死んでいたのです>

<さらに…>

<その3カ月後>

<でした>

<鍵を握る男と女が>

<2人とも
相次いで死んでしまったのです>

<捜索は およそ
100カ所にも及びましたが>

<100の重大ニュース>

(膳場・恵・井上)こんばんは

「テレビ史を揺るがせた
100の重大ニュース」

今日のテーマは

どんな謎があり なぜ未解決なのか

その真相に迫ります

今回 番組で独自調査を行い

平成・令和の未解決事件を
リストアップ

投入された捜査員の多い順に

100の事件を選びました

容疑者は皆さんの日常

身近に潜んで
いるかもしれません

一つ一つの
情報に注意して

ご覧いただければ
と思います

さあ それでは
続いてまいりましょう こちらです

<平成・令和の未解決事件>

<注目は85番です>

<石川県加賀市は温泉郷>

<片山津をはじめ>

<3つの いで湯を楽しめます>

<こんな町にも>

<捜査に
取り組むのは>

<雨の中 この日も
山田翔警部補と>

<磯野里織巡査部長が
町に出ました>

<11年前に起きた
殺人事件を追って>

<今も犯人に結びつく手がかりを>

<探し続けています>

<磯野巡査部長が
取り出したのは…>

<この未解決事件では>

<の ひとつなのです>

<事件は2010年 11月3日>

<深夜のコンビニで起きました>

<防犯カメラが捉えた
犯行の様子です>

<青い2トントラックが
コンビニの駐車場へ>

<そして>

<実は この男
カツラで変装していたのです>

<しかも>

<事件が起きたのは
石川県加賀市のコンビニでした>

<深夜 青い2トントラックが駐車場へ>

<30秒後 1人の男が店に入り>

<そのまま 奥へ向かいます>

<マスクをつけ 左手には>

<すでに
包丁を握っていました>

<男は>

<その声が残っています>

<外国人なのでしょうか?>

<店長が抵抗すると
男は店長を刺し>

<何も奪わず逃走>

<店に入ってから わずか>

<石川県警は 今も40人態勢で>

<捜査に当たっています>

<顔を隠していた長髪は>

<カツラによる変装だったのです>

<犯人がトラックで逃走後>

<警察では これを
犯人のものと断定し>

<メーカーや販売時期も
特定して>

<捜査を
進めてきました>

<今回>

(竹内)ですので

ということをふまえて
捜査を進めております

<また 最新の画像鮮明化技術で>

<現場付近の防犯カメラ映像を
解析したところ>

ということが
分かるようになりました

<その防犯カメラは>

<トラックの盗難現場と>

<事件のあったコンビニを結ぶ>

<最短ルートの上にありました>

<犯人が残した
あの声については…>

<日本人 外国人の両面から>

<これまでに
3100人を調べてきましたが>

<いまだ進展はありません>

<今は さら地となっている>

<コンビニがあった場所>

<捜査員達は 心に誓うのです>

<いつか必ず と>

さあ 続いて
注目していきたいのは 2年前です

山梨県のキャンプ場で
行方不明になった 小倉美咲ちゃん

いまだに事件なのか
事故なのかも分かっておりません

ご家族もね
この間 どんなふうにしてね

生きていらしたのか
毎日毎日がね

ホントですね
ホント お気の毒だと思います

番組は
美咲ちゃんのお母さんに密着

山梨の現場にも同行しました

初公開の映像とともに
ご覧ください

写真も公開されました

山梨県のキャンプ場で 先月の
21日から行方不明となっている

7歳の女の子 美咲さん

<おととし 連日報じられた>

<小倉美咲ちゃんの行方不明>

<小倉美咲ちゃんは
山梨県のキャンプ場で>

<友だちを1人で追いかけたあと>

<忽然と姿を消しました>

<連れ去られたのか
どこかへ迷い込んだのか>

<警察は事件と事故の両面で
行方を捜しますが>

<今も見つかっていません>

美咲ちゃ~ん!

お~い!

<母親の とも子さんは>

<涙ながらに
情報提供を呼びかけました>

みんなで 山の中へ

<番組を通じ
情報が寄せられることを願い>

<とも子さんが取材に応じました>

<美咲ちゃんの部屋は
キャンプに出かけた時のまま>

<美咲ちゃんの絵日記です>

<行方が分からなくなった
3週間前にも>

<キャンプに行っていました>

で ホントに

<今回 美咲ちゃんの発見に
つながればと>

<新たな
写真や映像を提供してくれました>

<幼い頃から 両親と>

<キャンプを楽しんできた
美咲ちゃん>

<朝の澄み渡った空気が大好きで>

<とも子さんと一緒に
料理を作るのも>

<楽しみにしていました>

(母)くるくるって回って

かわいい かわいい

<美咲ちゃんが見つからない中>

<さらに とも子さんを苦しめる
事態が起きていました>

<今 自宅には
防犯カメラがあります>

<でした>

<美咲ちゃんの行方を>

<とも子さん こんな写真と
メッセージを投稿しました>

<そして 知り合いに分かるよう>

<自ら>

<をつけました>

<すると>

<など>

<批判の書き込みが殺到したと
いいます>

<誹謗中傷は
それだけでは収まりませんでした>

<「被害者面してんの腹立つ」>

<「小倉美咲誘拐しました」>

<心ない言葉は 日を追うごとに
エスカレートしていきます>

<個人のブログでは>

<とも子さんが人身売買したと
犯人扱いし>

<自宅を監視する者も現れ>

<警察が逮捕する
事態になりました>

もちろん ホントに

<とも子さんは
今も月に二 三度>

<山梨のキャンプ場を訪れては>

<美咲ちゃんを捜しています>

よいしょ

でも

<美咲ちゃんが
行方不明になった>

<当日の写真です>

<友だちと
苔を触って遊んでいます>

<いなくなる直前 炊事場で>

<こんな会話を交わしたそうです>

<とも子さんが
美咲ちゃんを最後に見たのは>

<30メートル先で
友だちを追いかけていく姿>

<どんな手がかりでも欲しい
とも子さん>

<最近は その気持ちに
つけ込むかのような>

<メッセージも
届くようになりました>

<「娘さんに似てる人
見たかもしれません」>

<「もし見つかったら
なんかしてくださいね」>

<「50人の数動かしますので」>

<「料金払ってくださいね」>

<手がかりさえも見つからない 今>

<インターネットに
頼るしかないのです>

<「電車内にて
似ている女の子を目撃しました」>

<去年 立ち上げた
ホームページには>

<全国から
目撃情報が寄せられます>

<この日 とも子さんは>

<寄せられた情報をもとに>

<埼玉県へ向かいました>

<車で行けるところは>

<必ず
自分で捜しに行くといいます>

<運転席に
美咲ちゃんが大事にしている>

<犬のぬいぐるみを乗せて>

<動物が大好きな 美咲ちゃん>

<飼っていた犬の代わりに>

<ぬいぐるみを
よく持ち歩いていました>

<やってきたのは
川口駅前の商店街>

<この近くで
美咲ちゃんに似た子が>

<初老の男性と歩いていた
というのです>

≪こんにちは どうぞ

はい はい

<一軒一軒
お店を訪ねてまわります>

あっ ありがとうございます

あっ あります
これ

<とも子さんが
これまでに配ったチラシは>

<63万枚にも上ります>

よろしくお願いします
ご協力ありがとうございます

<行方不明直後には>

<大規模な捜索が
行われましたが>

<今 警察は
どう動いているのでしょう?>

<小倉美咲ちゃんには>

<口元の右側に ホクロがあります>

<身長は 135センチほどに
なっているかもしれません>

<情報は 大月警察署まで>

ホランさんは
ニュースでも伝えてましたね

そうですね
美咲ちゃんが戻ってこない

なかなか
見つからないっていうところで

心を痛めているにもかかわらず

ねえ ホントですよね

澤部君 どうですか?
(澤部)さっき言ってた その

はい

そうですね

いや ホントに そうですね

佐々木さん
現場にも行かれたそうですが

はい キャンプ場の中に
道がありまして

誰でも
キャンプの使用者じゃなくても

通れる道路がある
ということと

あと 近くに沢があって

音が かき消される
状態なんですね

あと キャンプ場の中は

かなり きれいに
管理されてるんですけども

ちょっと離れた場所になると車が
捨てられてあったりとかですね

不法投棄をされる場所

という特徴点が
あったんですね

黒柳さん あの 残酷にも
時は流れてしまいますけども

こういうことをやっぱり
忘れないで 何か思い出して

ちょっとでも情報があったら
こう 伝えてもらうことが

大事なんですかね
(黒柳)ホントそうよね

何とかね この番組でも

何か うまく手がかりになれば
いいと思いますよね

ホントですね

<平成・令和の未解決事件>

<続いての注目は 79番です>

<カメラの前には
仮装した若者達>

<京都は
マンガやアニメの舞台になり>

<聖地巡礼と称して>

<全国からファンが訪れます>

<そんな聖地で
マンガ家を目指した若者が>

<突如
夢を絶たれました>

それで分担 あれにしてあんの?
最後に

<全国で唯一のマンガ学部に>

<1浪の末 合格を果たしました>

<当時
千葉さんが描いたマンガには>

<こんな意気込みが>

「がんばるよ 母ちゃん」

<大好きな母を故郷の仙台に残し>

<京都で ひとり暮らしを
始めたばかりでした>

<そんな彼を襲った>

<全国で唯一の マンガ学部に>

<1浪の末 合格>

<大好きな母を故郷の仙台に残し>

<京都で ひとり暮らしを
始めたばかりでした>

<ところが>

<のことです>

<午後7時40分頃>

<授業を終え 自転車で
友人の家に向かった 千葉さん>

<その途中の歩道で通行を巡り>

<男とトラブルになりました>

<すると 男は>

<刃物で襲ってきたのです>

<千葉さんは胸など
十数か所を刺され亡くなりました>

<マンガ学部の同級生だった
中村さんが>

<あの日のことを
話してくれました>

<犯人の男は 20代から30代>

<こんな姿が目撃されていました>

<暴言を吐き 興奮して>

<千葉さんに
詰め寄っていたといいます>

<ジャージのような格好で>

<乗っていたのは いわゆる>

<警察は 男が近隣の住人である
可能性も視野に>

<ローラー作戦を展開しました>

<しかし 現場は当時>

<住宅地として造成中>

<人も少なく
防犯カメラも わずかでした>

<千葉さんを女手一つで育てた>

<母の淳子さん>

<命日には毎年
仙台から京都を訪れ>

<必死の呼びかけを続けています>

<今年2月 京都府警の捜査本部に>

<ある情報が寄せられました>

<捜査員が駆けつけたのは>

<情報は この3日前>

<似顔絵に似た 不審な人物が>

<歩道を歩いているのを見た
というものでした>

と思うんですけども
ご協力よろしいでしょうか

<目撃された
午後4時半頃の映像を探し出し>

<早速 再生します>

<そこは 車が行き交う道路>

<捜査員が注目したのは>

<画面左上の 歩道部分です>

<この反対車線の歩道に>

<果たして 似顔絵の男は
写っているのか?>

<しかし この日は
空振りに終わりました>

<殺害現場で手を合わせ>

<解決を誓う 捜査員達>

どんな些細な情報でも
結構ですので

捜査本部まで
情報を お寄せください>

いや~ 許せませんねえ

夢を抱いてね 仙台から出てきて

ホントですね お母様も さぞ

お一人でね お育てになった
ということなんで

ホントですよね

ホントですね
もったいないですね

黒柳さん なんか色々
手がかり ありそうですけども

そうです そうです
割と すぐと思いますけどね

やっぱり そうもいかないんですね

テレビ史を揺るがせた
100の重大ニュース

続いては こちらです

<平成・令和の未解決事件>

<注目は 74番です>

<瀬戸内海に面する
香川県三豊市>

<事件は
24年前に起きました>

<高校1年生だった
真鍋和加さんは>

<コンビニのアルバイトを
午後10時頃に終えました>

<最後に目撃されたのは
店の前の交差点>

<雨の中 傘もささずに>

<といいます>

<着ていたのは
このTシャツでした>

<翌日 コンビニから26キロ離れた
雑木林で>

<和加さんの遺体が発見されます>

<首を絞められていました>

<その5日後には>

<コンビニから8キロ離れた
公園の道路脇で>

<左足の靴が見つかります>

<犯人は コンビニを出た
和加さんを連れ去り>

<公園で殺害>

<雑木林に遺棄したと
みられています>

<犯行時間帯 公園付近では>

<白いワンボックスカーが>

<目撃されていました>

<母親の明美さん>

<和加さんが事件当日まで
身につけていた制服を>

<大切に しまっていました>

<遺族は犯人逮捕に
つながる情報を求めています>

<現場に
カメラが入りました>

<続いては>

<静岡の
伊豆シャボテン動物公園で>

<健康維持のため
放し飼いにしていたリスザルが>

<突然
行方不明になりました>

<去年1月 いなくなったのは>

<46匹のうち 12匹です>

<まず 2匹>

<2日後に 1匹>

<その翌日は 4匹>

<さらに翌日 5匹が消えたのです>

<公園スタッフが
園内を くまなく捜しましたが>

<1匹およそ200万円で
取引されるというリスザル>

<盗難の可能性が濃厚です>

<園では
監視体制を強化しましたが>

<行方不明事件は
今も未解決です>

<北海道の 旭山動物園は>

<動物達の生態を できるだけ
自然のままに見せることで>

<人気があります>

<ユニークな展示は
園長・坂東元さんのアイデアです>

<ところが>

<一大事が起きます>

<フラミンゴを
放し飼いにしていた一角から>

<1羽が突然 姿を消したのです>

<動物園のある旭川から>

<130キロ離れた小樽で>

<フラミンゴ発見の情報>

<園長は
捕獲に駆けつけます>

<暗闇に浮かび上がる白い影>

<脱走したフラミンゴです>

<夜明けを待って
捕獲作戦が始まりました>

<抜き足… 差し足>

<おわっと!>

<必死に追いかけますが>

<当然 追いつけるわけもなく>

<早くも疲労困憊>

<そこで 作戦を変更することに>

<園長自ら ゴムボートに乗り>

<エサを求めて
浅瀬に飛来するフラミンゴを>

<待ち伏せしようというのです>

<こりゃ ダメだ>

<フラミンゴは空のかなたへ>

<そして9時間後>

<何と 220キロも離れた場所から>

<目撃情報が届いたのです>

<旭山動物園から
脱走したフラミンゴ>

<次に現れたのは
220キロ離れた>

<紋別です>

<しかも現地で
ちょっとした人気者に>

<誰ひとり
園長の苦労など知りません>

≪かわいかった

<今度こそは と>

<園長も
新たに作戦を練り直します>

<動物園から応援に駆けつけた
職員が連れてきたのは>

<仲間のフラミンゴ達です>

<集団行動を好む習性を利用して>

<仲間で誘惑するつもり>

<すでに逃走した
フラミンゴのまわりには>

<新たな仲間の姿が>

<な~んと アオサギと
行動をともにしていました>

<またダメか… と思ったら>

<ついに 誘惑作戦成功か>

<結局 フラミンゴの捕獲は失敗>

<園長の頭の上を優雅に舞い>

<北海道の空へ消えていきました>

<つまり 今も未解決>

<2016年9月
広島の人々は熱狂しました>

<なぜなら>

(実況)投げた 打った 詰まった
ショート真っ正面のゴロ ショートバント

ボールをとった
1塁送球 アウト カープ優勝

<広島カープ 25年ぶりの優勝に>

<街は カープカラーの
赤一色に染まります>

<お隣 山口県の公園でも>

あ あれですね

<カープちゃんの頭には>

<球団のマーク
そっくりの「C」>

<優勝が近づいた頃
この池で見つかりました>

<だから ここでは>

<勝利の女神ならぬ 女鯉の出現>

<カープは がぜん勢いづきました>

<翌年には 2連覇を達成>

<これも カープちゃんの
おかげでしょうか>

<さらに その翌年も>

<恐るべしカープちゃん>

<3年連続
リーグ優勝の快挙です>

<何とカープちゃんが行方不明に>

<これに 地元のカープファンは>

<勝利の女鯉の不在が影響したか>

<広島カープは この年
不調にあえぎます>

<4連覇どころか
巨人にリーグ優勝の座を奪われ>

<4位に転落>

<公園には 今も
カープちゃんを捜す張り紙が>

<こちらは ロシアのゴミ処理場>

<男性が異変に気付き
紙袋を開いてみると>

<ネコちゃんだ>

<悲しいことに
袋に入れて捨てられたのです>

<コンベヤーの先は 裁断機>

<間一髪で助け出された
ネコちゃんには>

<意外な未来が待っていました>

<驚くなかれ
州政府で動物保護を担当する>

<副大臣に任命されたのです>

<大きな話題になったのですが>

<飼い主は 今も不明のままです>

<実は このゴミ処理場>

<アカミミガメやハリネズミなども
保護されています>

<いずれも 捨てた飼い主は
見つかっていません>

<100の重大ニュース>

<5億4000万円が強奪された
史上最大の銀行強盗>

<謎の韓国人女性の正体とは>

おら~
ああっ あ~

<世紀の未解決事件の舞台裏
このあと 7時56分頃>

さあ それでは ここから再び
捜査員の数で並べた

100の未解決事件に戻りましょう
膳場さん お願いします

テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース
続いては こちらです

<この街で生まれ育った
生井宙恵さんです>

<幼い頃は心臓が弱く>

<母・澄子さんの心配は
ひときわでした>

<短大を出て
札幌の信用金庫に就職>

<窓口の担当になりました>

<仕事を終えた宙恵さんは>

<午後8時半頃 家路につきます>

<でも 帰宅することは
できませんでした>

<あの日 娘を待ち続けた母>

<翌朝 家のすぐ横で
あるものを見つけます>

このあたりですね

<娘が連れ去られたと思い
警察に通報しました>

<しかし>

<宙恵さんは
変わり果てた姿で見つかります>

<10日後
宙恵さんの高校の後輩だった>

<22歳の男が指名手配されます>

<宙恵さんの持ち物に残された
指紋などが>

<証拠となったのです>

<逮捕は近いと思われましたが>

<その期待は裏切られました>

<北海道警の元刑事
菊池貞幸さんは>

<協力者がいたと考えています>

<捜査が長引く中>

<時効が迫ります>

<1990年に起きた
殺人事件の時効は>

<15年でした>

<2005年 時効まであと半年>

<警察の動きも加速します>

<情報があれば>

<しかし 男の行方は
全く分かりませんでした>

<時効 3か月前>

<母・澄子さんは賭けに出ます>

<貯金を切り崩し 最大200万円の
懸賞金をかけたのです>

<きっかけとなったのが>

<松山で
同僚のホステスを殺害した>

<あの 福田和子元受刑者です>

<整形を繰り返し
14年間 逃げていました>

<しかし 懸賞金がかけられると>

<情報が殺到>

<時効の わずか21日前に
逮捕されたのです>

<必死に情報提供を呼びかけます>

<しかし 容赦なく時は過ぎ>

<生井宙恵さんの事件は
時効を迎えたのです>

<その朝>

<警察の幹部が
生井さんの家を訪れました>

残念ながら 時効という壁に
はばまれてしまいまして

<4年後 母・澄子さんは
遺族の会に参加>

<そこには>

<上智大生 殺人放火事件>

<世田谷一家殺害事件など>

<16の未解決事件の遺族らが
顔を揃え>

<殺人事件の時効の廃止を
訴えました>

<会の名は 「宙の会」>

<無限の時間を意味する
「宙」という文字に>

<いつまでも犯人を追う思いが
込められています>

<くしくも 娘・宙恵さんの
名前と同じ「宙」の文字>

<澄子さんは 他の遺族達とともに>

<およそ4万5000人分もの署名を
集めました>

<そして>

≪起立多数 よって本案は

委員長 報告のとおり
可決いたしました

<2010年4月>

<殺人事件の
時効の廃止が決まります>

<しかし すでに時効を迎えた
宙恵さんの事件は>

<もう
捜査されることはありません>

<澄子さんの手元には
今も宙恵さんの制服が>

<事件が終わることなど
決してないのです>

ですけど

松也さん 残された家族の方には
事件 終わらないですもんね

そうですよね

ホントですよね 膳場さん今

殺人事件の時効というのは

廃止されてるわけですよね
はい そうなんですね

札幌信金OL殺人事件は
1990年に起きました

当時は殺人事件でも
15年の時効があったために

2005年に時効を迎えたんです

で 時効が廃止されたのは
その5年後 2010年でした

この時点で 時効となっていない

全ての殺人事件が
対象となりました

これ菊間さん 法律的には
何かあるんですか? これ変化は

っていうことと

っていうことで

佐々木さん 時効がなくなって
何が変わったんですか?

というのと あと

それと

さあ続いては 昭和の未解決事件に
迫ります 膳場さんお願いします

はい 皆さん
夜間金庫をご存じでしょうか

商店などで その日の売り上げを

お店に置きっぱなしにしますと

夜中に
狙われる恐れがありますので

閉店後 銀行に預けるシステムです

こういった 指定の袋に入れて

このように投かんをしますと

翌日 口座に入金されます

そんな夜間金庫が とんでもない
未解決事件の舞台になりました

多くの模倣犯を生んだ
驚きの手口とは

<2006年 東京・銀座にある>

<みずほ銀行の夜間金庫>

<その前に ニセの夜間金庫を置き>

<客が預けた
現金400万円を盗もうとした>

<男が逮捕されました>

<その動機は>

<男がマネた
元祖 ニセ夜間金庫事件>

<それは かつて>

<「三億円事件以上の
しゃれた犯罪」>

<などと報じられ>

<世の中を あっと言わせた>

<昭和の未解決事件だったのです>

<時は ちまたにカーペンターズが
流れていた 1973年>

<大阪・梅田駅地下街の>

<三和銀行が舞台でした>

<日曜の夜 8時50分>

<飲食店の主が 夜間金庫に>

<売り上げを預けにくると
こんな貼り紙が>

「鍵の折損事故に因り」

「投入口
開閉不能となりましたので」

「当銀行専用通用口の仮金庫迄
御廻り下さい」

何や 故障か

<夜間金庫が故障>

<指示どおり
通用口にまわったところ>

<確かに夜間金庫がありました>

「毎度 有難う御座居ます
鍵は不用です」

「その儘 御入れ下さい」

<現金入りのバッグを投入し
レバーを下げると>

<ちゃんと
受け取りの札が出てきました>

<その様子を
こっそり確認していた男>

<ニセ金庫を仕掛けた犯人です>

<それにしても どうやって>

<男は 銀行が休業の
日曜日を狙いました>

<ずっしり重い
手作りの仕掛けを運び込み>

<銀行の通用口に
はめ込んだのです>

<ベニヤ板の上に
ステンレスを貼ったニセ金庫>

<あらかじめ
サイズを測ってあったのか>

<その場にピタリと収まりました>

<すかさず 男は
本物の夜間金庫前に>

<「故障」の貼り紙>

<準備万端 整うまで>

<わずか数分の早業だったと
見られています>

<ニセ金庫には>

<その後も>

<が
ありました>

<というのも この日は25日>

<給料日を 念頭に置いた犯行です>

<梅田駅の駅員も
普段より膨らんだ>

<現金袋を いくつも投入>

<あとは 人が途切れるのを待ち>

<ニセ金庫を撤収して>

<「故障」の貼り紙を 「復旧」に>

<差し替えるだけでした>

よし

<「今だ!」 …と動いたのですが>

ほら~ ここや 仮金庫

これ 分かりにくいな

おおきに
ほなな

<利用者は 一向に途切れず>

<撤収の隙がありません>

<実に>

<これが 思わぬ誤算となるのです>

<そこに>

あれ?

<金庫は すでにいっぱいでした>

<そして>

<奇想天外な仕掛けで
世の中をあっと言わせた>

<本物そっくりの精巧な作りに>

<利用者は疑いもなく お金を投入>

<だまされる人は あとを絶たず>

<全ては犯人の>

<しかし…>

ここや 仮金庫
これ分かりにくいな

<まさかの展開に>

<ニセ金庫の中は 何と…>

<なっていたのです>

ホンマに?

せ~の…

≪ちょっと待っとって

せ~の!
せ~の!

<そして>

≪アカン アカン アカン アカン!

何でや! これ

<外れかけたニセ金庫からは
現金袋が>

お前ら 何しとんのや!?
いやいや

金庫が壊れてもうて

<何たることか>

<ニセの夜間金庫と見破られ>

<取り外されると…>

おおっ!

<中には 実に>

<が入っていました>

<犯人は姿をくらまし>

<事件は面白おかしく
報じられます>

<作業着や 復旧の看板など>

<現場には>

<しかし 逮捕には至らず>

<この事件は その後>

<多くの模倣犯を生みました>

<平成に入っても相次ぎ
その多くが>

<未解決となっています>

<くれぐれも>

ねえ~ 夜間金庫

いわゆる

…っていう
そうですね

そういう思いも
ありますよね

この 何か
扉を作る技術が

いや すごいですよね~
あるわけですもんね この犯人もね

≪確かに
そこら辺にいる可能性も

いやいや いない いない
こんなことが

急にできる人達ってことでしょ
そうですよね

ねえ 膳場さん
はい こちら 番組で 忠実に

再現したものなんですけれども

ステンレスの板が…

ベニヤ板に貼っつけてある
だけなんです

なんですって
ただ かなり重いので

複数犯だった可能性もあります
そうでしょうね

(膳場)当時は

にも上ったという
ことなんですね

出てきたけど
あれも 何か

レシートなの?
あれ

そうそう
そうなんですよ

菊間さん 仮に取られたら
銀行は補償しないんですか?

まあ 預けた方にしてみたら

「銀行 補償してよ」って思うと
思うんですけど

じゃ 裏口にまわってくださいって

指示に従った人が悪いってこと
ダメ?

残念
残念

すいません すいません

とにかく 皆さん

続いては
ここでファイルNo.24を

先出しでご覧いただきます 井上君
はい

こちらは ある事件で強奪された
ジュラルミンケースを

ほぼ 同じ大きさのものを
ご用意しました

ええ~っ!?

(黒柳)すごい!

<神戸 屈指の繁華街 元町>

<日本犯罪史上 最大の銀行強盗は>

<この街で起きました>

<福徳銀行の>

<主犯は サングラスの男>

<包帯で顔を隠した男が
共犯でした>

荷台に乗れ

<捜査を翻弄したのは…>

実は ある男から

<あったのか?>

ほら! ほら!
あ~っ!

何!? これ
ほら! ほら!

<捜査関係者への取材や>

<独自証言があぶり出す
事件の真相>

<に迫ります>

<福徳銀行では 現金の輸送を>

<行員達が自ら行っていました>

<バブル崩壊による不良債権で
経営難に陥り>

<警備員を雇う余裕すら
なかったのです>

<犯人達は そこを狙いました>

ああ おった試しないな

そやな

<ついに その日を迎えます>

<とあって>

<この日 輸送する現金は普段の倍>

<に上りました>

<神戸支店の車庫で
全てを台車に乗せた…>

<その時!>

≪オイ! 騒ぐな
≪おおっ…

これは おもちゃやない
本物や

手あげて静かにせい
はい…

3人 荷台に乗れ

早う!

オイ しゃべんな!

鳴ったら撃つぞ ええな!?

はい!
はい!

<携帯電話が普及していない時代>

<さらに>

≪三浦さん! メモして メモ

和泉41 く81-93

和泉41 く81-93
(三浦)書けない…

ちょ… ちょっと
ああっ!

<この間に
犯人は軽ワゴン車で逃走>

<したのです>

<兵庫県警は 緊急配備を指示>

<和泉ナンバーの
軽ワゴン車を手配します>

<ほどなく発見された
軽ワゴン車は…>

<しかし 盗難車でした>

<もちろん 車内は
もぬけの殻>

<別の場所から>

<も見つかりますが>

<札束は 全て消えていたのです>

<のちの捜査で
犯人は この時>

<現場から わずか
600メートルの距離にある>

<ビジネスホテルに
入ったことが>

<分かりました>

≪よっしゃ! よっしゃ!

あんた 天才や

あいつらが
アホすぎなんや

見てみい これ!

ええ眺めや~

分かっとると思うけど
ここ出たら お別れや

お互い 二度と連絡は取らん

分かっとる

ほれ

ええ仕事
さしてもろたわ

足がつくような ヘタこくなよ

あんたもな
<それきり 2人は>

<二度と会うことはなかった
といいます>

<捜査本部は
事件発生の>

<4時間後に
設けられました>

<指揮を執ったのは
情報管理の徹底が信条の…>

白い軽ワゴン車に移して逃走

<その下には 捜査は足で稼げを
信念とする…>

<水と油とも言える>

<2人の対照的なスタンスが>

<結果的に 犯人を
取り逃がす事態を招くのです>

<主犯の男は
すでに東京にいました>

(チャイム)

おお 入れ

<ホテルに
呼びつけたのは>

<元交際相手でした>

へえ~

いっつも金がなくて
ピーピーしてる男が

ずいぶんと豪勢じゃない
一体 どうしたのよ

≪ちょっと こっち来てみい
えっ?

これ 見てみい!
何!? これ

はあ…

ほら! ほら!
あ~っ!

何!? これ
ほら! ほら!

一体 どうしたのよ!?

どうや 俺と
ヨリ戻したくなったやろ?

ちょっと 冗談やめてよ

でも…

あんたが少し
男前に見えるかも

アハハ…
おっ 触るな 触るな オイ

指紋つくやろ
えっ!?

これ 国内じゃ
使えん金なんや

(アナウンサー)
神戸で現金輸送車が襲われまして

5億4000万円が奪われるという
事件が起こりました

神戸市中央区三宮町の
福徳銀行 神戸支店で…

<「まさか… いや この男に」>

<「これほどの事件を
起こせるはずがない」>

<そんな考えが頭をよぎった
その時…>

でな

何よ?

これ

どうや?
えっ!?

1000万!?

<2日後>

<飛びます>

<男は パクの助けで>

<ソウルの銀行に口座を作り>

<奪った金を 少しずつ換金>

<いわゆる>

<をしていたと見られます>

<ところが…>

<大阪のホテル>

<情報の江本が
待ち合わせたのは…>

江本さんですか?
はい

昨日 お電話したパクです
どうも

<あのパク・ソユン>

<意外なことを口にします>

<それは
現金強奪事件につながる>

<でした>

あの~ 詳しく
聞かせてください

知り合いに
紹介された男でした

あなたは
その両替を引き受けたんですか?

いいえ その場で断りました

ニセ札だったら困りますもんね

(江本)なるほど それで?

その男とは いつ頃
知り合ったんですか?

元々 ナカムラとは…

<真意は はかりかねましたが>

<江本は 極秘裏に
パクとの接触を続けます>

こちらです

<数日後 パクから>

<換金を頼んできた男の
写真が届きました>

(パク)番号 調べれば

銀行で盗まれた お金かどうか

分かるでしょう?

<調べた結果>

<しかし これを江本は>

<限られた者だけの
秘密としたのです>

状況証拠は十分だ
はい!

<あの写真から>

<と判明>

<割り出した名前は>

<しかも 谷口が>

<以前 パクが経営する
店の従業員で>

<だったことも分かったのです>

…にしても あの女

なぜ 谷口の本名を隠したのか?

女の狙いが分かりませんよね
ああ

一度 取り調べますか?

いや それより

多分 まだ 何か隠してる

≪分かりました
もう一回 続けよう

<けれど パクとの連絡は
突然 途絶えます>

<彼女はソウルに戻り
谷口と会っていました>

約束の1000万
いつ くれんのよ

今 手元に金がないんや

<パクは>

<を支払うよう
谷口に迫っていたのです>

<すると…>

ああ

警察に言えるもんなら
言うてみい

ほんならな
お前の命の保証はないぞ

こっちも本気や

<この頃
主犯の男は整形手術を繰り返し>

<度々 変装もしていたことが>

<のちの捜査で判明しています>

<時には カツラを>

<時にはヒゲを利用し>

<として>

<捜査の網を
かいくぐっていたのです>

<兵庫県警は焦っていました>

女の名前はパク・ソユン

<ついに 江本は
伏せていたパクの情報を>

<現場の市川達に明かします>

この女の情報を生かし
何としても解決につなげたい

以上
(一同)はい!

(市川)江本さん
いつから知っていたんですか?

いつだっていいだろ
ええことないでしょ

だから 今!
共有したじゃないか

<この対立の背景に
何があったのか?>

<密かに>

<捜査一課には
強行犯係と特殊犯係があり>

<その中で>

(電話のベル)

<捜査は 再び進展します>

もしもし…

<電話はパクからでした>

えっ… ホントですか!?

<この時 谷口は日本に戻り>

<残る強奪金の換金を>

<再びパクに
頼むつもりだったとみられます>

<けれど 約束の1000万円さえ
手にしていないパクは>

<身の危険を感じて
警察を巻き込んだのです>

パクによると

何で 谷口は危険を冒してまで
日本に戻ってきたんでしょう?

そりゃ 金のためやろ

強奪した金が
まだ日本に隠されとるってことや

とにかく 写真の顔を
頭に叩き込んでくれ

(一同)はい!

《手 あげて静かにしろ》

<5億4000万円を強奪した犯人は>

<捜査の網にかかるのか?>

《しゃべんな!》

<事件は大きな
山場を迎えたのです>

<ホテルのティールームで
谷口を待つパクは>

<刑事達の監視下にありました>

<整形手術を重ねた谷口は>

<写真どおりとは限らない>

<一体 どんな姿を見せるのか?>

<そして…>

<それらしき男>

<それは紛れもなく谷口でした>

久しぶりやな

<ところが江本は
ここで意外な指示を出します>

<凍りつく捜査員達>

<現場で一体何が起きたのか?>

♬~

♬~ ともに認め合い、 ともに分かち合い

♬~ 人とともに、 人とともに

♬~ 街は人とともに

手 あげて静かにせえ

<が強奪された>

≪よっしゃ よっしゃ

<元交際相手のパク・ソユンが>

<警察にタレ込んだのです>

<そして…>

<それは紛れもなく谷口でした>

<「身柄を押さえるべきだ」と
主張する 現場の市川>

<ところが
情報の江本は…>

<すると…>

えっ 何でよ?

<捜査員に気づいたのか>

<谷口はパクを連れ
ティールームをあとに>

<しかし…>

<谷口はパクとともにタクシーに>

<捜査員達は
見失ってしまったのです>

クソッ!

何で あそこで
引っ張らないんですか!?

犯人は谷口一人じゃない

泳がせれば 必ず共犯者と
接触したはずだ

あいつを捕まえて吐かせれば
ええやないですか

引っ張っても!

しつこい!

<勝負をかけるべきだった
と言う市川>

<共犯者も含めて
一網打尽にしたかった江本>

<捜査員が谷口を見たのは>

<この日が最後となりました>

<その>

<何と>

<応じたのです>

<5億4000万円強奪事件について
語った真相とは?>

<1996年 4月>

<JNNは あの>

<5億4000万円強奪事件について>

<こう語りました>

<一方 顔を包帯で
ぐるぐる巻きにしていた>

<共犯の男は警察が特定>

<任意聴取したものの
翌日に自殺しました>

旧福徳銀行神戸支店で
5億円あまりが強奪された事件は

時効が成立し
捜査本部が解散しました

<当時 事件捜査に加わった>

<元兵庫県警の 山下征士さん>

<今も やりきれぬ思いです>

本当

荷台に乗れ!

<のべ13万人の捜査員が追った>

<連携がうまく取れず
最大のチャンスを逃した…>

<犯人は5億4000万円とともに>

<闇に消えていきました>

クソッ!

ちょっとすごいな
これは悔しいな

悔しい
ねえ~

松也さん これ終われないですね
このドラマ

でも何か これは
ちょっとね~

どうなんですかね 我々ちょっと
現場寄りというかね 何か

あの情報の江本さんの

考えも もちろんやっぱ

あるはある
正しいは正しいんでしょうけどね

だって犯人が分かってんだよ
谷口だと

そこまで分かっていて
(澤部)まあ そうですね

江本さんを演じたい気持ちは
ありますけどね

いや でも

あるんですか
あるというか

(佐々木)ただ

被疑者を逮捕して
これを起訴となって

裁判でちゃんと
有罪判決を

受けさせるという
ところまでの

捜査をしなきゃいけないんです

実際 あの場面で

でも実際 結果論では

朝日さん どうですか? これ見て
いや もうホント

あれ見た時に

もう何であそこで
いかなかったのって

これ見るかぎりだと

いやいやいや
そんな怒んなくても

(ホラン)
江本さんに 感情移入しすぎよ

それでは続いてにまいりましょう
膳場さん お願いします

テレビ史を揺るがせた
100の重大ニュース

続いては こちらです

<平成・令和の未解決事件>

<続いての注目は64番です>

<本州と四国を結ぶ
瀬戸大橋には>

<1日2万台を超える車が
行き交っています>

<事件は 橋のたもとで起きました>

<橋の四国側に広がる
大型コンビナート>

<香川随一の工業地帯が>

<文字どおり
まひしたのです>

<1998年 2月>

<高さ73メートル
重さ40トンの鉄塔が>

<根元から>

<コンビナートに電力を供給する
唯一の電線が>

<切れてしまったのです>

<工業地帯は>

<当初は誰もが
事故だと思いました>

<倒壊の>

<ところが 鉄塔の>

<ことが判明>

<事故はにわかに
事件へと変貌します>

<しかし 犯行声明はなく>

<動機も不明>

<となりました>

<続いての未解決事件は62番>

<2002年頃からATMを破壊し>

<現金を持ち去る事件が
相次ぎます>

<どうやって壊したかというと…>

<工事現場などで
使われる重機でした>

<2002年
神奈川で>

<翌年 千葉でも>

<2004年には
群馬で>

<がATMから奪われたのです>

<事件が起きました>

<2005年 1月>

<石狩市のスーパーに設置された>

<ATMの警報装置が>

<午前4時8分に作動します>

<その2分後
近くの交番から警察官が>

<ミニパトカーで急行すると…>

<そこには
ミニパトの数倍もの大きさの>

<巨大なショベルローダーが>

<壁ごとATMを叩き壊し>

<現金を奪おうとしていたのです>

<警察に気づいた犯人は>

<何も奪わず>

<猛吹雪の中
カーチェイスが始まります>

<蛇行運転や
突然のバックを繰り返して>

<重機はミニパトの行く手を妨害>

<ついには
ショベルで雪をすくい上げ>

<追っ手の前にぶちまけて
追跡を阻んだのです>

<それにしても>

<そこには>

<ATMを破壊した重機と>

<ミニパトの20分にわたる
カーチェイス>

<猛吹雪の中 蛇行運転や
突然のバックを繰り返し>

<重機は追跡を振り切ります>

<その後 犯人は
重機を乗り捨て逃走>

<重機は石狩市内の
会社で使われていたものでした>

<犯人が従業員を殺害し
奪っていたのです>

<それにしても なぜ巨大な重機を>

<ミニパトで
追跡することになったのか>

<実は近くの交番にあった
他のパトカーは>

<パンクさせられていたのです>

<警察は犯人が あらかじめ
パトカーをパンクさせたとみて>

<行方を追っています>

ここからは10番目までに
入った事件を

先出しで
ご覧いただきたいと思います

まずは 7番目

捜査員の数は21万2000人です

うわ~

<東京 八王子市の公園で>

<毎年開かれていた盆踊り>

<事件は この前の年に起きました>

<1995年 7月30日>

<盆踊りが終わった直後の
午後9時すぎ>

<公園から30メートルほど
離れたスーパーで>

<5発の銃声が響いたのです>

<ここが現場となった
スーパー ナンペイ>

<の一つといわれています>

<2階の事務所で 3人の女性が
頭を撃たれ 亡くなっていました>

<稲垣さんは
撃たれた左顎を手で押さえ>

<座り込むような姿>

<高校生の矢吹さんと前田さんは>

<粘着テープで口をふさがれ>

<手を縛られた上
頭を撃たれていました>

<金庫にも発砲されていましたが>

<中の売上金は そのままでした>

<高校生を含む3人の女性が
拳銃で撃たれたことに>

<日本中が衝撃を受けました>

<と みられています>

<あれから26年>

<ナンペイがあった場所は
今 駐車場です>

<そこで手を合わせるのは>

<警視庁 捜査一課の岩城茂管理官>

<2010年から
この事件の捜査にあたり>

<現在は未解決事件を専門とする>

<特命捜査対策室の室長です>

<今まで何度も
ここに足を運びました>

<なぜ普通の市民に
拳銃が向けられたのか?>

<不審な車両の
目撃情報などもありましたが>

<捜査は
膠着状態が続いていました>

<ところが>

<が>

<が浮上したのです>

<岩城さんは
フィリピンへ向かいました>

<一体なぜ?>

<1995年に起きた スーパー>

<誰が高校生を含む
3人の女性の命を>

<拳銃で
奪ったのか?>

<ついに動きが…>

<が浮上したのです>

<これが>

<この銃弾の線条痕と>

<別の事件で押収された
拳銃の線条痕が>

<よく似ていたのです>

<線条痕とは
銃弾が発射される時につく傷>

<いわば>

<岩城さんは2012年>

<拳銃の製造会社がある
フィリピンへ>

<押収された拳銃が>

<いつ製造されたのかなど>

<ナンペイ射殺事件との関わりを
突き止めるのが目的でした>

<その翌年には
カナダへ飛んだ岩城さん>

<3日後に帰国した時には>

<を連行していました>

<この男 ナンペイ射殺事件の>

<実行犯を知っている
可能性があったのです>

<果たして
捜査は進展するのでしょうか?>

<詳細については 口は重いものの>

<一歩ずつ 捜査を
積み上げているといいます>

<しかし もう>

あるいは中には

<時間との厳しい戦いも
続いています>

<になった9歳の女の子>

<その親を だまし続けた男と女>

<親心につけ込む>

さあ 続いては ある意外な
未解決事件をご紹介します

それが こちらです
1億2000万円の

あるものが盗難
何かといいますと

「金の浴槽」盗難事件

その写真が こちら

これ皆さん
覚えていませんか?

ありましたよね
覚えてますよね

(膳場)一体どうやって
盗み出したのか

奇想天外な未解決事件

驚きの手口に迫ります

<事件は2007年>

<千葉県 鴨川市で起きました>

<小湊ホテル三日月の
最上階に置かれていた>

<名物の>

<18金を使った浴槽は
80kgの重さがありました>

<お客は
黄金の湯船に つかることも>

<犯行時刻は 夜明け前>

<とはいえ 当日は
280人が宿泊していました>

<どうやって 盗んだかというと…>

<黄金風呂の近くには>

<人目につきにくい
非常階段がありました>

<その行方は 分からないまま>

<しかし
ホテルには意地がありました>

<ワゴン車で 運ばれてきたのは…>

(歓声が上がる)

<何と 新たに
作られた 黄金風呂>

<姿形こそ同じですが
金の価格が上昇し>

<8000万円も高い
時価 2億円になりました>

<以前は
置いているだけでしたが>

<今回は コンクリートで
ガッチリ固定>

<「とれるもんなら
とってみろ!」>

<という構えです>

<ところが 6年後>

<事件は 再び 起きます>

<同じ千葉にある
系列の 勝浦ホテル三日月>

<対策は
盤石だったはずなのに…>

<縁の部分が
およそ4センチ四方にわたって>

<切り取られたのです>

<事件は いずれも未解決>

<金を狙った事件は 他にも>

<ところ変わって 岐阜県 高山市>

<飛騨大鍾乳洞に併設されている
美術品の展示館が>

<事件の舞台でした>

<32年前 展示館のオーナーが>

<話題集めに… と
購入したのは>

<重さは>

<自由に>

<として展示したのが
あだになったか…>

<これが 白昼堂々>

<防犯カメラの映像を
ご覧ください>

<金塊は 建物の2階に>

<固定して
展示されていました>

<午後1時前
そこに現れた2人の男が>

<迷わず金塊に向かいます>

<犯行の映像が残っているのは
ここまで>

<このあと 犯人達は
女性従業員を突き飛ばし>

<2階から
金塊を運び出したのです>

<専務の長沼さんは>

<では ここで 問題です>

<重さ100.5kgもの金塊を>

<犯人達は どうやって
2階から運び出したのでしょう?>

よく…

引っ越し屋さんが
重いものを運ぶ時に

下に毛布を置いて
洗濯機とか置いて

ズーッて引っ張ると 1人でも
動かせるっていうじゃないですか

それ?
いや あるかもしれませんよ

でも これは 俺… 四角いですから

2階でしょ? だから 階段…

ゴロゴロゴロ… みたいな
普通に転がした と

松也さん
いやあ~…

一緒でも いいんすよ
一緒ですね?

一緒になっちゃいます ごめん
なさい 澤部さん 言っちゃうから

元々は
松也さんも考えてたわけでしょ?

そう 「サイコロのように転がす」って
言おうとしてたら 言っちゃうから

ちょっと ありません

俺が?
さあ 澤部君

え~っ だから もう すごい…

しっかり ホントに

捕った?

面白い…

歌舞伎俳優シフト

面白いな…
正解は こちらです

<金の重さは 鉄の2倍以上>

<1辺が20cmとはいえ
100.5kgもの金塊を>

<犯人達は どうやって
持ち去ったのでしょうか?>

<その前に 事件のてんまつを
お伝えしておきます>

<犯人の特定に難航し>

<と思われたのですが…>

<バラバラにされた金塊の一部が
貴金属店に持ち込まれたことで>

<事態は>

<そのかけらの一つから…>

<刻印された文字のようなものが
見つかったのです>

<実は これ…>

<飛騨大鍾乳洞 発見 25周年の>

<「発」と 「2」の一部でした>

<犯行グループが 金塊を砕いて
売り飛ばそうとしたところ>

<貴金属店が
文字に気づいたのです>

<通報を受けた警察が素早く動き>

<容疑者逮捕となりました>

<その後 現場で>

<する
実況見分が行われました>

<画面右側が 容疑者です>

<まず ダミーの金塊を
床に落とし>

<リュックから 何かを取り出します>

<工事現場などで利用される>

<作業用の丈夫なネットです>

<ネットを広げ…>

<金塊を包むと…>

<これを
強引に引きずっていったのです>

<階段には
金塊が ぶつかった傷が>

<今も あちこちに残っていました>

<100.5kgのうち
回収されたのは>

<70kgほど>

<せっかくだからと
一部は>

<「戻ってきた金塊」として
展示されています>

<残りの>

<ということで>

ホラン 惜しかったんだよね
近い

うん 近かった 近かった
(澤部)正解ではないんすか?

正解は 「雑に引きずる」だから
厳しいですよね

ネットか 滑りやすい布かの
違いなのに

スッと ほら 見事に
引っ越し屋の皆さんは やるから

あれじゃないのよ 雑だから
結構 ガンガン ガンガンって…

傷が さんざん残ってるから…

しかも そのあとに 70kg分を
また 再び展示という…

たくましいですね
あの辺りは

さあ 続いては 井上君
お願いします

ここで ファイルNo.42を
ご覧いただきます

2003年 大阪で
9歳の女の子が

行方不明になった
事件です

娘の消息を知りたい
そんな両親が狙われ

詐欺の被害に
遭いました

裁判記録と取材で
明らかになった手口がありました

(歌う子供達)

<当時 小学4年生>

<音楽が得意で
絵を描くのも大好きでした>

<家族で
よく出かけていたといいます>

<友梨さんの誕生日には>

<家族揃って
祝った>

<しかし>

<友梨さんは 忽然と
姿を消したのです>

<2003年 5月20日>

<学校の友だちと
別れたあと>

<警察が
公開した>

<この日は 遠足>

<友梨さんは キャラクターがついた
リュックを背負っていました>

<必死に
情報提供を呼びかける両親>

<しかし
身代金の要求などは なく>

<時間だけが過ぎていきます>

<そして>

<父親は 200万円の謝礼金を出し>

<情報を募ることにしました>

<しかし このあと
思わぬ事態に巻き込まれます>

<大阪で
路上生活を送っていた男と女>

<目にとまったのは…>

あんた どないしたん?

いや これ 見てみい

<それは 友梨さんの父親が>

<謝礼金を出すことを伝える
記事でした>

ええこと思いついたわ

何なん?
ヘッヘッヘ…

<親心に つけ込む
驚くべき事件の>

<これが
始まりでした>

<1週間後 2人は>

<役割分担を決め
電話ボックスへ>

<番号は NTTの案内で>

<調べたことが分かっています>

あっ 初めまして…

あの 謝礼金の新聞記事
見ました

はあ…

☎ちょっと かわりますね

初めまして

☎話だけでも
聞いてもらえませんか?

まあ…

☎話だけなら…

<男は 田村という偽名で>

<友梨さんの父親と会う約束を
取りつけます>

実は…

友梨ちゃんのことなんですが

えっ? 何でしょうか?

ちょっと 調べてみたんですが

誰かに連れていかれて

今は 分からんけど…

最近まで いたことは
間違いないです

えっ!?

<三重の尾鷲にいたというのは
真っ赤なウソ>

<男は 友梨さんの居場所を
具体的に示すことで>

<信用させようとしたのです>

<そして…>

とりあえず 今も そこにおるか
調べてきますわ

ただ…

10万円

<友梨さんが行方不明になって>

<父親は わらにもすがる思いで>

<用意した現金を渡しました>

<2人は 働きもせず>

<金を借りていた親戚からも
愛想を尽かされ>

<当時 困窮していましたが>

ええなあ

どこまでも あんた ついてくで!
ヘッヘッヘ…

<この日を境に
路上生活を抜け出し>

<を始めます>

<その後も…>

田村です 遅くなりました

犯人と連絡 取れましたわ

ホンマですか?

<京都の舞鶴に 友梨さんがいる>

<もちろん これもデタラメ>

<そして…>

☎ただね…

まっ 私が 話をつけてきます

☎任せてください

<今度は 犯人と接触したと偽り>

<身代金として
50万円をだまし取ります>

<味をしめた男は さらに…>

えっ!? どこにですか?

ありがとうございます
ありがとうございます!

<すると今度は 何と…>

<犯人に なりすまし>

<父親に こんなメールを
送るのです>

よっしゃあ

<父親は またも
100万円を渡しますが>

<友梨さんが
帰ってくるはずもありません>

<男は その後も>

<などと言っては
父親に金を要求>

<男は だまし取った金で>

<毎日のようにタクシーを使い>

<まで
つけていました>

<こうして 父親から
だまし取った金の総額は>

<何と>

<にも
のぼりました>

<2人は
高級ホテルを泊まり歩き>

<競馬やパチンコなどの
ギャンブルに>

<金をつぎ込んでいました>

あ~っ…

<男は さらに 父親に対し>

<「警察は 身内を疑っている」
などと吹き込んで>

<距離をおかせます>

<父親が 警察に相談したのは>

<4年も過ぎた頃でした>

<友梨さんの事件を
担当していた刑事に>

<こう 打ち明けたといいます>

<父親は
娘を思う一心で>

<していたのです>

<そして ようやく…>

吉川友梨さんの行方を捜す
などと ウソを言って

父親から 現金をだまし取った
として 男女2人が逮捕されました

<2人は詐欺罪に問われ>

<男には 懲役9年の実刑が>

<女には 執行猶予付きの>

<有罪判決が 言い渡されました>

<だった友梨さんは>

<今>

<鼻の右に 小さな
ほくろがあります>

<大阪府警は
成人した友梨さんの似顔絵を作り>

<今も 行方を捜し続けています>

いやあ 許せませんね
ホントにねえ

澤部君
いやあ これは ちょっと

ホントに最低っすねえ

ホントに… で…

親心としては どんな情報でも
何をしてでも…

娘を救出することに

つながるんだから と思うもんね
はい そうですね

はい

そういうふうにね…

いやあ…

菊間さん これ 法律的に救える
何か ないんですか?

でも 実際

難しいんですか…

それでは 膳場さん
(膳場)はい

21年前 2歳の長男の前で
母親が殺されました

犯人は 女 一体 何があったのか

番組は現場に入り

犯人の痕跡を捉えました

はい はい
航平ちゃん あーん

<長男・航平君の
成長を>

<楽しみに
していました>

<でも
この映像の7か月後>

<命を
奪われたのです>

<しかも>

<今も現場に残る
犯人の重要な証拠>

<しかし>

<謎に包まれた 未解決事件>

<浮かびあがったのは
驚きの犯人像でした>

≫名古屋市千種区で居酒屋を全焼
する火事があり、

12人がけがをしました。

このうち男性2人が重傷です。

≫今日午後7時前、名古屋市千種区
千種1丁目で

居酒屋の入る木造2階建ての建物
から

激しい炎が上がりました。

消防車40台が消火に当たりまし
たが、

消防によりますと、男女合わせて1
2人がけがをしていて

このうち男性2人が重傷です。

≫近所の人によりますと、3人が建
物の2階から落ち、

うち2人は服に火がついた状態だ
ったということです。

<平成・令和の未解決事件>

<続いての注目は 56番です>

末永く大事にしますので

皆さん よろしくお願いします

<高羽悟さんと 妻・奈美子さん>

<わずか4年の結婚生活でした>

(高羽)奥様
どうぞ ポーズ

何? 私?

<待望の長男・航平君を授かり>

<「今が一番幸せ」と話していた
奈美子さん>

<白昼 突然 命を奪われました>

<それは>

<2歳の航平君の目の前で
起きたのです>

<名古屋市の自宅アパートで>

<奈美子さんは殺害されました>

<首から
血を流して倒れているのを>

<近所の人が見つけたのです>

<職場で連絡を受け
急いで自宅に戻った 夫の悟さん>

<殺害現場となった
アパートです>

<事件後に
引っ越しましたが>

<あの日>

<救急隊員をかき分け
目にした 奈美子さんは>

<犯人は 玄関のドアが開いた直後>

<奈美子さんと>

<この場所で
殺害したとみられます>

<犯人が
部屋の中まで入った形跡はなく>

<とられたものも
ありませんでした>

<室内は あの日のまま>

<家賃は
21年間で2000万円にもなります>

<それでも部屋を手放せないのは>

<決定的な証拠が
残っているからです>

<それは 玄関のシートの下に>

<被害者の奈美子さん
と もみ合った際>

<犯人もケガをし>

<出血したとみられています>

<靴跡には>

<「24.0」の数字>

<警察の捜査によって>

<24センチの
韓国製の靴だと分かりました>

<犯人は よほど深手を負ったのか>

<洗面台で血を洗ったような跡も
あったといいます>

私が確認したのは このへんに

<警察が
これらの血液を鑑定した結果>

<意外な事実が分かりました>

<女は 出血したまま現場から逃走>

<そのルート上にも>

<血痕を残していました>

<この事件を
7年間 追い続けた>

<犯人の逃走ルートに
疑問を抱いていました>

<血痕は 現場から
ジグザグに>

<700メートルほど
進んだところで>

<突然
途絶えていました>

<逃げる際の目撃情報をもとに
警察が作ったのが>

<この似顔絵です>

<事件が起きた時は
40代から50代>

<実は 当時 現場のアパートで>

<高羽さんの隣の部屋の住人が>

<「似顔絵に よく似た女を見た」
というのです>

<その女は 事件の1週間ほど前>

<奈美子さんを訪ねていました>

<女の手には あるものが>

いやあ そんなことは

<事件は 家族に
計り知れない傷を残しました>

<長男の航平君は>

<当時 まだ2歳>

<実は
ここで奈美子さんが殺害された時>

<航平君は リビング奥の
テーブルにいたのです>

<何を
思うのでしょう>

<32歳の高羽奈美子さんが
殺害された事件>

<それは 家族に>

<計り知れない傷を残しました>

<長男の航平君は 当時 まだ2歳>

<自宅アパートの この場所で>

<奈美子さんが殺害された時>

<航平君は リビング奥の
テーブルにいたのです>

<犯人からは
死角になる位置でした>

<発見されるまでの2時間>

<目の前には
動かない奈美子さんが>

っていうことで はい

<事件後
悟さんの実家で育った航平君>

<12歳の時から>

<情報提供を呼びかける
ビラ配りをしてきました>

こんにちはー

<現在の航平さんです>

<23歳>

<東京で働いています>

いやあ それが

とか思うんすけど

<実は 航平さん>

<でも だからこそ>

<この人の息子だという思いを>

<強く持ちたいといいます>

<これが その
奈美子さんの育児日記>

<そして>

<最後に
こう つづられていました>

(奈美子)上手ですね

上手

<航平君を撮影した この場所で>

(奈美子)
はーい ピョンピョンピョン

<奈美子さんは命を絶たれました>

<犯人の女は なぜ>

<幸せな家族の時間を
奪ったのでしょう>

<捜査は今も続いています>

<去年
逮捕につながる有力な情報に>

<最大で300万円の報奨金が
支払われることになりました>

<愛知県警で
未解決事件に取り組む>

<特命捜査係の捜査員も>

<進展に期待を寄せます>

<犯人の女は 今>

<60代から70代>

<どちらかの手に>

<ケガをしていたと
みられます>

<あなたの情報を
求めています>

ねえ

黒柳さん 女性のようですね
どうやら 犯人は

ねえ
ねえ

あのアパート まだ今でも借りて
あそこに そのまま

血痕が残ってるっていう
唯一のね 証拠があるから

なんとか あれでならないのかなと
思いますけどね

松也さん お父さんは
今もなおね

犯人が
どんな目的だろうが

息子さんと二人で
へこたれずに生きてますよって

見せつけたいと
おっしゃっておりました

今でも おつらい気持ちは
あるとは思いますけども

んだろうなというふうに
思いますしね

ホントですね

少なくとも うん

<平成・令和の未解決事件>

<続いての注目は 41番>

<捜査員の数 のべ10万人です>

<2008年7月>

<事件は
岩手県 旧川井村で起きました>

<人里離れた山中で>

<女性の遺体が見つかったのです>

<遺体発見の夜>

<現場から60キロほど離れた
田野畑村で>

<不審な男が
目撃されます>

とか あと

<その男は 梢さんの知人>

<翌日 三陸の海に面した断崖で
目撃されたのを最後に>

<消息を絶ちます>

<が
残されていました>

<しかし>

<警察は>

<梢さんを殺害したのち
自殺を偽装して逃亡したとみて>

<小原容疑者を
指名手配>

<心当たりのある方は
こちらへ>

<今 小原容疑者は>

<警察庁が指定する>

<重要
指名手配犯>

ここからは
10番目までに入った事件を

先出しで
ご覧いただきたいと思います

4番目

ご覧ください

<21年前>

<東京世田谷区で
一家4人が殺害された事件>

<会社員の宮沢みきおさん>

<妻の泰子さん>

<長女・にいなちゃん>

<長男・礼君>

<家族4人の写真には>

<笑顔が並んでいました>

<現場となった住宅に 去年>

<遺族とともに
初めて JNNのカメラが入りました>

<中に入ると>

<無数のダンボール箱が
積み上げられ>

<家族の生活用品などが
保管されていました>

<リビングには
家族で囲んだダイニングテーブル>

<このピアノは にいなちゃんが
弾いていました>

<発表会用という
カセットテープには>

<「宮沢にいな」と
名前が書かれていました>

<直前まで
家族が生活していた状態が>

<そのまま残されています>

<泰子さんの姉 入江杏さんが
見せてくれたのは>

<リビングの
壁に残る>

(入江)99年12月

2000年8月

<最後は 2000年11月>

<この翌月>

<一家の日常は
断ち切られました>

<犯人は 中2階の浴室の窓から
侵入したとみられています>

<まず 二段ベッドがある
この部屋で>

<礼君を殺害>

<この階段の下で>

<亡くなっている
みきおさんが発見されました>

<そして>

<収納式の はしご>

<犯人は
この上のロフトで寝ていた>

<泰子さんと にいなちゃんを
襲いました>

<はしごには
今も血の跡が残っています>

んですけれども

<誰が 一家を殺害したのか>

<捜査本部のある 成城警察署の
署長を務めた土田猛さんは>

<捜査は犯人の指紋など>

<多くの物証を中心に
進んできたといいます>

<これは>

<JNNが
独自に入手した>

<捜査資料から
再現しました>

<今はダンボール箱が置かれている
1階>

<右下が玄関>

<左の階段の下で
みきおさんが亡くなっていました>

<書斎のテーブルは
物が散乱した状態>

<このなかに
重要な証拠がありました>

<血液が付着した生理用品です>

<犯人が負傷した手を>

<止血したとみられています>

<血液型はA型>

<実は
科学捜査が進歩した今>

<最も期待されるのは>

<血液から
検出された>

<なのです>

<犯人は>

黒柳さんも当時は世田谷に
住んでらっしゃったんですか?

そうなんですよ ですから
とっても この事件のことを

毎日 毎日気にして

時があったんですよね

でも それが結局

それでは 膳場さん

ここからは
40番目から31番目に入った

未解決事件をご覧いただきます

捜査員の数 10万人を超える事件が
ずらっと並びました

今回 私達が注目したのは38番目

(膳場)そして 35番目

この2つの事件は
手がかりがありながら

未解決となっています 一体なぜ

<2001年6月>

<福岡県北九州市の
新興住宅地で>

<その凄惨な事件は
起きました>

<34歳の主婦 関岡晴美さんが>

<自宅で殺害されているのが
見つかったのです>

<2人の子宝に恵まれ>

<育児に奮闘していた晴美さん>

<玄関を入って すぐの居間で>

<胸や背中などを刺され
倒れていました>

(記者)どの辺りに倒れて…

<当時のことを
話してくれたのは>

<何でも相談しあえる
仲のいい親子だったといいます>

<最初に晴美さんを見つけたのは>

<幼稚園から帰ってきた
4歳の長男でした>

<あまりに残忍な犯行>

<奪われたのは
たった1枚のクレジットカードでした>

<それは>

<カードは
事件当日に使われました>

<晴美さんの家から
3キロほど離れた>

<スーパーのATMで>

<49万円が引き出されたのです>

<防犯カメラには
引き出した人物が>

<しかし それは異様な姿でした
一体なぜ>

<20年前 突然命を奪われた>

<関岡晴美さん>

<晴美さんの
クレジットカードを使い>

<49万円を引き出した人物が>

<ATMの防犯カメラに>

<しかし>

<肝心の顔の部分が
判別できませんでした>

<帽子を目深にかぶり>

<雨ガッパのようなものを
着ていたためです>

<と推定
されました>

<ところが 目撃情報は少なく>

<犯人は
いまだ特定できていません>

<北九州市の若松警察署>

<事件から20年の捜査本部です>

<これは 現場に残された
足跡から割り出された>

<犯人のものとされる靴と
同じ型のもの>

<でした>

<しかし>

<先ほどの防犯カメラの画像から>

<が
浮かび上がったのです>

<タイプのカメラ>

<連続してみると この人物>

<ATMに来た およそ2分後に
一旦 ここを離れ>

<一体なぜなのか>

<実は>

<1度離れて>

<再び戻ったあと>

<3回目で
49万円を引き出していたのです>

<もう一人 別の人物がいて>

<暗証番号を確認しに行ったのか>

<捜査本部は
共犯者がいる可能性も>

<視野に入れています>

<晴美さんの母 弘子さんは>

<事件後 この家に移り住み>

<晴美さんの夫とともに
2人の孫を育て上げました>

<娘を思い
眠れない夜も多いといいます>

<35番目の
事件は>

<東京 柴又>

<駅前で寅さんが迎えてくれる
風情ある町>

<駅から200メートルほどの
住宅街で>

<小林順子さんは
家族4人で暮らしていました>

<上智大学の4年生でした>

<中学生に英語を教える
ボランティアに参加した順子さん>

<夢だった>

<大学生活を謳歌していました>

<順子さんがあらかじめ
留学先に送っていた>

<本や日用品>

<父・小林賢二さんは>

<今も大切に保管しています>

<それは アメリカへ旅立つ
わずか2日前に起きました>

It's okay, you can stay here

<それは 夢見たアメリカ留学の>

<わずか2日前のことでした>

<1996年9月>

<小林さんの家で突然の出火>

<2階の焼け跡から
順子さんの遺体が>

<見つかったのです>

<家に1人でいた順子さん>

<犯人は証拠隠滅のためか>

<放火して逃げたのです>

<事件から24年がたった
去年>

<小林さんのもとに
警視庁から>

<あるものが
戻ってきました>

<放火で焼けたネガを
特殊な技術で現像した>

<400枚ほどの写真です>

<端が焼け焦げた
順子さんの>

<返ってきました>

<犯人は一体誰なのか>

<事件の直前>

<が目撃されていました>

<雨の中 傘もささず>

<玄関前に立っていたという男>

<身長160センチほどで>

<黒っぽいズボンに
黄土色っぽいコートを着ていました>

<重要な証拠が明らかになったのは
事件から18年後のこと>

<遺体にかけられた布団などから
検出された>

<A型の男の血液>

<そこから 犯人のものとみられる
DNA型が判明したのです>

<よう 父は訴え続けます>

<マスクには「DNA期待」の文字>

<現場となった自宅の跡地は 今>

<なっています>

<その一角に建てられた>

<小林さんは事件の解決を
祈り続けています>

もう逃げきれない
お父さんの強い気持ちがね

どういう目的があったのかって
思うんだけど

佐々木さん 警察の方が

焼けた写真を
特殊な技術で復活させるって

あれは驚きましたね

ホントに これから
DNA型の捜査というのをですね

重点的に容疑者を絞っていく
ということができますので

早く解決してほしいですね

それでは 続いてまいりましょう
膳場さん お願いします

はい ここからは
30番目から21番目の

未解決事件をご紹介します

捜査員の数 12万人を超える事件が
ずらっと並んでいます

私達が注目したのは
捜査員13万人台に入った

<1997年 広島県福山市>

<襲われたのは
郵便局でした>

<白昼押し入った男が
いきなり拳銃を発砲>

<現金 およそ150万円を
奪って逃げたのです>

<防犯カメラは
男の異様な姿を記録していました>

<変装と呼ぶには
あまりにも目立ちすぎです>

<翌年 同じ福山市に>

<またもフランケンシュタインの
覆面男が現れます>

<パチンコ景品回収業の男性を
拳銃で撃ち>

<財布の入ったバッグを
奪いました>

<2つの事件は
同一犯とみられています>

<それにしても>

<だったのでしょうか>

<実は 同じ頃>

<東京都内のゲーム喫茶で起きた
強盗事件>

<防犯カメラの映像です>

<福山市の事件と
よく似た覆面でした>

<当時 パーティグッズとして
流行していたのが>

<まさか
これが犯罪に使われるとは>

<福山市で起きた2つの事件は
いずれも未解決のまま>

<時効を迎えています>

続いては 20番目から11番目です

捜査員の数も13万人から
15万人へと急増しています

12番目
「即位の礼」妨害を目的とした

警視庁独身寮連続爆弾テロでは

実に16万4000人もの捜査員を
動員しています

そんな中 私達が注目したのは
11番目

宮城・芸術協会
女性職員殺害事件です

今年2月 私達が未解決事件として
取材している そのさなか

容疑者が逮捕されました

<仙台駅から電車で7分>

<太子堂駅周辺は
仙台の住みやすい町の>

<ランキング2位です>

<事件は8年前
この町で起きました>

<43歳の鈴木裕子さんは
県の芸術協会に勤めていました>

<ひとり暮らしの彼女は
2階建ての住宅を新築したばかり>

<この家で寝ているところを
襲われました>

<遺体発見時>

<事件から8年後の 今年2月>

<未解決事件が大きく動きました>

<逮捕されたのは>

<民家や
宝飾店の貴金属などを狙う>

<窃盗の常習犯でした>

<実は 事件前に菅野被告は
貴金属の買い取りのため>

<鈴木さんの家を
訪れていたといいます>

<娘を奪われた父は言います>

この番組を企画した段階から

色々と
未解決事件をあげていく中で

松也さん
解決した事件なんです これはね

そうですね
さあ それでは続けて

10番目までに入った事件を
ご覧いただきたいと思います

3番目です

捜査員の数は35万人です

井上君 お願いします

1996年です

場所は群馬県にあるパチンコ店で
行方不明になりました

横山ゆかりちゃん

この事件の重要な手がかりは
この防犯カメラでした

今回 私達は最新技術で鮮明化した
映像を入手 初公開です

そこで 男のある特徴が
浮かび上がってきました

<25年前>

<家族旅行で無邪気な笑顔を見せる
横山ゆかりちゃん 当時4歳>

<小さい妹の世話も
焼くようになり>

<お姉ちゃんの自覚も
芽生えてきました>

<ずっと続くはずだった
幸せな時間>

<しかし
この1週間後のことでした>

<1996年7月7日>

<ゆかりちゃんは
両親に連れられ>

<群馬県太田市の
パチンコ店へ>

<その様子を店内の防犯カメラが
捉えていました>

<ワンピースを着ているのが>

<景品コーナーで
何かを見ています>

<お父さん子だったという>

<ゆかりちゃん>

<あの日 お父さんに>

<かわいいおねだりを
していました>

<防犯カメラが
その男を捉えたのは 午後1時すぎ>

<黒いジャンパーに帽子をかぶり>

<たばこを吸いながら
店内を見ている様子>

<と 男の前を
ゆかりちゃんが通ります>

<その様子を 男は
視線で追っているように見えます>

<ゆかりちゃんは
通路を歩き>

<お母さんのもとへ>

<実は
この時 男は>

<ゆかりちゃんの姿を>

<すぐそばで見ていたのです>

<一方で パチンコ台には>

<目もくれません>

<その後 ゆかりちゃんは
お昼ご飯を食べにベンチへ>

<すると
あの男が隣に座ってきたのです>

<父親の
保雄さんは>

<この場所に
いました>

ぐらいだったんですよ

<男は>

<外の方を指さします>

<誘っているのでしょうか>

<3度>

<男は立ち上がり 店の外へ>

<その2分後>

<ゆかりちゃんも店を出ていき>

<いなくなってしまったのです>

<店の外にも>

<防犯カメラはありましたが>

<昼間は録画していませんでした>

<2日後>

群馬県で4歳の女の子が

両親が
パチンコをしている間に

おとといから行方が
分からなくなっていましたが

<太田警察署に 誘拐事件として>

<捜査本部が置かれました>

<するも 有力な手がかりはなし>

<ゆかりちゃんの
行方が分からないまま>

<月日だけが過ぎていきました>

<ゆかりちゃん誘拐事件の>

<捜査本部があります>

<未解決事件専従の捜査員ら>

<38人態勢で>

<今も捜査を続けています>

<去年 科学警察研究所に依頼し>

<最新の技術で>

<防犯カメラの映像を一部 鮮明化>

<その映像を
初公開します>

<この映像です>

<以前と比べ 重要参考人の姿が>

<鮮明になりました>

<そして 新たに分かったのが>

(上原)さらにですね
左脇の腰のところにですね

<また足元は これまで>

<が あるものではないかと>

<分かってきたのです>

(上原)解析の結果

見た感じ

<この>

<つかみたい>

<捜査本部へは>

<25年が
たった今も>

<年に
100~200件の>

<情報が
寄せられます>

<にも>

<時には 北海道や沖縄からも>

<目撃情報が届きます>

という捜査をしているんですね

<両親が>

<を見せてくれました>

<歩行器に
乗れるようになりました>

<そして>

<事件から
20年がたった時>

<母親は
群馬県警の警察官を前に>

<改めて こう訴えました>

<と心ない>

<批判も
浴びました>

いっとき やっぱり すっごく…

言われて

ああ そうだなと思って

<自宅には あの日>

<ゆかりちゃんが
おねだりをした花火>

松也さん 確実に
何かを語りかけてましたよね

そうですね
ねえ 映像見てると

ホントですね

すごく体形とか

雰囲気みたいな もう
特徴的じゃないですか

何とかならないかなと
思いますね

そうですね

店内の防犯カメラを意識して

顔が分からないように
っていうふうには

してるのかもしれませんよね

とにかく何か情報が
あったら お願いします

未解決事件には
容疑者は分かっているのに

捕まらないという事件もあります

そういう時 警察が公開するのが
こうしたポスターですね 井上君

はい 警察庁が指定した

重要指名手配犯
12人います

容疑を
見ていきますと

殺人が多く並んでいます

下 見ていきましても 殺人

あとは4300万円相当の

強盗傷害の容疑です

他にも爆弾テロの
実行犯がいまして

その中で1人 宮内雄大容疑者

宮内容疑者が盗んだ金額が

1万円なんです

懸賞金が100万円

一体 なぜ
この容疑者は

重要指名手配犯になったのか

容疑者の足取りを
追いました ご覧ください

<訪ねた人は
表の掲示板を見上げて>

<一瞬 たじろぐかもしれません>

<これでもかとばかりに
貼られている>

<のポスター>

<事件は 2013年2月の>

<未明に起きました>

<宮内容疑者は
窓が施錠されていなかった>

<この民家に侵入>

<室内を物色し
現金1万円を>

<手にしたところで
住人に見つかります>

<庭先で取り押さえられると>

<と懇願したそうです>

<連行される
宮内容疑者の写真です>

<青いトレーナー姿>

<本来なら これにて落着>

<…のはずだったのですが>

<宮内容疑者は パトカーで>

<所轄の日下部署に連行されます>

はい

<けれど これが>

<を招くことに
なるのです>

<署に到着したのは>

<午前4時40分頃でした>

よし

ほら 行け

<パトカーを>

うわっ おい ちょっ待て!

<靴下のまま>

<宮内容疑者は
逃走したのです>

おい 待て 止まれ~!

<警察署の敷地には
フェンスがあったのですが>

<実際に飛び降りた現場です>

<地上までは
3メートルもありました>

<容疑者は
夜陰に乗じて>

<畑の中へ>

<姿を消して
しまったのです>

<あえて 取材に応えてくれたのは>

<容疑者逮捕が
何よりも重要だからです>

<直ちに>

<を
敷きました>

<何せ威信がかかっているのです>

<靴もなく 所持金も
なかったであろう容疑者>

<やがて 驚くべき
足取りが判明します>

<の午後1時>

<警察の包囲網を
くぐり抜け>

<日下部署から
10キロも離れた>

<甲府市に
現れました>

<しかも ここで
またもや 民家に>

<侵入して
いたのです>

<外出中だった住人は>

<しっかりと
家に鍵をかけていました>

<それなのに>

<とは あきれるほどに大胆不敵>

<けれど 2階に向かったところを>

<1人で留守番をしていた
住人の>

<になります>

きっとね
多分

<で逃走したはずが>

<この時は
赤い上着だったといいます>

<物騒なことには
縁のない土地柄か>

<キーは挿しっ放し>

<盗んだ車で
目指したのは>

<長野方面でした>

<自分の家は
諏訪にあり>

<土地勘も
あったと>

<みられて
います>

<監視カメラの多い>

<幹線道路を周到に避けて>

<山道を選んでいました>

<さらに 長野市内で>

<また別の車を盗み 逃走>

<けれど 思わぬところで>

<足取りをつかまれます>

<うかつにも>

<に捉えられていたのです>

<しかし なぜ警察は>

<無数にある
防犯カメラから>

<宮内容疑者の姿を>

<捜し出せたのか>

<そこには 容疑者の
痛恨のミスがありました>

<1万円を盗み
山梨県警 日下部警察署から>

<逃走した宮内容疑者>

<盗んだ車で>

<自宅がある
長野県に向かい>

<行方を
くらませていました>

<ところが
うかつにも>

<に捉えられてしまったのです>

<では ここで問題です>

え~っ

勘?
そうなってくると

やる気はメチャクチャありますし

なるほど では 後半を

見てみましょう こちらです

<山梨県警
日下部警察署から>

<逃走した
宮内雄大容疑者は>

<2度にわたって
車を盗み>

<41時間後>

<長野県
松川町を>

<走って
いました>

<1万円を盗もうとした代償は>

<ますます膨らんでいきます>

<田んぼに囲まれた田舎道>

<容疑者が運転する
黒の軽ワゴン車が>

<カーブに さしかかったところ>

<土手に乗り上げ
横転したのです>

<土手には
深いタイヤ痕が>

<残っていました>

<車から はい出した宮内容疑者は>

<さらに逃走を続けます>

<しかし>

<が車内で
発見されました>

<この1枚で>

<立ち寄った店の場所と>

<時刻が判明します>

<容疑者は
横転事故を>

<起こす
1時間前に>

<12キロ離れた
駒ヶ根市のコンビニで>

<買い物を
していたのです>

<逃走から40時間を経た
宮内容疑者>

<購入したのは
お茶とチーズ>

<それに
ウィスキー>

<コンビニの防犯カメラは>

<正面から捉えていました>

<その姿は 青い>

<姿に>

<変わっていました>

<捜査一課の
松木警部は>

<宮内容疑者の歩き方に>

<注目します>

<やや不自然な歩き方は癖なのか>

<それとも
日下部署のフェンスを跳び越え>

<3メートル下への着地で>

<負傷したものなのか>

<その後
宮内容疑者は>

<自宅がある
諏訪市に>

<向かったことが
分かっています>

<自宅近くのコンビニで>

<店員に目撃されたのです>

<しかし その後の行方は>

<ようとして知れません>

<この8年で 投入された>

<何としても汚名をすすぐべく>

<宮内容疑者を追い続けています>

<競馬が趣味で競馬場に>

<現れる可能性があります>

コンビニのレシートだったんですよ
朝日さん

なるほど そっちか

やっぱ もう気が… もう
逃げなきゃっていう思いで 必死で

気が動転して
やっぱ事故とか起こしたり

レシート置きっ放しにしたりとか
しちゃってたんでしょうね

ホランさん
今 どこにいるんですかね

何か意外と

ありましたね

(朝日)確かに

これ 佐々木さん
何で捕まんないんですか?

ホランさんも
おっしゃってた

はあ~

実際 その
アナログな生活っていうんですかね

何も買い物しない 電話もしない

その捜査をしてしまうと
我々の包囲網に

かからないことが
あるんですよね

ただ 今回 警察の方で

動画を公開したじゃないですか

僕は あれが一番
大切だなと思っていまして

やっぱり 指名手配犯の
あの顔写真と

動いてる動画っていうのは
全く感覚が違いますんで

そうですね 確かに交番にある

ああいうポスターとは
全然 イメージ違いますもんね

顔の表情が全く違うと思います

そうですね ああいう映像もぜひ
公開していただければと思います

次に注目したのは
6番目です

京都・「餃子の王将」
社長射殺事件です

大変有名な事件ですが

今回 犯行に使われた拳銃に
注目することで

犯人像が
浮かび上がってきました

<日本中で愛される庶民のグルメ>

<をキャッチフレーズに>

<「餃子の王将」を
業界トップに押し上げたのが>

<4代目社長 大東隆行さんでした>

<このカリスマ社長が
銃撃されたのです>

<誰もが耳を疑いました>

<事件は 京都市にある
王将本社前の駐車場で起きました>

<大東社長の自宅は
800メートルほど離れています>

<午前5時半頃 車で家を出発>

<社長が運転していたとみられる
ベンツが>

<近くの防犯カメラに
写っていました>

<10分足らずで会社の駐車場へ>

<いつもの位置に車を止め>

<ドアを開けて降りた その直後>

(銃声)

<撃たれたのです>

<出勤時間とルートは
毎朝 ほぼ同じ>

<犯人は
待ち伏せしていたようでした>

<誰よりも早く出社し>

<会社の周りを掃除するのが
日課だった社長>

<一体>

<難航する捜査の中
警察が特に注目したのが>

(銃声)

<犯行に使われたとされるのは>

<25口径の
イタリア製 小型拳銃でした>

<口径とは
銃弾のサイズを示します>

<25口径は 直径およそ6ミリ>

<38口径は およそ9ミリ>

<これは 海外の射撃場で>

<口径の違う2つの拳銃を
比べた映像>

<まず 25口径は>

(銃声)

<続いて 38口径>

(低い音の銃声)

<銃声も威力も 差は歴然>

<25口径は
小ぶりで扱いやすい反面>

<殺傷能力は低いのです>

<そんな威力の弱い25口径が
使われたのは>

<なぜなのか?>

(銃声)

<実は 至近距離で続けて撃てば>

<十分 致命傷を与え>

<銃声も抑えられるといいます>

<列島が震撼した射殺事件>

<プロが関わる犯行なのか?>

<事件の闇に切り込むべく
捜査が続いています>

<5番目の
事件は>

<信濃川が
町を流れる>

<事件の始まりは 新潟駅でした>

<客待ちのタクシーに
一人の男が乗り込みます>

<妻と娘2人がいました>

<当時のタクシーには
客席との仕切り板がなく>

<まだ>

<20分ほど走ったタクシーは>

<人けのない通りで止まります>

<支払いボタンが押された直後>

<阿部さんは>

<客の男に刺されたと
みられます>

<同僚の斎藤慶一さんは>

<一向に会社に戻らない阿部さんを
捜しに出ます>

首こっちきて あの…

<警察が駆けつけた直後の映像が
残っています>

<タクシーの左前輪は
歩道に乗り上げ>

<首などを刺された阿部さんは
すでに息絶えていました>

<その後 現場から
およそ150メートル離れた公園で>

<阿部さんのバッグが
見つかります>

(スタッフ)阿部さん
どんな人でしたか?

<仲間には優しく>

<客からの評判も良かった
阿部さん>

<その死は
あまりにも理不尽でした>

<事件には
大きな手がかりがあります>

<新潟駅南口にある防犯カメラが>

<阿部さんの車に乗る男を
捉えていたのです>

<この男は一体誰なのか?>

<新潟で起きた>

<阿部さんのタクシーに
最後に乗った客を>

<駅前の防犯カメラが
捉えていました>

<この男は誰なのか?>

<湊克彦警視は言います>

という状況が
あります

<また 別のカメラには>

<男が タクシー乗り場に
向かう様子が>

<右手にビニール傘
左には手提げバッグのようなもの>

<傘は使った直後か
留められていません>

<湊警視は
男の服装に注目しました>

<捜査本部では>

<「地取り」と呼ばれる聞き込みも>

<12年にわたって続けてきました>

<けれど>

(湊)この周辺を中心にした捜査も
実施しておりますけども

今現在 そこの網の中で
犯人に結びついていない

というのが
現実であります

<阿部さんが働いていた
タクシー会社には>

<今も遺影が掲げられ>

<優しい笑顔が
仲間を見守っています>

<2番目の
事件は>

<が起きました>

<地下鉄サリン事件から10日後>

<おりしも警察が オウム真理教を
追いつめていた時期でした>

<警察のトップ>

<自宅マンションを出たところで>

<およそ21メートル離れた場所から>

<狙撃されました>

<1発目は 背中から左腎臓を貫通>

<2発目は 左太ももから右足へ>

<3発目は 肛門付近から入り
胸にとどまりました>

<殺傷能力を高めるため>

<ものでした>

<一時 危篤に陥るも
わずか>

<した国松長官>

<しかし 衝撃が走りました>

<オウム真理教の信者だった
警視庁の現職の巡査長が>

<と自供したのです>

<1995年に起きた>

<翌年 犯行を自供したのは>

<オウム真理教の信者だった
警視庁の巡査長でした>

<まさか 身内の犯行とは>

<しかし 巡査長が
拳銃を捨てたとする神田川を>

<50日以上 捜索しますが
発見できず>

<立件は見送られました>

<その後も警視庁は>

<オウム真理教の犯行という構図に
こだわり続けますが>

<実行犯も特定できないまま>

<自らが被害者となった事件が
未解決で終わったことに>

<国松氏は>

やっぱり

そうですねえ
それも怖いと思いますよね

ホントですね

今は未解決でも
近い将来 解決するかもしれない

そんなデータも出ております
こちらです

殺人 強盗などの凶悪犯の
検挙率なんですが

2000年には68%でした

それが2019年には
90%に達しております

なぜなのか こんなことが
挙げられてるようですね

などが挙げられてる
ということです

松也さん いかがですか?

90%ぐらいね 検挙率が上がってる
ということですから

技術の
さらなる向上で

そうですよね

それにしても

いやあ ホントそうなんですよ

何とか…
犯人を捕まえたからといって

その方達が ねっ

また生きてくるわけじゃ
ないんだけど

でもやっぱり… やっぱり
捕まえたいと思いますものね

しかも 未解決だっていうことは
忘れちゃいけないことなのかも…

そして凶悪だっていうことですね
ホントですね

さあ それでは
残すところは1つとなりました

こちらです

群馬・一家3人殺人事件です

被害に遭った家族の女性が
私達に語ってくれました

<道行く人々の中に紛れ>

<息を殺して逃亡を続ける者達>

<が起こした事件は>

<ストーカー行為から
始まりました>

<被害に遭った女性です>

(スタッフ)こんにちは
こんにちは

本日は よろしくお願いいたします
(スタッフ)よろしくお願いいたします

<それはしかし 壮絶な悲しみを>

<彼女に残すことになります>

<時は>

<薬局に
荷物を配送しているうち>

<彼女への思いを
一方的に募らせてゆきます>

<当時20歳だった女性は>

<群馬県高崎市の
新築まもない一軒家で>

<両親と祖母と暮らしていました>

<そんな日常を>

<小暮容疑者が
断ち切るのです>

<女性は
母・千津子さんの誕生日を>

<家族で過ごす予定でした>

<ところが 仕事から帰った女性を
待ち受けていたのは>

<小暮容疑者でした>

<悲鳴を上げた彼女は>

<玄関脇の和室で
押さえ込まれます>

<思わず後ずさった小暮容疑者は>

<震える声で口走りました>

<そう言い捨てて 逃げ去ります>

<言い知れぬ不安を抱え
女性は家の奥へ>

<そこには 一緒に暮らしていた
父・武夫さんと>

<母・千津子さん>

<祖母・トメさんの
変わり果てた姿がありました>

<答えのない問いを
ずっと問い続けてきた23年>

すいません…

<群馬県警高崎警察署に設けられた
捜査本部では>

<今も 未解決事件専従班の
捜査員ら57人が>

<小暮容疑者を追っています>

<その行方とともに
懸命に捜しているのが>

<逃走に使った
乗用車>

<捜査本部には
年に100件から200件>

<去年までで2600件を超える情報が
寄せられています>

<情報をもとに
現地へ向かった捜査員>

<そこにはシートをかぶされた車が
ありました>

という手配に
なっております

<特徴は 車後方の このウイング>

<果たして 小暮容疑者が
逃走に使った車なのか?>

<シートをめくる捜査員>

<しかし 車体の色は白>

<車種も違っていました>

<事件発生当初 警察は>

<近県をまたぐ大規模な捜索を
行っています>

<車を捨てた可能性も考え>

<北関東の湖や ダム湖も>

<しかし 手がかりの一つさえ
見つからないままです>

<この1月も 県警は>

<高崎駅で
情報提供を呼びかけました>

<潔癖症で>

<があります>

<黒のシルビアについても
情報を求めています>

<未解決事件>

<どこかに身を潜めている
逃亡犯に>

<残された人々の声を聞かせたい>

やっぱり

解決して やっぱりみんなで

「良かったね」って言いたいし

このままだと やっぱり

<100の未解決事件は>

<償われずにいる罪を
告発し続けています>


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