古文解釈の方法 (駿台レクチャー叢書)
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感想・レビュー(8)
- 長いこと古文の授業を担当してきて、経験上一番難しいと思うことは、一文中で主体がコロコロと変わり、しかもその主語が明記されていないことである。つまり「誰が」が掴みにくいのである。いろんな受験参考書を手に取ったが、この本はその困難をわかりやすく解説した優れた一冊だと思う。その方法とは、意味のまとまりの係り受けと敬語に注目して主体を捉えるのである。教科書に載っている定番の古文の読解ならともかく、初めて目にする人物の多い古文の文章を読む際には、とても役に立った。この度、久し振りに通読して改めてその思いを強くした。
- 現役受験時代には何度も読んだが再読。絶対にフィーリングで読まないスタイルはさすがである。“細かい活用や助動詞の意味なんて厳密に区別しなくていい”という記述があるけれど、これは覚えなくてよいという意味ではなく、解釈を勉強すれば現代語訳するステップを踏まずに古文のまま古文を理解して読めるようになるから使わないという意味である。現代語訳せよという問題では品詞分解の技術は当然必要。ただ当然過ぎることだから、設問の箇所でもないのに、いちいち意識に上らせる必要はないだけだ。これを身につけると速度と精度が格段に上がる。
- 【 2014年読書日記 】 駿台が出している古文の参考書。古典文法の学習を一通り終え、ある程度知識が頭に入っている受験生にオススメ。 よく「文法が分かっても古文は読めない」と嘆く受験生は多いけれども、この本は「覚えた文法事項をいかに読解に利用するか」というのを主眼にして書かれている。 第一章からして、いきなり読解上「おいしい」ところから説明に入っている。ここだけ読んで覚えたことを実践するだけでもかなり値打ちがある。 この本を一冊きっちりやり通せたら、古文の実力は間違いなく、つく。そう思う。
- 名著。ずっと古典は文章によって読めるときと読めないときの差が激しかったが、この本のおかげでかなり安定した。単語・文法は一通りやったけど、いまいちしっくり来ていない旧帝大文系志望の人におすすめ。
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