Windows11「22H2」バージョンで共有プリンターがつながらない
その件を改めて記事にしようと思っていたのですが、なんやかんや触り過ぎで、どれが功を奏して使えるようになったのかイマイチ把握できておらず、新たな記事にすることを断念しておりました。
22H2にアップデートされると共有プリンターが使えなくなることがわかっておりましたので、会社のPCは22H2にアップデートしないようにみんなに言っていたのですが、ひとつが昨日いつの間にやら(?)アップデートされてしまったようで、案の定今まで使えていた共有プリンターが消えてしまい使えなくなっていました。
プリンターを再インストールしようとやってみても、下の画像のように「プリンターへ接続できませんでした。」となり、インストールできません。
対処方法があやふやでしたので、ここではとりあえず以前のバージョンに戻すことにし、「設定」→「システム」→「回復」→「復元」の「戻す」をクリックして元に戻すと共有プリンターも戻ってきました。
しかしながら、いつまでも旧バージョンで使っているわけにも行かず、家で別のPCを使って手順を確認してみたところうまくいったので、また会社のPCを22H2で使えるようにするため、手順をメモしておきます。
テスト環境
クライアント側PC Windows11 22H2
【2月22日追記】
サーバー側PC Windows10 21H2・22H2/ Windows11 21H2・22H2
クライアント側PC Windows10 21H2・22H2/ Windows11 21H2・22H2
それぞれテストしてみたところ、すべての組み合わせで使えるようになったことを確認しました。
レジストリを変更するのですが、いくつかあるため、手っ取り早くコマンドプロンプトからレジストリの変更をしたいと思います。
●サーバー側での操作
コマンドプロンプト(管理者として実行)で、
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print" /v RpcAuthnLevelPrivacyEnabled /t REG_DWORD /d 0 /f
「この操作を正しく終了しました」と表示されればOKです。(サーバー側のみ)
レジストリエディタで確認すると「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print」に「RpcAuthnLevelPrivacyEnabled」が追加されています。
同様にあと3つコマンドプロンプトで書き加えます。(サーバー側・クライアント側共)
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\RPC" /v RpcUseNamedPipeProtocol /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\RPC" /v RpcProtocols /t REG_DWORD /d 0x7 /f
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\RPC" /v ForceKerberosForRpc /t REG_DWORD /d 1 /f
以上の設定を済ませ、PCを再起動します。
●クライアント側での操作
上記3つをクライアント側のPCでコマンドプロンプトで実行します。
PCを再起動します。
この後共有プリンターをインストールするとうまくいきました。
※もしもつながらない場合は、上記「サーバー側での操作」で書きました「RpcAuthnLevelPrivacyEnabled」の設定をクライアント側にもやってみてください。
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