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イギリスの本は独特の香りがする

電子書籍で読書する人も多い昨今、紙の本の魅力は、手触りもさることながら、その匂い。

日本の書店で買う各国の洋書もそれぞれ独特の香りを放っているが、イギリスの本のすべてとは言わないが一部に特定の香りがあると思っている。

インクの匂いではないと思うが、ある種の紙の匂いなのか?それとも工程のどこかで香水のようなものの香りが移るのか?イギリスから日本へ取り寄せた本からもその香りがしたことがある。

謎だ。

日本に帰ってきてからもその香りをかぐと、体が一瞬、イギリスへとトリップする。書店で次から次へと本を手に取ってページをめくる、あの興奮がよみがえる。

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海外のあれこれをふと思い出したときに綴る。それで海外に行った気分になる(かもしれない)。

cleemy desu wayo
中井久夫の2003年発表のエッセイ「被占領期に洋書を取り寄せたこと」によると、昔のイギリスの本は「用紙に香料」が入っていたそうです。でもエッセイ終盤では「イギリスの本ももうよい匂いがしない。」とも(2005年刊『時のしずく』P.177〜P.178、みすず書房『中井久夫集 8』P.191〜P.192)。
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