私が子どもの頃の聴覚過敏

こんにちは。

発達障害(ASD、ADHD)、精神疾患(不安障害、抑うつ)のある
通信制高校卒業生 の 放送大学生 チーズフォンデュと申します。

私は中学3年〜高校1年あたりに精神的に調子を崩して以降

感覚過敏特に聴覚過敏は日常生活に支障が出るほど悩まされています。


ですが裏を返せば、それ以前は日常生活に支障はなく…

「聴覚過敏」という言葉も知らないし、自分の音の感じ方に疑問を持ったこともありませんでした。


本格的に表に出てくるきっかけは精神障害でしたが、私の聴覚過敏の根本は発達障害です。

発達障害必ず生まれつきの障害(似た後天性の病気はあるが別物)なため、私は生まれた時から確かに聴覚過敏でした。


そんな私の子どもの頃、これも聴覚過敏だったんだな〜というエピソードをご紹介します。

私は母のお腹の中にいる頃、大きな音が鳴ると大暴れしたそうです。

太鼓の音がする場所に行った時なんか、相当暴れていたのを感じたそうです。


『赤ちゃんに音は聞こえている』とは聞きますが、産まれる前から聴覚過敏だとは…


発達障害は生まれつきですが、よくよく考えると産まれた瞬間から発達障害が現れる訳がないなぁと思います。

お腹の中にいる頃から既に決まってるんだ、と発見になりました。


炒め物を作る時「ジューッ」という音がしますよね。

私はあの音が苦手なようで、赤ちゃんだった頃は大泣きしたようです。

今もあまり得意ではなく、わざわざリビングから自室に戻り、ノイズキャンセリングイヤホンを取りに行くこともあります。


ドライヤーの音がとても苦手で、親が髪を乾かそうとしても毎回毎回逃げ回りました。

幼稚園か小学生の頃…いつからかドライヤーを諦められ、私だけ枕にタオルを敷いて寝ています。自然乾燥です(笑)


掃除機の音もとても苦手で、幼い頃から大嫌いです。


聴覚過敏が悪化した今、ドライヤーや掃除機の音は、調子が悪いとパニックを起こし泣き叫び過呼吸…などと大変なので

『ドライヤー使いまーす』『掃除機使いまーす』と声をかけてから使ってもらうようになりました。


声をかけてさえもらえれば、調子が悪くてもノイズキャンセリングイヤホンなど対策をすることができるので、協力してくれる家族には感謝しています。


小学校5年生の時に、お菓子の工場へ工場見学に行ったのですが、その時の振り返りの紙が出てきました。

そこに「工場の音が怖かった」と書いてあって、わざわざ書くほど嫌だったんだな…と思いました…


「大きい音がしていた」「うるさかった」などと音量の感想ではなく、
「怖かった」という私自身が "音に対して感じたこと" を書いているのが

聴覚過敏だということが分かりやすく、ものとして残っているいい資料なので残っていて良かったです。


これ以降は、調子を崩し始めた中学3年生の時のエピソードですが、おまけとして…



私立全日制高校の説明会に行くため、乗ったことのない路線に乗ったのですが

その路線はガタガタ揺れるし、走行音が普段乗っていた路線よりうるさい路線でして

行きの電車で気持ち悪さを感じたり、少し目の焦点が合わなくなってしまいました。


車内で軽いパニックを起こしてしまったため、この学校はとても通えそうにないね…と到着前から諦めるほどダメでした。


全日制高校に進学後、完全に不登校となったきっかけも電車内でパニックを起こしたことだったので、私は電車の音が本当に苦手なのだと思います。


↓もしよろしければ併せてこちらも




中学校の修学旅行か卒業旅行かでディズニーシーに行きまして、海底2万マイルに乗った時の話です。


海底2万マイルは小型の潜水艦に乗るというコンセプトのアトラクションなのですが、

ディズニーのサイトにも「大きな音がする」と記載されている通り、潜水艦内では音がしっかり鳴ります。


薄れてきた記憶によると、ゴボゴボという水の音、潜水艦が動く音、海の中の生物の音、効果音がして

その音達が怖くてしょうがなく、手で耳を塞ぎ、終始怯えまくっていたので楽しむどころではありませんでした…


幸い同じ潜水艦には気のおけない友人しかおらず、怯えはするものの気持ちに余裕が残っており事なきを得ました。


アトラクション自体の記憶がほぼほぼないので、もし次行く機会があればイヤーマフを着用して楽しみたいです!


ざっくり時系列順にご紹介しましたが、生まれた時どころか産まれる前から今の今まで、周りと音の感想が違うことが伝わりましたでしょうか。


もしご自身のお子様が同じかも!という方は、苦手な音があるのかもと頭のどこかに置いておくと

どうして嫌がっているのかが分かったり、その音を避けストレスを軽減することができるかもしれません。


ご拝読ありがとうございました。


「卒業した通信制高校のコース紹介」を、在学中に在校生目線で書いています。


通信制高校は、名前に反し通学の必要があることがほとんどですが…
こちらは非通学型を極めたコースになっています。

気になった方は是非!

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通信制高校(一ツ葉高校 通学ゼロコース)の卒業生で、放送大学の全科履修生です。 精神疾患(不安障害、抑うつ)と、 発達障害(ASD、ADHD、軽度のチック症)があり、 精神症状、感覚過敏などを和らげるために沢山の工夫をしながら、精神障害者として生きています。
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