【超雑文】利権の奪い合いがもっと起きるといいなという話
こんにちは、格闘ゲーマーのジローです。
今日は既得権益を持ってる勢力が面倒だから、もっと積極的に利権が動く世の中になるといいな、という話をしてみたいと思います。
日本は既得権益を持ってる人たちが超強いというのはよく言われています。
代表的なのがテレビですね。概要としては下記ですが、読み飛ばして大丈夫です。
○放送利権
放送利権(ほうそうりけん)とは放送業界の利権のことである。電波利権の一種であり、地上波デジタル放送を、同じように電波を使用している携帯電話事業者らの10%未満の料金で数社だけで寡占していることで莫大な利益と給与を得ていること。 根本は日本のマスコミの電波と地上波放送の独占状態から派生しているものである。電波を利用して地上波放送を行う場合(放送局の開設を行なう場合)には免許が必要である。全世界的に、放送に利用できる電波は限られているが、地形変化に富む日本では多くの中継局を必要とし、混信を起こさないためにこの限られた電波を特に中継局用としてフルに使わざるを得ず、1990年代のバブル崩壊後は企業の広告費削減により、多額の費用がかかる地上波民放テレビ局の開業が電波の有限性もあり、困難になってしまった。従って今日、所轄官庁である総務省から新規に地上波放送局の免許を得ることは至難、よって新規事業者の参入がおよそできない状態にあり、日本の放送局は既得権益化しやすい
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり「テレビで放送したい!」となったら自由に出来ず、独占して利権を持ってる人に頭を下げにいかなければならない、ということです。
こういうことは何の業界でもよくあって「何かやりたい」となった時には、大体それに関する利権を持ったとこにお伺いを立てる必要が出てきます。
その利権団体が気に入らない内容であれば、どんなものでも却下されたり、本来やりたかったことと違う形にならざるを得ません。
これは面倒だと思う反面、ある程度法的な問題を解決していてくれたり、クオリティを保つのに役に立っている可能性もあるでしょう。
ただ、僕はもっとカオスだといいなと思ってます。
色んなところで利権の取り合いが常時起こっている、みたいなのが健全なんじゃないかなと。
利権を持った人たちがいるのは実際どうしようもないから、せめて何個かあって選べる形にしてほしいですね。
そう考えると政治で色んな党がある、というのはまだマシな気がしてきました。
○オリンピック問題について
最近の東京オリンピックではパソナの中抜きが大きな問題になりました。
パソナは人材派遣会社で、オリンピックのオフィシャルサポーターになった影響で、足りないボランティアなども含めて人材は政府からそこに丸投げされていました。
その結果、支払われる給料はディレクター職の場合だと日当1万2千円程度でしたが、実際は一人辺り30万円程度が請求されていた、みたいな話です。
無限中抜き編、およそ95%ぐらいが中抜きされてたんじゃないかということです。
勿論ある程度抜かないと商売にならないので、抜くのは普通なんですけど流石にこれは結構きてますね。
これも政府に対して、激烈強力な既得権益を持っているパソナくんだからやれたことでしょうね。
別件で持続化給付金についても、パソナくんを始め電通とかが委託されていたんですけど、業務委託費が謎にメチャクチャかさんだりしていて、これも大きな問題となりました。
やっぱ利権はクッソ甘い汁ということですね。僕も吸ってみたい。
○単純に毎回コンペすれば?という気持ち
毎回競売をかけて、良い案を出してくれたところに案件を売る、というのを厳密に政府がやってくれたらいいんですけど、絶対にそんなの出来ないですよね。
だって無限にしがらみがあるでしょうから。
売らなかったら分かってるんだろうな?という圧が200%かかります。
それにいつもと違ったところにお願いして、何かあったら選んだ人の責任になりますからそれも嫌なんでしょう。
そういえば昔働いていたところで、別業者に発注する立場の人がこう言っていたことを思い出します。
「私が安くて良いところに発注したおかげで1000万円浮きました、なんてことが仮にあったとしても全く評価はされない」
こういう風潮であれば、もしかしたらしがらみがなくとも、高くていつも通りのとこに頼むのかもしれません。
○esportsでもある利権
ちなみにesportsにもたくさん協会があって、話を聞く限りでは志を持って作られたところもあれば、何となくお金になりそうだからで作られたところもあります。
特にjesuなんかは出来た当初無限に叩かれていましたね、完全に利権握りたいだけだろ、みたいな感じで。
実際色々あったりしました、気になる方はリンク先を見てみてください。
ただ、esportsに関して言えばまだまだこれからの産業で、今は皆で手を取り合って協力して、この小さな芽を育てていこうね!という段階です。
少なくともこれが後10年ぐらいは続くと思うので、すぐにマネタイズだなんだと収穫を急ぐことは難しいでしょう。
なので、正直協会の中の人は貧乏くじ引いた感じだよな~と思ってます。
○最後に
よく知識人が言ってる「既得権益が日本をダメにした!」みたいな考えにそってつらつら書いてみました。
その中でよく、日本の中枢に入って(政治家になったりして)変えたらいいのか、日本を脱出した方がいいのか、みたいな論にまで発展したりしていますね。
僕が好きなのは、イェール大学助教の成田さんが言っていた「もう中に入って変えたりしようみたいなのは泥沼だから、日本の地方の島とかをハックして、そこで独立自治区を作ろう」という話です。
実際に船で島にちょくちょく行って、それを目指した活動なんかもやっていて凄い面白そうだなと思いました。
昔アメリカであった話しで、とあるカルトの教祖と信者がまとめて地方の田舎に引っ越して乗っ取ったことがあったそうです。
選挙とかも当然勝つしその町は信者ばっかだから、実質的に独立自治区みたいになった、ということです。
島に移住して小さな国づくりを始める、ロマンがありますね。もしかしたらパラダイスになるし、あるいは地獄になるでしょう。
実際には日本の税金を払う必要はあるし、法律に違反することも出来ないですが、既得権益というしがらみからある程度解放された世界が、そこで実現出来るかもしれませんね。
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