群馬県前橋市「ザ ハッピー カリー」のストーリー
「ザ ハッピー カリー(THA HAPPY CURRY)」を2020年12月に開店した森さんは、札幌のご出身。33歳まで札幌で、その後8年間を東京で過ごされました。東京では主に飲食店関係の工事をする建設業を経営されていましたが、コロナ禍で状況が一変。順調に成長していた事業がピタリと足を止めました。
そんな折に、群馬県前橋市にマンションを持つ知人から、建物を手放したいと相談が入ります。その建物は、当時あまり丁寧に管理をされていなかったのでマンションの入居率は20%前後。建物の裏にある駐車場には、不法投棄された車のタイヤが積み上がっていました。そこで森さんは、マンションの改築と管理を引き受けることにされました。
1階が店舗物件になっているので、入居店舗とも相談しながら駐車場を整備。建物自体も改築するだけでなく、閑散とした雰囲気が漂っていた辺り一帯の治安改善まで努めた結果、マンションの入居率は90%まで増加しました。
次のステップとして森さんが考えたのは、1階の店舗でカレー屋さんを開店すること。森さんは18歳からオリジナルのカレーを作り続け、アジア各国にカレーを食べに周遊するほどの大のカレー好きで、友人からも飲食店の開業を勧められていたそうです。まずはテイクアウトで事業を開始し、その後イートインにも手を広げました。店舗の内装はマンションのリニューアルで余った資材を組み合わせ、知人から家具を譲り受けたものでインテリアを揃えました。
しかし、カレー屋さんに真っ白な家具が並んだシックな雰囲気ではなかなかお客様は入りづらかったのか、客足が増えずにいました。次第に閉店まで考えるようになった頃、運命の出会いが訪れます。
森さんはその日、ふと通りかかったお客様の入店にも気付かないほどに、閉店について思い詰めてずっと考え込まれていました。お客様は考え込む森さんの姿を見て「大丈夫ですか?何かあったの?話を聞くよ?」と声をかけられたそうです。それがのちの「ザ ハッピー カリー」の躍進を支えた、群馬県前橋市の洋菓子を販売する老舗有名店のオーナーシェフでした。
「自宅の近くに美味しいカレー屋ができて本当に嬉しい。無くさないで欲しいから何か協力させて欲しい。」という言葉は、森さんの胸に深く刺さります。
「ずっと建設業とかをやってきたのですが、なかなかこういう経験なかったんですよね。また頼むね、という軽い感じくらいで。社長からの言葉は、本気であなたが必要ですって言われたような気持ちになって、飲食業に挑戦してみて本当に良かったと心から思いました。」
そこからはとんとん拍子に「ザ ハッピー カリー」のリニューアルが進みます。家具は高崎のインテリア家具店から運び込まれ、絵やスリランカをイメージした内壁のアートは前橋市のアーティストが手掛けます。すっかりモダンなテイストに生まれ変わった「ザ ハッピー カリー」は、多くのメディアから取材依頼を受けるようになりました。
また、お店を通したご縁も広がります。実は店舗の改装費用には群馬県からのコロナ関連の協力金を充てたという森さん。なんとかこの恩を群馬県に返したいということで、前橋市の若者から相談を受けて前橋発のブランドとしてスリランカ紅茶の輸入販売業を始めます。また、周辺に住むご高齢の方からの、簾をかけてほしいや、テレビを運んで欲しいなどのちょっとしたお願いも叶えています。
tarlton(タールトン):https://tarltonjapan.com/
3年間「ザ ハッピー カリー」を育ててきた森さんですが、軌道に乗ってきたお店を今回手放す決断をされます。別事業の建設業が忙しくなってきたということと、やはりご自身が飲食業に携わってしまうと時間の調整が難しく、地域の方に手伝いを頼まれた時になかなか伺えない状態になってしまうということが理由でした。
飲食業経験者でなくとも問題なく、お店の味は森さんからお伝えいただけるとのことなので、この機会に飲食業へ挑戦してみたい方はぜひご検討ください。
「ザ ハッピー カリー」のあとつぎとしてもっと詳しい話が聞きたい場合には
電話番号:0120-998-196
メールアドレス:support@batonz.co.jp
案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/32194
※「実名開示を依頼する」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。
経営のポイント
・利益を出すためには自身で調理や接客もされる必要がある
1店舗のみで席数も限られているので、人を雇って大きな利益を確保していくのは難しいです。ご夫婦や友人同士などで経営され、アットホームにやられていくお店としてはちょうど良いと思います。もしご自身がオーナーとして入られ、人を雇って利益を確保したいということであれば、しばらくご自身でお店を回されてフランチャイズ化を狙うか、直営店舗を2~3店舗経営するなどの事業拡大が必要になります。
・客層は経営者などが多く、口コミが集客に大きな影響を持つ土地柄
飲食店経営者などの社長や医師などが常連として多く来店しています。最初はあまり客入りも多くなく、気になっているが入りづらい店と地域で言われていましたが、開店3年目にして口コミやメディアの取材をみて来店いただける方が徐々に増えてきました。経営者のお客様が多い分、経営者同士の情報交換の場で話題に出て集客につながることもあるので、店を綺麗に保ち、丁寧な接客は心がけてください。
あとつぎの募集要件
・地域に思い入れと愛情を持ってお店をやっていける方
立地もあり、地域密着で営業してきたので地元のコアなお客様が多く常連として通ってくださっています。「ザ ハッピー カリー」のカレーを気に入ってくださるお客様に引き続き美味しいカレーを食べてもらいたいと思ってもらえる方にあとつぎとして来ていただけるととても嬉しいです。また、今の常連さんは引き続き通っていただけるように森さんからのサポートもありますのでご安心ください。
・調理や接客をまずは自ら担当してお店をやりたい方
カレー作りは難しくありません。料理経験が一切なかったアルバイトの方は1週間で作れるようになりました。レシピがあるわけではないので、実際に森さんが作っているところに立ち会って覚えていく形になります。最初は仕込みに3時間程度かかりますが、慣れれば1時間半程度でできるようになります。ただし、仕込んだカレーを3日間通して寝かして煮込むという工程を繰り返す必要があるので、根気のいる作業になります。
あとつぎになる魅力
・雑誌などで紹介された知名度を引き継げる
前橋市・高崎市を中心に週刊で発行されるフリーペーパー「広告新聞」、群馬の情報誌「月刊bilick(掲載当時はraifu)」・前橋新聞「me bu ku」・群馬のカレーバイブルなど、内装をリニューアルしたタイミングで多くのメディアに取り上げられました。地域を代表するカレー店としての知名度をそのまま引き継いでいただけるのは魅力です。
・森さんから住む場所の紹介をしてもらえる
建設業に携わる森さんは不動産関係の事業者との付き合いも深いので、移住してお店を継がれる場合には、住む場所についても森さんからご案内いただけます。月額5万円程度の家賃で住むことができる戸建や平屋などの一軒家の紹介も受けることができますので、ご家族での移住でも安心です。
「ザ ハッピー カリー」のあとつぎとしてもっと詳しい話が聞きたい場合には
電話番号:0120-998-196
メールアドレス:support@batonz.co.jp
案件の詳細:https://batonz.jp/sell_cases/32194
※「実名開示を依頼する」よりお問合せください。バトンズのアカウントをお持ちでない方は、アカウント登録後に決算情報を確認できます。
群馬県前橋市「ザ ハッピー カリー」のあとつぎとしての暮らし
前橋市は群馬県の県庁所在地で中核市に指定されており、高崎市に次ぎ2位の人口を抱える都市です。明治時代には製糸業で栄えたことでも有名です。市街地は住宅街やオフィスなどが立ち並び、鉄道やバスなどの公共交通も充実。農業が盛んな山間部も存在しますので、都会と田舎での2つの暮らしも満喫できます。
東京都内から移住された森さんからお伺いしたところ、水が美味しいこともあり、食べ物が総じて美味しいところは魅力だそうです。群馬は野菜が多く栽培されているので、地域のスーパーの入り口付近に必ず規格外の野菜などを取り扱うコーナーがあり、採れたての野菜を安価に購入することができます。
また、「ザ ハッピー カリー」の提供する料理に使われているのは日本名水百選「箱島湧水」。軟水で少し甘みがあるのが特徴で、森さんは月に2回、タンクを持って汲みに行かれるそうです。
また、お店から車で30分の距離に赤城山があります。市内より気温が約10度前後低いので、夏の間に避暑を兼ねて遊びに行かれるのもおすすめです。
子育てに関しては、保育施設の待機児童数がゼロであることも魅力の一つです。子育てひろばや前橋こども図書館、児童文化センターなどの施設も充実しており、放課後児童クラブは、2013年に48か所だったものが2021年7月には84か所まで増えているため、子育てしながらでも働ける環境が整っています。
前橋市移住ガイドブック
https://gunmagurashi.pref.gunma.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/ijuguidebook.pdf
群馬県前橋市「ザ ハッピー カリー」のバトンズDR(データルーム)
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