「命を軽く見ているんじゃないですか」

2022年11月。 東京の議員会館を訪れたのは、ワクチン接種後に亡くなった人の遺族会。 川田議員はじめ超党派の国会議員連盟が開いたワクチンに関する厚生労働省との勉強会です。 そこには、夫が接種後に死亡した須田さんの姿も。

接種後の死亡事例は1800件に増えました。報告書には、判定のほぼ全てに「評価不能」を表す、ガンマの記号が並んでいます。因果関係は分からないという結論です。

国は、ワクチンの被害を見過ごしていないか。遺族からの訴えが。

(ワクチン接種後に夫が死亡・河野明樹子さん)
「私たちは国を信用して打ちました。助かると思って。それが大事な大事な夫の命をとられた。『ワクチンとの因果関係がない』と言われて納得できると思いますか?自分の身内だったらどうします?」

(ワクチン接種後に夫が死亡・須田睦子さん)
「あなた方が安全だとおっしゃっていたワクチンを打って、夫は亡くなった。亡くなってから1年経つが、未だに因果関係は不明とされています。言い訳というか、亡くなっている人たちと正面から向き合っていないですよね」

(厚生労働省・救済認定担当者)
「必要な情報をしっかり集めさせていただいて、必要な評価をする。ガンマ(因果関係不明)となった場合でも、それでその症例が終わりではなくて、そういった情報も大事にして、全体として注意喚起が必要なことなのか、われわれとしては真剣に考えている」

遺族側から「ワクチン接種をこのまま続けるのか」と質問が出ると。

(厚生労働省・救済認定担当者)
「オミクロンのタイプの5回目接種についても、現行では変更する必要がないという評価なので、私どもといたしましては、引き続き5回目接種を続けさせていただく」

(ワクチン接種後に妻が死亡・小金井孝行さん)
「中止して安全性を確認してからということはできないんですか?平行してやっていたら、当然被害者はでてきてしまいますよね?」

(ワクチン接種後に夫が死亡・須田睦子さん)
「実際に人がなくなっているんですよ。それなのにまだ5回目を続けるってだから『命を軽く見ているんじゃないですか』ってさっき言ったんですよ」

(ワクチン接種後に妻が死亡・小金井孝行さん)
「厚労省の意見ではなくてあなたの意見で、今回のワクチンに関してどう思っているの?」

(厚生労働省・救済認定担当者)
「こういう場なので個人的な意見は…申し訳ございません」

接種の中止と原因究明を求めた遺族会。あくまで接種は続けると明言した厚労省。

(厚生労働省・救済認定担当者)
「今日のことは、いろんな方からいろんな話を聞いたので、それを踏まえて施策にいかしていく。まだ具体的なところまでは、申し上げられない。 情報を正しく出してほしいというのは我々も今やっているので。そこは報告会のご意見もふまえて順次対応する」