総接種回数は1年で2億回 健康被害の報告は2万件に

名古屋に住むこの女性は、免疫の異常で筋力の低下などを引き起こす「ギラン・バレー症候群」を発症。ワクチン接種の2週間後でした。

(名古屋市在住・40代女性)
「体の中からさびていくような…痺れなのか、ギギギと足が出せなくなってくる感じ」

歩くだけでなく、手も自由に動かせません。

体調不良を訴える人は他にもいます。

(梅村医院・近藤昌代院長)
「いま一番辛い症状は?」

(名古屋市在住・50代女性)
「動悸と息苦しさと胸の痛みと時々頭痛」

50代の女性は、胸の痛みや記憶障害に苦しんでいます。医師にも原因が分からず、手探りで治療する状況が続いていました。

(梅村医院・近藤昌代院長)
「新型コロナワクチン副反応の正しい治療法はありません。患者さんと相談しながら、症状に応じて合う薬を出すという形になる。残念ながら対処療法しかない。本当に手探り状態」

他にも起きていられないほどのけん怠感、舌一面を覆う白いカビ。そして脱毛など、様々な症状が。

国に挙げられた副反応の報告書には、消化器や皮膚、神経や循環器など全身にわたるたくさんの健康被害が示されています。同時にそこには「評価不能」という文字が。ワクチンとの関連は分からないとされました。総接種回数は1年で2億回に。一方、健康被害の報告は2万件に達していました。