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毒キノコ「テングタケ」購入 誤って販売 食べずに札幌市へ連絡 キノコ採りシーズン注意を

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肉厚で広がったカサと白くて太い柄。

こちらがきのう(20日)無人販売所に置かれていた問題のキノコ。

「テングタケ」という毒キノコです。

(青柳記者)「重量感もあって商品棚にあったら思わず手を伸ばしそうですが、これ実は毒キノコなんです」

きのう朝、札幌市南区南沢の無人販売所の棚に、テングタケ1本と種類不明のキノコ1本が置かれ、購入されていた問題。

専門家はこのキノコの映像を見るなり…

(札幌キノコの会 土生茂一事務局長)「これははっきり特徴が出ているよね。テングタケでいえば傘の上にいぼがぽつぽつある。それからつぼがあるとか」

(根本記者)「直売所にそのキノコが並んでいたら?」

(札幌キノコの会 土生茂一事務局長)「すぐ保健所に電話するだろうね」

札幌市はきょう、市内の男性から「私が購入した」と連絡があったと発表しました。

市によりますと、男性は購入した2本のキノコのうち、家族と2人で種類が分からない1本を食べました。

夜になってニュースで騒ぎに気付き、食べなかった1本を届け出ました。

調べたところ、テングタケだったということです。

男性と家族の体調に問題はないということです。

この騒動もあってか、保健所には採ったキノコについて相談に訪れる市民の姿もー

(相談に来た人)「ムラサキシメジじゃないかな。小さいころ父が採ってきた。ちょっと不確かなので保健所に来て鑑定してもらおうと思って」

道の食品衛生課によると、1989年以降先月末までで、道内ではキノコが原因で合わせて350人が食中毒になっています。

専門家は食用と毒キノコを見分けるのは簡単ではないといいます。

(札幌キノコの会 土生茂一事務局長)「専門家でも近付いて手で触ったり裂いたりしないとわからないものもあるから、一般の人が見分けるのは難しい。やっぱり知らないキノコは食べないってことだね」

「怪しいキノコは食べない」のはもちろんですが、毒キノコではないと思い込むのも危険です。

食欲の秋ですが、慎重な判断があなたの命を守ります。
9/21(木)「どさんこワイド179」  9/21(木)18:31更新

北海道