~wayback machine講座~ 賢い使い方(前半)と謎のツイッターアカウントとウェブサイト(管理者不明)(後半)
はじめに
Wayback Machineは、過去のネット上に存在した多くの情報を恒久的に保存し続けているウェブサイトです。
知っている人は当然のように使っているかと思うものの、今回はちょっとした豆知識的な使い方(前半)と、堀口英利さんの学習院大学告発について(後半)を書いていきたいと思います。
Wayback Machineの使い方
基本的にはWayback Machineのトップページ
https://archive.org/web/
にあるテキストボックスにURLを入力して検索します。
特定ユーザーのツイートを一括で検索する方法
① 検索のテキストボックスに「https://twitter.com/(ユーザー名)/」を入力して検索をする。
② 結果画面(図1)では、最初はCalenderで画面表示されますが、URLsをクリックすると、ユーザー名以下のツイート(/Status/以下)も含めた検索結果URLの一覧が表示されます。
これでWayback Machineに保存されているあるユーザーがツイートした履歴が全て表示可能です。
特定のユーザーのサブ(かもしれない)アカウントも含めたツイートを一括で検索する方法
①検索のテキストボックスに「https://twitter.com/(ユーザー名)」を入力して検索をする。
② 結果画面(図1)でURLsをクリックする。
特定のユーザーのツイートを一括で検索する方法と違う点は、ユーザー名の後ろの/を入力しない点です。
これは、アカウント名〇〇のサブアカウントで例えば〇〇_URAAKAなどがあった場合に合わせて検索も可能ですが、一方で全く無関係のアカウントのツイートも表示される可能性があるため注意が必要です。
FROMについて
上図中のFROMをクリックすると、Wayback Machineに保存された日時の昇順または降順で一覧を並び変えられます。過去調べていく時に便利な機能です。これはPCを使ってる方にも馴染みのある機能ですね。
FROMに表示される表示される日時は、投稿日と一致していないことに注意しましょう。
MIME Typeについて
MIME Type: Text/HTML
URLをクリックすると見慣れたツイッター画面で表示されます。これは一目瞭然で過去のツイート内容等が分かりますね。皆さんがアーカイブと称して貼るリンク先は大抵これです。
MIME Type: application/json
このURLリンクはクリックするとテキストデータが表示されます。 JSONは「JavaScript Object Notation」の略称です。JavaScriptはプログラミング言語の1つで、Object Notationは人間が容易に読み書きしながらデータを簡単に扱えるようにフォーマットとして構造化した記述方法を意味します。
一見意味不明な文字列ですが、MIME Type名でも分かる通りjson形式のテキストです。
※ jsonとは?
つまりJSONは、「JavaScriptのオブジェクト表記法に由来するデータの記述方式」のことを言います。
「JSON」とは?非エンジニアでもよくわかる解説
json形式が何かはこの際理解不要です。
実はこの文字列もツイート内容を含んでいます。
MIME Type: application/jsonを読む方法
こちらのページにて、「< JSONデコード」側のテキストボックスにWayback Machineで表示された文字列をコピペし、<JSONデコードをクリックしてください。すると「>JSONエンコード」側のテキストボックスにデコード結果が表示されます。
例として、タキシードパンダEXのツイート履歴にてMIME Typeがapplication/jsonのURLを見てみましょう。
全て半角英数文字で記載されています。
これを上記のJSONエンコード・デコードのページで変換すると、ツイート内容やタキシードパンダEXのBIOなどが日本語で表示されるとともにその他の情報も可視化されると思います。
実際にはデコードをするとユニコードで記載された文字が日本語表示になっているだけです。その他の情報はデコード前でも分かります。
MIME Type: application/jsonはひと手間かかるものの、テキストデータが表示されるだけなので、表示までの時間が短いことも一つの特徴です。
以上がWayback Machineを使う上での豆知識でした。
今回はツイッターアカウント@14ddg_comとAnothersky(14ddg.wordpress.com)について調べてみました。
その前段階として、@14ddgとAnotherSky(4ddg.com)というツイッターアカウントおよびウェブサイトについて説明したいと思います。
このアカウントおよびウェブサイトは、学習院大学在籍時代の堀口さんのものであり、学習院大学から削除要請されている旨が、清谷信一さんのブログで公開している資料にて見ることができました。
マサヒコさんの年表にも当時のやり取りについての記載があります。最新版はVer.2.4です。(宣伝)
現在@14ddgは削除ではなく凍結アカウントとなっています。
この凍結は本人が凍結させたか、学習院大学からツイッターへの報告で凍結に至ったかは不明です。
Wayback Machineで詳細を調べてみると
@14ddgのツイートのURLは全てMIME Type: application/jsonでしたので、上記のjson変換ページにて1件ずつ確認しました。
確認結果ですが、さほど特筆することはありませんでした。
ツイートはすべてウェブサイトAnotherSky(4ddg.com)の記事へのリンクでした。
なお、Wayback Machineで確認できる範囲では、最終の投稿は2019年4月6日でしたので、学習院大学との話し合いから1年半近く投稿が続けられていたようです。
また、https://14ddg.comはツイッターアカウント@14ddgとともに、学習院大学との話し合いで削除を約束したサイトです。
現時点ではサイトは削除(404)されていますが、こちらもWayback Machineを辿ってみると2021年6月23日時点までは存続、2021年11月頃には消えたことを確認できましたので、こちらもツイッターアカウント@14ddgよりも長い期間、3年半近くサイトが残っていたようです。
堀口さんは自身のブログで訓告についての顛末書と誓約書には同意しなかったと書いてありましたので、これらのサイトの削除にも同意していないのでしょう。
謎のツイッターアカウントとウェブサイト
その一方で、ツイッターアカウント@14ddg_com、サイト14ddg.wordpress.comが作られていました。それぞれの内容については皆さんご自身で確認頂くとして、
上記は管理者が明示されていません。
ツイッターアカウント@14ddg_comは2019年3月から、14ddg.Wordpress.comは遅くとも2018年11月には作られています。
ツイッターアカウント@14ddgおよびウェブサイト14ddg.comは堀口さんが管理していたものですが、上記のツイッターアカウント@14ddg_comのBIO、サイト14ddg.wordpress.comは、内容はほぼ同じなものの、管理者については記載がありませんので、
これは堀口さんのなりすましが作ったツイッターアカウントおよびサイトかもしれません。
ですので、学習院大学側も相手が特定できず対応ができない状況なのではないでしょうか。
記事の内容および投稿日を見る限り、14ddg.comと14ddg.wordpress.comは並行して記事投稿されていたようにも見えましたが、Wayback Machineでそれぞれの2017/7/10の記事を見てみると、日付フォルダ以下の番号が一致しています。
恐らく同じ内容を投稿したとしても、別サイトの別システムなので、日付以下のフォルダ名(記事番号)はシステム側が自動的に付加する番号だと思われますので同じ番号になることはないと思います。
ですので、少なくとも堀口さんがこの二つのサイトへ同時に投稿していた可能性は低いと私は思います。
なお、同じ番号になる理由については可能性が無数にあると思いますので、ここでは検討しません。皆さんも考えてみてください。
とにかくこのツイッターアカウント14ddg_comおよびサイト14ddg.wordpress.comの管理者は、堀口さんが作った記事を継続して公開することに強い執念を持っていると私は感じました。
なりすましと言えばタキシードパンダですが、
堀口さんは最終的にツイッターアカウントを凍結、サイトを削除したにもかかわらず、タキシードパンダが別のツイッターアカウントを作成、サイト記事をコピペしてそれぞれを再現した可能性もあります。
もし本当にそうなら、堀口さんと学習院大学の係争を長引かせて堀口さんに嫌がらせをしているという、本当に悪質ななりすましと言えるでしょう。
とはいえ、gakushu.inで堀口さん本人が学習院大学告発の投稿をしているので、なりすましのやっていることは無意味だと思いますが。
おわりに
いかがでしたか?
14ddg.wordpress.comの管理者は誰なのかは分かりませんでしたが、タキシードパンダの可能性も十分あると私は思います。
皆さん、本記事をお読みになって思うことは多々あるかと思いますが、それは皆さんの心証であり、それに基づく発言の責任はご自身にあります。
ですので、誰に対しても誹謗中傷をせぬよう、責任をもって発言なさってくださいね。
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