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「絶対に偽装したいAI絵師vs反転アンチずんだもん」の感想

「絶対に偽装したいAI絵師vs反転アンチずんだもん」という動画がある



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実際そのとおり。


絶対に偽装したいAI絵師側としての感想。


データセットなんかどうでもいい

使う側としては本当にどうでもいいです。


技術的に理解が浅い。

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何がどう分かりやすいのか??

動画時間2分17秒時点

「これは100%cetusMixなのだ。わかりやすいのだ。」とか解説してますけど、自分からしたら「分かりやすい」の意味がよく分かりません。

モデル配布ページに投稿されたイラストを見ればわかることですが、現在大多数の人間が、絵柄を変更するLoRAを使うなどしているので「モデル特定のイラスト」という概念があまりないのです。


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よくわからない感覚。

モデルごとに特徴があると言いますけど、にじジャーニーとかの話なら、まぁわからなくもないです。
ですが、StableDiffusionのユーザー配布モデルで、これを言うのは意味がよく分かりません。

恐らくこの動画を作っている人間が、
今年の3月か4月くらいの知識で止まっているじゃないかと思うのです。

3月くらいに、AI使えば誰でも絵で稼げるというツイートが話題になりました。


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もう半年前の話

動画制作者はこの主張を理解できるレベルに到達してません。

このときに「とにかく1度やれ」と散々言ってましたけど、半年経っても絵柄研究やってるAI絵師なんて実際はごく僅かです。

七瀬葵先生なんて、絵柄なんて自分で何の工夫もしないまま延々と無個性の絵を出し続けています。自分から何も新しいことを始めないくせに、AIイラストは商業的に需要がないとか持論を垂れ流していますが、そろそろいい加減にして頂きたいものです。貴方の机上の空論なんて進化を続けるIT技術には何の役にも立ちません。

そんな話はともかく、この3月時点でも絵柄変更LoRAやコピー機学習での微調整LoRAというものが存在していましたが、現在では当時とは比較にならないほど莫大な種類・方法が存在しています。



要するに「時間が止まってる連中」は技術を研究する俺たちにとって、ただのカモです。

というか、技術者側が「時間が止まっている連中」に合わせる理由がありません。

超高額で売りつける事ができるお客様です。



バカはバカのまま俺たちに金を出し続けてください。
お前らとは頭の出来が違うのです。


問題はAIイラストを見破ることではない


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事業者が「ごめんなさい」と言ってしまったら終わり。

この動画の一番興味深いところは、AIイラストだと判断しているものの、レイヤー分けされたデータを提出されたら「ごめんなさい」と謝罪していることです。

これが例えばSkebだったとしたら大変なことになります。

納品先からAIイラストだと疑われたが、レイヤー分けされたものを提出したら向こうが謝ってきた…という話がネットに流れたら事業者としてはもう終わりです。


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「手書きってことでいいんじゃないですか」という結論なら
ありとあらゆる人間が同じ方法でお前に納品するぞ

動画では思考放棄したかのように「手書きってことでいいんじゃないですか」「もうええて」などと言ってますが、他人からの説明に対して思考放棄で済む問題じゃないのです。

それとAI使ったら明示義務が必要とか言ってますけど、そもそもイラストを扱う事業者ですら「わからない」とか「証明のしようがない」などと言っているのです。法規制を求めるなど論外です。


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国会議員がこんな動画を見たら、
事業者が「AIイラストは手書きってことでいいんじゃないですか」と
主張していると認識されるぞ。


一番重要なのは「見破る」ことではなく、それを「止める」ことです。


これが頭の悪い奴には出来ないのです。



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還付金詐欺。



話は変わりますけど、
オレオレ詐欺、還付金詐欺は未だに発生しています。

詐欺被害に遭った老人たちは、「おかしいと思った」「変だと思った」「どうして金がもらえるという話なのに、振込の画面を操作するのが疑問だったが、犯人の言う通りにしてしまった」と言います。


話がおかしいと思うが止められない。
理屈や理解を通り越して他人の言う通りにしてしまう。

変化する技術に対応出来ないというのなら
俺たちの言う通りに大金を差し出してください。

貴方は食物連鎖の下位です。
「もうええて」と言いながら俺たちに食われてください。
事業が破産するまで遠慮なく食い尽くします。


結局AIイラストとは何なのか?


結局のところAIイラストとは何なのか?という問題です。
パソコンの画像はRGBAで表現されるデータの集合体。すなわち「数字」です。
これを人間が視覚したときに、「既存の絵に凄く似ている」か「既存のキャラクターが描かれている」と客観的に認められるものが、著作権法違反となるわけです。

それで結局AIイラストとは何だ?という話です。

NovelAIが登場してそろそろ1年になると思いますが、未だに定義がはっきりとしていません。

Skebは「スタッフが目視で確認してAI使ってると判断したらAIイラスト」と主張。
クロスフォリオは「HiveAIがAIの可能性が90%以上(※推測)と判断したらAIイラスト」と定義しています。

SkebがAIイラストを禁止しているのは、マネーロンダリング対策だと主張しているので、じゃあマネーロンダリングしなきゃいいんでしょ?とNoteに書いたら、何故か「SkebがAIイラストを禁止しているのはマネーロンダリングとか関係なくて、自分たちが信用されてるから」という理由で訴訟です。

クロスフォリオは「Hiveを潜り抜けたんだからAIイラストじゃないでしょ?」と主張しても適当に削除してきます。



結果として、株式会社スケブ代表取締役 喜田一成様の陳述書には「AIイラストを手書きと偽ってTwitter(X)に投稿して人気を集めてから、Skebに登録してリクエストを募集するのはSkebとしては問題がない」という、なんだか本末転倒なことを東京地裁に陳述しています。

HiveAIでAIイラストを自動的に弾く仕組みにしたクロスフォリオは、逆にAIイラストだらけになっています。

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もうめちゃくちゃ。


「人間が目視でAIかどうかを確認する」と定義したら、判定する奴の責任問題になって最悪の場合、利用者との裁判沙汰になる。

かと言って機械任せにしたら賢い奴が突破してくる。

これが事業者の現実です。


AIイラストという言葉がもう崩壊している


自分ははっきりと主張しますが、

もう「AIイラスト」という言葉そのものがおかしいと思います。
言葉そのものが技術的にもう崩壊しているのです。

事業者はレイヤー分けする機能が出た時点で負けを認めるべきでした。

と、言ってもまだまだ「AIと手書きを住み分けしてほしい」という意味不明な主張は続くでしょう。



だったら技術者側は金を稼ぐべきなのです。

市場を食い荒らすだけです。

どうせ向こうは裁判も出来ません。


完全に跡形もない状態にするまで事業者を破壊しましょう。




バカは死ななきゃ治らねぇもんな。










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