カタン強化人間への道

カタン強化人間への道

初期配置編

全員が心がける土地の取り方として、

赤数字にできるだけ絡む。もしくは5-9-10など総合産出量の多い土地。
バランスの良い土地(例えば道材セット・街材セットなど)
貿易を睨んで一種類を自分が殆ど独占できる
三軒目の家がなんらかの港が取れる。
三軒目で8割方自分に足りない資材が取れる。
産出しにくい資材が出る土地。

一番手
盤面で最も優位な土地を取れるので必ず抑える。赤数字(6-8)には必ず絡んでおく。
どうせ戻ってきた二軒目では大した数字は取れないので一軒目で生産力を確保しよう。
さらに心がけたいのは二番手以降が苦しくなる(良い土地が取れなくなる)配置にする。
そのためにあえて6-8からズラして他者を楽にさせないようにしよう。

二番手
基本的には一番手と同じ戦略でOK

三番手
四番手が取りたい土地はかなり限られてくるので必然的に二軒目で空いている土地が想像しやすいので二軒目を睨んで土地を取ろう。

四番手
殆どの良い土地は取られているが、盤面で出にくい資材を積極的にとって後の交渉材料に使っていく配置を取ろう。
特に一番手がとった赤数字の資材は「もってなくてもいい」、そのかわり一番手や二番手が「もっていない資材が出る土地」を抑えておこう。
一軒目を立ててから二軒目をどうしようか考えないようにしておきたい。
二軒同時に家を建てれるのは四番手だけなので二軒セットで配置を考えよう。

戻り三番手
一軒目で睨んでいた土地が空いていたらそこを抑えるのが基本。
それと共に「二番手一番手が楽になる土地を残さない」のも重要。
一番手・二番手に産出力を与えてはいけない「土地ずらし」など使って厳しくさせる。

戻り二番手
とにかく一番手が欲しい土地(産出力が高い・もしくは一番手が持っていない資材が出る土地)は絶対に取らせないようにする。
一番手に5種資材とらせないように(ただし足りない資材が2とか12だったらやむなしむしろ一番手には2-12がらみのカスしか取れないような状態にする)
戻り一番手
カスの中でましなカスを選ぶしかない、とはいえ、
二番手以降が三軒目に取りたい土地を推理してそこを楽には取らせない土地も考慮したい。
同じカスなら貿易がしやすい土地・もしくは最初から貿易が有効に使える港をとることもあり。


このゲームは「初期配置が七割」を占めます。
3軒目や4軒目、そして道王は誰が取りやすいかなど終盤までを睨んで土地を取りましょう。
ちなみに残りの二割が交渉で一割がダイス運かなと思ってます。


序盤戦(家もしくは街、勝利点三点目へむけて動く)
全員が三軒目の家(もしくは街)に向かって建設していく。
自分に足りない資材を積極的に交渉していこう。
今は使えなくてものちに必要になるモノをストックしておこう。

むやみに道を引かない
三軒目の家はできるだけ道とセットで建てるほうがベスト。
道だけ引いてその先を活かせない(無駄道)と序盤で苦しくなります。
ただし「確実に活かせる道(四軒目がほぼ建てれる道・道王など)」は引いておいても無駄ではない。
ただし、後に活かせる道を引くと言うことは「家一件分の資源の半分」が失われています。
バーストしちゃうからとりあえず道引いておこうって時は家の半分を捨ててると思った方が良い。

むやみにカードを引かない
カードは強いけどなんの産出力もないので序盤に引くとその分建設が遅れます。
岩が二枚とかになるとカード引きたくなるけど「それだけ岩が出るならバースト覚悟で3枚ためて街にしよう、なんなら岩はバーストで捨てても良い」
伏せカードは「勝利点一点」に扱うのが定石なので生産力のないカードより街を目指そう。

序盤のバーストを恐れない
バーストすると言うことは「生産力がある」って証です。
カードを引いて悪目立ちしたり無駄道を引いてしまうより潔くバーストしたら捨てましょう。
大丈夫!バーストする資材は絶対に自力で取り戻せます。

交渉は積極的に
足りない資材やレア資材を交渉でためておきたいのは全員一緒。
ゲーム中なんども交渉の機会はあるけど「勝つための交渉」は
「交渉相手と自分が双方得になる交渉!だけど自分が少しだけあいてよりお得」になるとベスト。
自分で産出が難しい資材・もしくは自分が産出できない資材を持っているプレイヤーが欲しがりそうな資材への交渉は特に積極的に乗っかっていった方が吉。


中盤戦(勝利点4点から6点くらい)
三軒目や四軒目ができると港が重要視されてくる。相手が何の港を使えるのか、自分が活かせる港は何かを考えて交渉に挑もう。
中盤では盗賊の動きも重要。

盗賊の動かし方(序盤も同じ)
絶対的に「勝利点でリードしてる相手へ」差し向ける。勝利点が並んでいたらカード枚数の多い相手。
6-8など産出力の高い土地に差し向ける。
4-10とか5-9であれば「複数に影響する土地・もしくは盤面で出にくい資材の土地」に差し向ける。
カウンティングで「そのターンに確実に勝利点になる資材が取れる」のであればそこに差し向けて強奪するのもアリだが「そのターンに」家が一軒建つか街になることが確実にできないならやらないほうがいい。
なぜなら次回ってくるまでに強奪される可能性もあるし、なによりもそれによってリードしてるプレイヤーはかなり楽になってしまうからです。


中盤になったら最低でも一軒は街にしておきたい。
街にグレードアップする場所は初期配置で一軒目に取った土地がほぼまちがいなく有効。
この試合はよく3がでるから・・・みたいなオカルトで端っこな家を街にするとなかなか厳しい。
あと「良い土地を街にすると盗賊で狙われちゃうからしない」ってプレイングもたまにみるけど自分的には疑問。産出量が多いのはこのゲームで正義。
「自分は泥がいっぱい余ってるから泥をこれ以上増やしてもな~」って考えもあまりよくない。
なぜなら自分が要らない泥を欲しがるプレイヤーは絶対にいる、もしあまったなら積極的に交渉で必要資材、もしくは必要資材を持っている人が欲しがりそうな資材に交換しておこう。

中盤戦では「道王」と「騎士王」どちらかが取れるように動こう。
仮に「自分は縁がないな」とか「無理だな」と感じても目指しはしておくと終盤戦で活きることがあるのでいずれかは狙っていこう。
このゲームは建設だけで10点取るのは稀です。

トップや二着への交渉は慎重に
中盤になると「勝っている人が強くなる」という風潮が加速します。
交渉はギリギリまでしておきたいけどトップや二着へ交渉するときは「その交渉でそのターンに自分が勝利点一点(ここではカードも含む)を取れる」ようにしたい。
そしてトップからの交渉は「ほぼ確実にトップが勝利点をとる」と考えてトップを楽させないようにしておきたい。

終盤戦(誰かが8点到達)
このころになると産出量も倍以上になり「一発で勝利」が見えてきます。
トップ以外全員がトップを阻止するために動くのが大事になってくる局面です。

トップ交渉しない
ここまできたらトップからの交渉・もしくはトップへの交渉は御法度。
どんな交渉でも「交渉相手も得をする」はずです。
例えばトップが「(自分が欲しい)羊3枚だすから麦1枚くれ」とか言ってものってはいけません。

逆に四着への支援交渉はやった方が良いです。
支援交渉とは四着や三着がトップの道王二点を奪えるなら協力するという交渉です。
そこで自分が資源が一時的に損をしても「トップが勝利してゲーム終了」よりはなんぼかましです。
このゲームはダイスが左右するので1ターンでも延命できればその後のターンでトップ以外の土地しかダイスが出ない、ということも確率的にあり得るし、四着の11や12しかでないのが5回続いて逆転、という局面もなんどかあります。
最後まで諦めないで挑めば逆転もあるので生きる道を探しましょう。

ゲーム終了
死力を尽くしてゲーム終了した後、時間が許せば感想戦をしましょう。
初期配置が悪かったかも、とかあの建て方はよくなかったかも、こうしたら勝てたかも、という反省が「次回以降必ず実力となって試合に活きる」ことになります。
ダイス運はあるとは言え、囲碁や将棋のようにカタンは「定石を踏まえた実力」が存在します。
感想戦をきちんとしておくと必ず実力になります。

以下はルール上は問題ないけど「やらないほうがいい」プレイング

独占交渉
独占カードを持っているプレイヤーがカードを使う前に独占宣言する資材を相手に渡す交渉をしたのちに独占カードで回収する行為。
これはルール上問題ないプレイングですがかなり遺恨を残すプレイングです。
その後、誰も交渉してくれなくなる可能性すらあるので結果的に自分が損をするプレイです。
野良試合ではたまにみかけるけど、対処法としては「伏せカードがある相手があまりにも好条件の交渉をしてきたら独占交渉の可能性がある」と疑いを持っておきましょう。

伏せカードをバラす発言
中盤以降「これは勝利点じゃないから~」とかバラして交渉に挑もうとするプレイヤーもいます。
そしてそれが嘘でもルール上は問題ありません。
しかしこれもやらないほうがいいでしょう。
伏せカードは誰が何を言っても1点以上の勝利点だとおもって終盤特に油断しないように。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。
カタン強化人間への道|trx51