2014年10月27日（月）　

開場　15:30

開演　16:00

【セットリスト】

ALEXさんの前説

♪よだかの星

MC①

♪澪音の世界

MC②

♪光と闇の童話

MC③

♪Mother

MC④（メンバー紹介）

SH１０年の軌跡映像（25分）

MC⑤

フレーズアンケート結果発表

公開インタビューコーナー（冨田明宏さん）

♪栄光の移動王国-The Glory Kingdom-（Interview with Noël）

【ALEXさんの前説】

注意事項等は割愛♡

『今日でちょうどSHメジャーデビューしてから１０年です。日数にして3650日。時間にして87648時間。分にして5258880分。秒にして315360000秒と言っている間にも23秒過ぎてしまった。今日はこの日を皆で祝いたい。

渋谷といえばスクランブル交差点、人の多さに今日はお祭りなの？って思ってしまいます。根っからのお祭り男で鞄の中にはいつもハッピとハチマキが入っています。祝賀祭ということで準備していたのですが、近衛兵からご遠慮下さいと言われてしまいました。』

今回もバニオン君のリストバンドの点灯チェックをして、ラブキュンなポージングいっぱいでした～中身が市蔵さんでも可愛い＆可愛い(笑)

26日は二階席上手側に現れたインタビュアーの３人とRevoPは今日は二階席下手側に現れました。クレーンカメラの位置が昨日と違っていたのでちょっと察していました。

暗転

♪よだかの星

最初からフルスロットル！煌く青い光に包まれると現実と幻想が入り混じり共同する光の乱舞に渋谷公会堂が揺れ動きました。

Noëlの喉が焼切れそうな歌声に心を締めつけられ、熱いサウンドに感情が惹き寄せられ弾けるような感覚を味わうと…絶頂＆絶頂

血が逆流する程のテンション急上昇↑↑↑

MC①

Noël『こんばんは！俺達VANISHINGSTARLIGHTですッ！』

ジャッジャーーーー－ン♪

Noël『二日目のステージになります。昨日よりテンション上がっていくかどうかはお前ら次第だな！悪りぃな朝は弱いんだ…』

（※もうお昼すぎてますよノンたん）

Noël『お前らなんだったけ？ローリン？ローリアン？ローニャン？ローランって言うんだよな、初対面だけどさ、親しみを込めて俺も呼んでもいいか？OKローラン。』

Noël『今日はメジャーデビュー１０周年当日だ、それにふさわしいように全力でいくから、お前らも全力できてくれ。Elysion 楽園への前奏曲からバニスタバージョンで一曲おくりたい。澪音の世界』

♪澪音の世界

薄氷色に染まった世界に響くVANISHINGSTARLIGHTのサウンド。それに合わせ揺れ動く光の花たち、NoëlのFlyingNighthawkの高らかな音が響き渡ります。

メロイックサイン＼ｍ／は人差し指と小指を立ててジェスチャーしますが、この形から親指を立てると I Love Youとなります。Noëlは両方していました。

分かる人には分かるように愛を伝えていたのです。

MC②

Noël『只今お送りしましたのが澪音の世界でした。良い曲だと思いますが、一時期よくやってたのかな？よく知りませんが、やりすぎたのかな？またやりますよ！』


Noël『月日が流れまして、あのグラサンも色々創ってきて、その内こんな曲も創ったりします、例えばMärchenとかね。今日はその曲を一曲します。でも、この曲さ、お人形が出てきてさ『キャキャキャキャキャ』って、それがないと曲にならないから、貸してくれって言ったんだけど、借りれませんか？って聞くと『ダメです』って、グラサンが『僕は良いんだけど、君の先輩がダメだって』そのパイセンがスゲー嫌な奴でさ、『お前みたいな新入りには貸せない』ってさ、お前らの職場でもいるよな、嫌なパイセン、殺すぞ！って言ったら『もう死んでるから無理』意味がわからない。今日はお前らがそのお人形をやってくれ、お前達ローランと俺達バニスタでこの曲完成させようぜ！』

♪光と闇の童話

渋谷公会堂に宵闇が訪れる…。

エリーゼパートはローラン達によりカバーされ（※いっぱいカマリーゼもいました）歓声によって完成される光と闇の童話。

Noëlの華麗なコートパフォーマンスにも注目でした。
ラストの天使の梯子が降り注ぐシーンはシンクロライトリストバンドも白光色となり渋谷公会堂に暁光が訪れた…。


MC③

Noël『知ってるかな？今日は２７日。SH１０周年が始まりますっお前達の歌SHK国歌もカラオケに入るんだってな、これからもドンドン歌ってくれよってグラサンが言っていました。色々していくので色んな形で楽しんでくれると嬉しいなってグラサンが言っていました。』

Noël『この辺でVANISHINGSTARLIGHTのメンバーを紹介していくぜッ！君達は大きな声で、燃え尽きるかのような、燃え上がるように、大きな声で呼んでやってくれるか？！このメンバー紹介からMotherに繋げようぜッ！燃え尽きろ！この後どうなっても知らん！』


Noëlがメンバーの名前を呼ぶと一人づつ自分の楽器を演奏披露していきます。
YUKIさんが『星に願いを』とてもロマンチックな演奏からのギャンギャンのギターサウンドを披露されました。めっちゃカッコイイ✩

Noël『なんかロマンチックだったぜ、そして、この方のモリモリのドラムソロから次の曲に行こうぜッ！JUN-JI!!!』

（※個人的なことですがモリモリと言う言葉にすごく反応してしまいました…私のことを知ってる人には分かるワードですので…）

♪Mother

JUN-JIの力強いドラムソロから繋がるMother。

この曲はとても色香のある曲に感じています。しなやかな肢体の女性が踊るような、妖艶な雰囲気を醸し出しているようにも感じています。

この曲を唄う少年…青年は生を刻むことをやめてしまたったのか？誰かによって永遠に姿が変化することを赦されずにいるのか？唯、過ぎ去る刻を見送ってきたのか？それさえも哀しいと感じる心すら凍りついたかのように触れるモノ全てに心を動かされることがない…虚無に近い感情がじわじわと心に広がっていくイメージをもっています。

Noëlが叫ぶように歌う事で心の深淵に潜む本当の声が聴こえてくるようでした。

Noël『クソありがとうッ！』

MC④

ALEXさん登場

ALEXさんがVANISHINGSTARLIGHTのメンバー１人づつ名前を呼んで、全員ステージの中央に集まります。

JUN-JI『渋谷!!!ドラムスJUN-JIです！よろしく！最高でした！』

YUKI『渋谷!!!最高でした。フライングブイのYUKIと覚えてください。Revoさんもブイ…あっ！（斜め左後方にいるNoëlの視線を感じ振り向くYUKIさん）Noëlもフライングブイです。ありがとうございました』（危うく屋根裏行きになるところでした）

IKUO『渋谷!!!ベースのIKUOです。ほとんどの人が初めましてだと思います。よろしくお願いします。』

Leda『VANISHINGSTARLIGHTのLedaです。白に金がトレードマークです。肌も白いのでそれもです。』

AKITO『渋谷!!!２階!!アリーナ!!僕のトレードマークは斜めになっているキーボードです』

Noël『シブタニ!!!俺にトレードマークなんて何もナイ!!お前らの心に焔が灯ったならそれでいいぜッ!』

ALEXさんが二階席にいるRevoPを紹介

Noël『折角なので紹介しとこうか？インタビュアーの三人もいるぜッ！』

Noël『HEAVY EDGE！渋川鋭士！』

メロイックサインをビシッとキメる！

Noël『V-ROCK HEAVEN！マリィマリィ！マリィどうだった俺のステージ？』

投げキッスをするマリィマリィ

Noël『ぶりっ子するんじゃねーよ』

プンプンするマリィマリィ

Noël『SOUND AROUND！山口一！』

ダンディで紳士な物腰でお辞儀をされる山さん素敵すぎました♪

Noël『黒い人です。RevoPでーす』

サムズアップするRevoP(笑)

３人に向かって

Noël『あとで楽屋に来てくれよなッ！』

この後にバニスタメンバーははけます。

Noël『またな！お前らも来いよッ！』

【SH１０年の軌跡映像】

楽園パレの映像から始まり、次々とSHの歴史を辿って行く２５分間の長いような短いような思い出のぎっしりと詰まった映像を見ていると本当に成長と変化を試行錯誤されてきたんだと感じます。葛藤も悔しい思いも迷いもたくさんあったことを感じます。でもね、その時に感じた楽しいという気持ちが多く表れています。映像を観ていて辛いとか悲しいという気持ちにはなりませんでした。

楽しいだけじゃない、でも、其処に確かに喜びがあり、重ねてきた歴史がある。

全ての映像を観ていたら２５分では済みませんので、映像スタッフさんがこれが面白いというところをチョイスしてくれたセンスが本当に良かった。

思い出に心を重ねることも必要なことかもしれません。その想いを忘れずに進んでいきたい…という今の想いも忘れずに１５年２０年周年を迎えたいです。

MC⑤

ALEXさん登場

陛下コール

♪ファンファーレ

下手から右手を振りながら登場し、片手側転をキメます！

ALEX『アクロバティック!!ありがとうございます』

Revo『１０周年始めましてありがとうございます。１０周年初めて会うのが君たちです。』

AREX『１０周年おめでとうございます』お辞儀をする

↓

Revoさんもお辞儀

↓

ALEXさんが膝をついて深くお辞儀をする

↓

Revoさんも同じように膝をついて深くお辞儀

↓

ALEXさん土下座
↓

Revo『面を上げいッ！』（※殿様!!）

Revo『色んな思い出があったんですが、映像を編集する時もドラマがあって、知ってると思うけど、基本的に舞台裏はみせるの好きじゃなくて、裏側がどうなってるのかはどうでもよくて、君たちの前にみせるのは、ある世界の創って幻想の物語を提供し、みせるのが仕事だと想ってる。裏側ってどっちでもいいけど一個だけね入れたんだよ、領復の仙台のReviveを歌ってるところは入れました。諸君が国歌を歌うみたいにReviveを歌ってる裏側で僕たちも一緒に歌っていたんだよ。実は繋がっていたんだよ。君達が国歌を歌っているときはステージに僕はいないかもしれないけど、聴いてるし繋がっていることは君たちに覚えていて欲しい』

フレーズアンケート結果発表

椅子と机が用意されると、椅子に後ろ向きに座ってクルッと回る

回転しやすい椅子を用意したそうです。

【面白いフレーズ】

１位　根こそぎ→掘り出せ←『第七の衝動』は唄う　《金鉱脈大盤振る舞い》だよっ！全員集合っ！《４９年組》！

２位　ついた徒名は「クリス・マスオ(笑)」

３位　オープニングアクトとして出演しないか？――と《何だかんだ悪態つきつつも尊敬してるプロデューサー》に言われてる……

●10位～４位について　ALEXさんに多層菓子で倒れてる人達がいますね？と聞かれて『アレでミルフィーユと読みます』

●3位について　『グラサンってまあ短く略されて…創ったのは僕ですね…ノリノリで創ったパターンですね』

●２位について　『文章って人間のテンションに勝てなくて、冷静になってしまうんですよ、ライブ感を出そうとしたんでしょうね』

●１位について　『アメリカのゴールドラッシュそれが丁度４９年。金が出るからみんな堀に行こうぜ！ってやってきた人達がいて、ALEXのご先祖も行ってたのかもしれないね？』

【カッコいいフレーズ】

１位　運命は残酷だされど彼女を怖れるな女神が戦わぬ者に 微笑むことなど決してないのだから

２位　人間は皆運命の哀しい奴隷だというのにその奴隷が 奴隷を買うなど笑えぬ喜劇だ

３位　死んでもいい生きてるなら燃えてやれ！

●10位～４位について　『粛々と受け入れ給え！・・・ドSですね！』創ったのは？と聞かれると『僕ですね(笑)』

●3位について　コール＆レスポンスをしました『死んでもいい～♪生きてるなら～♪』（燃えてやれ～♪）

●2位について　コール＆レスポンス『人間は皆運命の哀しい奴隷だというのにその奴隷が 奴隷を買うなど笑えぬ～♪』　（喜劇だ～♪）

●１位について　コール＆レスポンス『運命は残酷だされど彼女を怖れるな女神が戦わぬ者に 微笑むことなど』（決してないのだから～♪）

【美しいフレーズ】

１位　0302・0101・1001・0304・0502・0105・0501・0902・0501・0301・0102

２位　天使が抱いた窓枠の画布...ねぇ...その風景画...綺麗かしら？

３位　地に堕ちるその刻まで月光のように 羽ばたいてみせよう…

●10位～４位について　『美しいやつってなんか整ってるんだよ。美しいって唯美しいだけじゃなくて、力強さがあったり、めげずに生きていくようなそういうの風な美しさがありますね』

●3位について　『これが美しさなんですよ』

●２位につてい　『そりゃ美しかろう』

●１位について　『小ボケを挟みつつ、今日はポーニーキャニオンの偉い人が来てるらしいんだけど、ちょっとこのアーティストヤバイ、そのファンもヤバイって思われてるかも』

『これは、【しあわせにおなりなさい】っとお母さんが子供に贈るような、そんなメッセージが浮かび上がるようになっています。これからも、こういったことを仕掛けていくのでSHもよろしくお願いします。』

【感動するフレーズ】

１位　0302・0101・1001・0304・0502・0105・0501・0902・0501・0301・0102

２位　アナタが今生きて0102る――それが『私が生きた物語の証』

３位　後悔などしていないわ 嗚呼 これが 私の人生

●10位～４位について　『キミが今笑っている、眩い其の時代に。 誰も恨まず、死せることを憾まず、必ず其処で逢おう、って良い事言ってる風だけど、其処ってどこだよ？待ち合わせとかしてて、地図見ても其処ってどこだよみたいなね』

●３位について　ALEXさんが志村けんさんみたいに読むと『いっさい台本がないライブ感で進んでいきます』と苦笑い。

●2位について　『相変わらずルビふってないと読みにくいけど、声に出してみると美しいよね、Roman強いですね』

●１位について　『笑いをとってる感じはしますが、これは二つで選ばれるから面白いんだな』

【なぜか分からないけど好きなフレーズ】

１位　何となく 幸せな 《第一の追憶》もあったけれど結局 人生なんてロクなもんじゃねえ

２位　こう見えて…僕は…君より一桁ばかり年長者なのだよ……

３位　栄光あれ！嗚呼…栄光あれ！地平を駆け巡る我らの移動王国に！

●10位～４位について　『色々あるんですが、ぎゅっと抱いて口づけ交わす相手は《音楽の女神》だろ？(笑)っと書いてミューズと読んだり、ちょっとイラっとくるよね、音楽雑誌の取材だろWhy？』

●3位について　『何故好きか分からないことも愛国心なのかもしれない。其々に色んな気持ちがあると思うので、愛国心って括る必要はないと思います

。なんでか分からないけど好きな気持ちを抱えて応援してくれるだけで充分だと思うし、それが音楽の持つ良さなんだと思います。君たちの心が熱くなったり楽しくなったり優しい気持ちになったりね、名前をつけなくても素敵なことなんだと思います。だからこの３位とても嬉しいことです。』

●２位について　『まあ分かんないよね？どこから突っ込んでいいのか…若く見える人が言うからRomanがあるんだよ、逆に幼稚園児に向かって、君より一桁年長者なんだぜッ！って言うと凄く器の小さい人間(笑)』

●１位について　『なんかシミジミしちゃうんだよね。文章だけじゃなくて、メロディから音楽としての魂があって、それが胸に響くんだろうね』
『何となく 幸せな 《第一の追憶》もあったけれど結局 人生なんてロクなもんじゃねえ!!!』を魂込めて歌ってくれました。ロクなもんじゃねえ部分はローランも一緒に歌いました？叫びました。

✩公開インタビューコーナー（冨田明宏さん）

《変化を続けるSound Horizonの今と未来》

冨田さん『Revo陛下とは何年くらいでしょうか・・・？』

Revo『１００年？』

小ボケを挟みつつ、冨田さんはSHパンフや会報やリスアニのインタビューなどSHとは古くからのお付き合いで関わり深いことを紹介されました。

✩メージャーデビューは一生に一回ですが、１０年を振り返ってみて何を思ったのか？

Revo『すごくひとつ覚えているのが、Elysion 楽園への前奏曲でデビューして、そのこと暫く赦してなかった。大人同士のすったもんだの事情があったりもして、ベスト盤みたいの出すってなって、すったもんだして、次のElysion ～楽園幻想物語組曲がメジャーのファーストな気持ちだった。創り手としての気持ちで悔しいなって想ってて、今はどっちでもいいかな？って気持ちになってて、その時はその時の気持ちがあって、他人から見たら些細なことかもしれないけど、其処に拘るのがアーティストじゃない、自分の信じるモノを創るのがアーティストで人に言われたものを創るんじゃない。拘りがあったんだよ、１０年やってくると、それも自分のモノのひとつだから、納得いくことばかりじゃないけど、こうして振り返ってみると、君たちが喜んでくれたりして、１０年経って分かることがあって、良い１０年だったと感じています』

✩皆さんの前に出てくる機会が多くなったことも大きな変化だと思いますが？

Revo『いまだに、人前に出て喋るのは好きじゃない得意じゃないですが、もし僕が得意だったら凄いことになってると思うよ、音楽が１０年追いかけるとすごいことになるのは分かるけど、苦手な人が何かひとつのことをやると、マイナスだったことがプラスに近づいたりとか、同じ風にいる人間て誰もいない。何かやっていくと絶対変わっていくから、変わると出来ないことも出来るようになってくるかもしれない、どうせなら良い方向に変わりたい。こうやって人前でお話することも噛んだり（※噛むで噛む）わざとじゃない(笑)

今は自分も含め楽しくやろうと、聴いてる人も楽しい時を過ごせるように、やりたくないじゃなくて、そういうこともやろうと、音楽だけじゃなくて、音楽を届けたり、創った音楽を一緒に楽しんだりすることも含めてやっていきたい。

デビューしたときは音楽家だったんだろうね、それがエンタテナーぽくなって、音楽を使って、人に何か届けたい楽しくさせたい、そういう風に想う自分が成長していってるんだと思う』

✩エンタメということは皆さんを感動させたいことや伝えたいという強い想いがあるのでしょうか？

Revo『結果楽しんでくれてるから、楽しませたいに繋がってるから、でも本当は楽しませたいじゃなくて驚かせたい。おじさんだけど子供なの。驚かせたいイタズラしたいだけなんだと思う。大人の全力で子供っぽいイタズラをするから、凄いパワーになって周りも巻き込んで壮大なイタズラを仕掛けるからなんか清々しい』

✩ローランのアンケートを読ませてもらって超面白くてマジかよというのもあって『納税』とか？社会貢献ですか？

Revo『それは伝えたいメッセージです。お金を払うということは楽しいことであり正しいことであると思って欲しい。納税みたいな搾取されてる感は嫌で王国感で身分差みたいなことがあると苦しくて重税を課せられてるみたいになってしまうんですが、楽しくお金を払ってエンタメを楽しむ、それは君たちの権利であって誇りみたいなモノだと思うよ。タダで手に入れて、それを云々言うのは恥ずかしいことだよ、価値のあるものにはお金を払う。価値がないのなら買わなくていい、自由なんだ君達は、稼いだお金をくだらないことに使うのは自分がくだらない人間になる。自分が正しい良いと想うモノにお金を払う、非常に大事な価値観だと思う。他人がどうとかじゃない、君達ひとりひとりの問題なんだ。僕が創ったモノはそういう価値があると想って送り出してるから、それをどう判断するかは君達に委ねます。君達の好きなことにお金を使ってください。』

冨田さん『1.2kgのパッケージもありまして、物の価値っていうのは、その対価としてお金を払うことで存在しうるということであって、よく音楽の話をするときに、ユーザー側の問題として意識の問題というのがあったりもしますが、パッケージの魅力があって、クリエーターとして魅力的な物を創る大前提があり、そこに同調して共感することで成立するエンタメというものあります』

✩SHはストーリーがあって世界観の中で色んな音楽があるからこそ面白くなっているのがあるのだと思いますが、Revoさんのなかでひとつの音楽ジャンルの音楽性というものは何か昔の経験だったり、今の経験だったりするのでしょうか？

Revo『ジャンルという拘ったジャンルはないですね、バニスタのようなRockだったり好きですけど、僕が創りたいのは音楽だけど、唯の音楽じゃなくて、その音楽で何かを表現したいから、Rockよりも他の音楽が相応しかったらそれにしたら良いと思ってる。

本当にRockだけで全てを表現しようとしている人のRockには勝てないかもしれないRockとしては。芝居もあってRockとして進化していけばあるのかもしれないけど、音楽がどれだけ物語を表現しようとしているかという処で勝負してるから、ちょっと違うのかもしれないね』

Revo『ほかの二人（清水さんとさやわかさん）にも無茶ぶりしてきたんですが、今、自分たちの音楽のことを【物語音楽】と言っていて、その物語音楽というのが浸透し始めているけど、語呂が悪くて、音楽ジャンルとして、色々なモノを含めて物語音楽と言えるのかもしれないけど、これが音楽史のなかに位置づけてジャンル名を付けるのならば何かないですかライターさんの力をお借りして、何か良いのが出てきたら、これからそう呼んでいこうかな？という無茶ぶりをしております。次に会うときに教えてください。次に会うときにトークテーマとしてあれば面白いかな？』

冨田さん『死ぬ気で考えます』

Revo『知ってる人達は言ってくれるけど、何も知らない人が聞いても分かるような、ニンジャリバンバンみたいなのがいいかな』

（※冨田さんとても困ってました・・・）

冨田さんとALEXさんはここではけます。

Revo『１０年を振り返ってできな事ばっかりだったなって気がするんですよ。

本当はもっとこんなことがやりたかった、もっと凄いはずだと思ってしまうことがあって、頑張ってきたんだけどダメだなって気持ちがあるんですよ。そんなことをいつもいつも思っていて１０年経って振り返ってみると、でも楽しかったなというのが着実にあって、君達の顔を見たり手紙をもらったりして、色んなモノの積み重ねで、自分の理想に届かなかったとしても、だからといって無意味なモノじゃ全然ない。デビューした時は自分がこうしたい、できないならやる意味がないと、もっと意固地だった、今は意味があると想っています。だからといって何でもいいわけじゃなくて、したいと想うことに向かって頑張っていこうと想うんだけど、君達が楽しかったよって言ってくれたりするのがいっぱいあるから何か信じられるようになったということなのかもしれないね。

アーティストは其処に辿り付きたいと追求してしまうと、自分だけになってしまうんだ、自分とそのモノだけの戦いになってしまう、他の人を遮断してしまうんだ。自分だけじゃなくて誰かが楽しいって思ってくれたら意味があるんだということを教えてもらった１０年だったような気がします。僕の周りにも君達がいることをちゃんと感じています。ありがとうございました』

深々と礼をするRevoさんに惜しみない拍手を贈ります。

Revo『何かひとつの物語が終わりそうになっていますが、１０周年今日で始まったんだよ。本気で行きます。また会いましょう！』

暗転

Revo『行くぞ！リオン！ポニー！バニー！』

凱旋門が音と共に組み上げられて行きます。

♪栄光の移動王国-The Glory Kingdom-（Interview with Noël）

何度歌ったのか数えたことはありませんが、歌詞は自然と覚えていった国歌。

初めてSHK国歌を歌ったのはちょっと違うけどドリポ（横浜）の時だったと思います。コンサートに参加するときは事前にある程度調べてから行くのが私の基本姿勢です。SHは本当に何をするのか予測不可能で、それは今でもですが(笑)それが楽しいと思いますので、びっくり箱みたいなコンサートに一度行くとやみつきになっちゃうんです。

最初の頃は皆に周りに合わそうという気持ちが大きかったです。愛国心なにそれ？美味しい？くらいの軽い感覚だったので、これも郷に入れば郷に従え精神だと思っていました。Revoさんの音楽や人柄や周りの人達やローラン諸氏に深く触れる事によって愛国心と呼ばれるモノが自分のなかで芽生えて花開いたのはいつのことだったでしょう？あまり物覚えがよくない私ですので、たぶんドリポで種をまかれ、次のMoiraコンサートで水を吸い込み花開いたのでしょうね。

自分の参加していない過去のコンサートなどのレポを通してSHのことを識り、感情が揺さぶられたことも大きいのでしょうね。

そんなことを想いながら国歌を歌っていたりします。私にとって国歌を歌う時が心静かに過去を振り返る時間なのです。

今回も流れは26日と同じです。曲調がガラリとかわりRevoPもバニスタメンバーも冨田さんやインタビュアーも登場してIwNのクダらない世界を壊すのは～♪から歌い、『サウンドホライズーンキングダーム』です。

Revo『あともう一公演あるから、もう少し内緒にしとこうぜッ！』

暗転

風の音やキラキラした音が囁かに聴こえてくると、スクリーンには…

光陰は矢の如く飛び去り　大樹には幾つかの年輪を刻む

これまで紡いできた地平線　これまで繋げてきた地平線

我々はどこまできた来たのだろうか

草木がいよいよ生い茂る頃　

地平線を駆け廻る我らの新たな旅路がはじまる。

The new story begins this coming Spring 2015