リクルート(東京都千代田区)は、住宅情報サービスのブランドを「SUUMO(スーモ)」に統一する。1976年から使用してきた「住宅情報」ブランドから、インターネット、モバイル、フリーペーパー、市販誌、対面型すべてのサービスを「SUUMO」ブランドへと切り替えていく。第1弾として、8月18日からフリーマガジン『住宅情報マンションズ』は『SUUMO新築マンション』に、同19日にサイト「住宅情報ナビ」が「SUUMO」に、フリーマガジン『住宅情報タウンズ』は『SUUMOマガジン』に変わる。賃貸物件は、当面は「フォレント」と「SUUMO」の両サイトに物件を掲載、12月には「SUUMO」に統一される予定。
ブランド統合に伴い、注文住宅、新築建売、新築・中古マンション、リフォーム、賃貸住宅などを並行検討できる機能を追加。例えば、「品川区、月々10万円支払い、1DK」などの条件で売買・賃貸物件を一括検索できる機能などができるようになった。
「特に住宅購入時には、検討しても実際に購入段階まで進むのは15%程度。資金やローン、物件選びなどの壁にぶつかり、諦めてしまう人が多い。そこで、ブランド統一に伴い、さまざまな物件を平衡して検討できるコンテンツを考えました」(西村里香編集長)
「SUUMO」の掲載物件数は約51万2000件。うち、賃貸は約46万7000件。