(株)ヴィジブルインフォメーションセンター

私たちヴィジブルインフォメーションセンターは、科学計算をメインとするソフトウェアカンパニーです。数多いソフト会社の中で「科学」に軸足を置くのはわずか数％とされており、ニッチかつ高度な領域を担っています。先端科学に付随する安全性を追究する研究者を支援し、解析研究およびシステム開発を行っています。

東日本大震災を機に、これまで以上に原子力の安全性が注視されるようになり、当社にも環境影響評価に関する依頼が相次ぎました。その成果を集約して現在は、住民の安全確保を担う自治体関係者向けの研修に用いる緊急時モニタリングシステム訓練などに、当社開発のソフトが使われています。この研修は国の事業で、立地サイトの自治体職員を対象に開催されています。当社のソフトも引き続き開発・改修を進めて社会貢献できればと考えています。また解析研究では、新たなテーマとして核融合に関する研究にも取り組んでいます。

案件の発注元は某原子力研究開発機構をはじめ、環境放射能・放射線に関する分析専門機関、また民間大手のエンジニアリング企業など多様化しています。これに伴いWeb環境で連続監視・制御を実現するシステム開発の仕事も増加し、解析研究の事業と並ぶ二本柱になりつつあります。

したがって当社では、解析研究・システム開発の垣根なく、幅広い分野に応えられる技術者を期待しています。もちろん経験を積むなかで分野特化のスペシャリストになるのも歓迎ですが、いずれにしろ常に技量の向上が求められる仕事です。新しい案件のたび、勉強しなければならない技術や知識が多いのですが、当社の社員は新技術の修得に貪欲で、いつも楽しそうに学んでいます。社風は自由闊達で、服装にも決まりはありません。来社される方からはよく「大学の研究室のような雰囲気ですね」と言われますね。

技術者の育成に関しては、学習・研鑽のチャンスを大きく開いています。例えば外部研修でも、自ら探してきたものでも優れたカリキュラムであれば、長期間の研修であっても費用は全額負担します。社内にも特定分野に詳しい技術者、またオールラウンダーな技術者の先輩がそろっています。向上心があれば優れた技術者に成長でき、社会の安全に貢献する手応えが味わえる仕事です。
〈代表取締役　黒澤 直弘〉