岸田文雄内閣の支持率が急落した。安倍晋三元首相の銃撃事件を機に「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の問題が直撃したとみられる。高い支持率を維持してきたことが政権の強みの一つだったが、状況が一変する可能性が出てきた。
勝利した参院選からわずか1カ月半での支持率急降下に、自民党内では戸惑いが広がる。茂木敏充幹事長は28日夜、朝日新聞の取材に「謙虚に受け止めたい。直面する様々な課題に全力で取り組み、国民の期待に応えていきたい」と述べたが、党幹部の一人は嘆く。「内閣改造後も閣内や党幹部から(教団との)新たな関係が出てきて、何のための改造か分からなくなったことが国民に見透かされている」
中堅議員も「教団と関わった時点でノーだと思われる。議員の個人的なスキャンダルならその人を切ればいいが、党のイメージが傷ついた」と述べた。報道各社の調査でも内閣支持率の低下が相次いでおり、首相が率いる岸田派の幹部の小野寺五典元防衛相は25日、要因について「旧統一教会の問題が連日報道される中、自民党に『しっかりしろ』という考え方が内閣支持率にも出ている」と記者団に説いた。
教団との関係を自ら調査しよ…
- 【視点】
記事中に中堅議員のコメントで「教団と関わった時点でノーだと思われる」とありました。たしかに大事なポイントです。だからこそ国会という場で検証すれば濃淡が仕分けできるかもしれないし、「濃い」人が教団と関わったことによって政治に影響があったのか・
…続きを読む - 【提案】
野党が攻める局面という割に、立憲の新体制をみると、ジェンダーバランスが元に戻っており、後退を印象づけるもので非常に残念でした。私はウクライナ侵攻から安全保障への不安が国民にも高まっている中、政権運営能力があるのかみられていると思います。だか