自民党新執行部による10日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について問われた茂木敏充幹事長は、9日に党所属国会議員全員に対し、「国民に疑念を持たれることがないように政治家としての責任において関係をそれぞれ点検し、適正に見直すこと」を要請したと説明。「幹事長として引き続き適正に対応してまいりたい」と述べた。
遠藤利明総務会長は「教会については、記憶する限りまったく関係ない」とした。教団主催のイベント出席が明らかになっている萩生田光一政調会長は「どういう経緯にしろ、これだけ社会的な問題になっているわけだから、党の方針にのっとって今後は主催される団体や会のあり方をしっかり見て、出席などについては慎重な対応をしっかりとっていきたい」と語った。
森山裕選挙対策委員長は「まったく関係はないし、ご案内さえいただいたことはないんじゃないかなと。残念ながら」と述べた。
また、萩生田光一政調会長は「我々としては一線を画していくと決めた」と強調した。そのうえで「一般的に、声をかけられた会合などに参加をして、後でどういう団体だか分からなかったということが起きている。一般論として、声のかかった会合などに出席する場合には、主催者や背景をしっかり確認するということ。旧統一教会のみならず、そういったことを心がけていきたい」と語った。