自民党の今村雅弘衆院議員(比例九州・鹿島市)は12日、2012年、13年に東京都内で開かれた日韓トンネル関連の会合に出席し、あいさつしていたと明らかにした。自民党が8日に公表した旧統一教会関連の調査には、会合でのあいさつについて「なし」と回答していた。9日、党に修正報告した。

 今村氏や今村事務所によると、自民党の調査結果公表後、会合に2回出席し、あいさつしていたことを確認したという。今年8月までNPO法人「日韓トンネル研究会」の顧問を務めていた。

 自民党は8日に調査結果を公表した際、旧統一教会関連団体の会合に出席し、あいさつした国会議員らの名前を発表した。この名簿に今村氏の名前はなかった。全国会議員を対象に共同通信が実施した旧統一教会関連団体との接点を尋ねるアンケートには、無回答だった。

 今村氏は「団体が旧統一教会関連という認識はなかった。党には修正して報告した」としている。(山口貴由)