旧統一教会によるパーティー券購入「確認できず」 井野・防衛副大臣
防衛省の井野俊郎副大臣が2014年に、所属する自民党派閥の政治資金パーティー券を世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係者に買ってもらった疑いがあると、共産党の山添拓氏が20日の参院予算委員会で質問した。井野氏は「現時点で資料がなく確認できていない」と説明した。
山添氏は、井野氏が選挙区内の群馬県伊勢崎市にあるパソコン教室の運営会社の代表を窓口に、自民党額賀派(当時、平成研究会)のパーティー券を買ってもらったと指摘。その会社が教団の「ダミー団体」だと問いただした。井野氏は「8年前のことなので、今回指摘されるまで認識していなかった。パーティー券については政治資金規正法にのっとって適切に処理している」と答弁した。
山添氏はまた、教団の友好団体「国際勝共連合」群馬県本部の当時の代表らを国会や首相官邸に案内したのではないかと追及。井野氏は「把握できていない」と答えた。教団関係者の自民党への入党や選挙応援の有無について、井野氏は「支援者だと認識している」と述べた。