山際大志郎氏“旧統一教会汚染”で大臣更迭から1年足らず…次期衆院選での自民公認に怒りの声
有権者の「記憶」をバカにしているのか──。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係をめぐり、挙動不審を続け、“更迭”された山際大志郎前経済再生相(54)が自民党から公認される運びとなった。
自民党神奈川県連は24日、次期衆院選の公認候補予定となる神奈川18区(川崎市中原、高津区)の支部長に山際氏を選任。教団との関係断絶を確認して決定したという。
山際氏は衆院当選6回。岸田政権で2021年10月に経済再生相として初入閣。22年の内閣改造で、教団との関係を点検、公表するよう指示されたが、ダンマリ。留任後、親密な関係が次々と発覚。メディアや野党から指摘されるたび、2カ月以上にわたり、「記憶にない」「記録は捨てた」と繰り返し、10月にようやく事実上、更迭された。
■対抗馬なく前倒し決定か
「18区の公認は、統一教会の韓鶴子総裁をマザームーンと称した山本朋広元防衛副大臣の4区と同じタイミングで判断されるとみられていましたが、前倒しして決定されたようです。山際の面倒を見ている甘利明前幹事長(20区)や、川崎市を地盤とする田中和徳元復興相(10区)のプッシュもあったのでしょう」(神奈川自民党関係者)