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本書は19-20世紀の高名なオカルト著者、訳者*1にして黄金の夜明け団のメンバー*2のアーサー エドワード ウェイト(1857年 - 1942年)の"The Pictorial Key to the Tarot"の訳である。
ウェイトが考案し、パメラ コールマン スミス嬢*3がイラストを描き、ライダー社によって出版されたライダー・ウェイト・スミスデッキ*4は、タロットの全てのカードデッキの中でも最も普及し、タロットの世界の代表デッキとなった。
その作者による唯一の解説書*5である本書は、全てのタロット解説書の中でも歴史的に最も重要な一冊であるので邦訳しておくことにした。
ただ、分かり易いとは言いづらいし*6、ウェイトの主要分野であるオカルト、神秘学に突っ込んだ内容であり、直接占断に向けられた内容でもないので、初心者がタロット占いを学ぶ「最初の一冊」には向いていない(この分野はもっと分かり易い入門書が多い)。中~上級者のウェイトタロット使いが、より歴史的なタロット知識を深めたい時に読むのが最適だろう。
ウェイトの(いつもの)勿体ぶった文体には辟易するかもしれないが、そこは適当に読み飛ばしつつ、本書の要点を掴んでいって欲しい。
タロット図解 序文
第一部 ヴェールとその象徴
タロット図解 1-1 第一章 導入と概論
タロット図解 1-2 第二章 第一クラス。大アルカナ
タロット図解 1-3 第三章 第二クラス。四種のスーツ、あるいは小アルカナ
タロット図解 1-4 第四章 歴史の中のタロット
第二部 ヴェールの背後の教義
タロット図解 2-1 第一章 タロットと秘伝
タロット図解 第二章 大アルカナとその内なる象徴
タロット図解 I 魔術師(The Magician)
タロット図解 II 女高祭司(The High Priestess)
タロット図解 III 女帝(The Empress)
タロット図解 IV 皇帝(The Emperor)
タロット図解 V 教皇(The Hierophant)
タロット図解 VI 恋人たち(The Lovers)
タロット図解 VII 戦車(The Chariot)
タロット図解 VIII 力(Strength)
タロット図解 IX 隠者(The Hermit)
タロット図解 X 運命の輪(Wheel of Fortune)
タロット図解 XI 正義(Justice)
タロット図解 XII 吊るされた男(The Hanged Man)
タロット図解 XIII 死(Death)
タロット図解 XIV 節制(Temperance)
タロット図解 XV 悪魔(The Devil)
タロット図解 XVI 塔(The Tower)
タロット図解 XVII 星(The Star)
タロット図解 XVIII 月(The Moon)
タロット図解 XIX 太陽(The Sun)
タロット図解 XX 審判(The Last Judgement)
タロット図解 0 愚者(The Fool)
タロット図解 XXI 世界(The World)
タロット図解 2-3 第三章 大いなる鍵に関する結論
第三部 一般的な占術技法
タロット図解 3-1 第一章 大アルカナと小アルカナの違い
第二章 小アルカナ、あるいはタロットカードの四つのスーツ
タロット図解 ワンド
タロット図解 カップ
タロット図解 ソード
タロット図解 ペンタクル
タロット図解 3-3 第三章 大アルカナの占術の意味合い
タロット図解 3-4 第四章 小アルカナの幾つかの追加の意味
タロット図解 3-5 第五章 複数のカードによる循環
タロット図解 3-6 第六章 タロット占術
タロット図解 3-7 第七章 占術の古代ケルト技法
タロット図解 3-8 第八章 タロットカードを読む別の技法
タロット図解 3-9 第九章 三十五枚のカードを用いてリーディングする方法
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第12章 自然と人 医療への大衆のアプローチや、無論、魔術と半魔術の行い全体の下にあるものは、世界やそこに住む者たちの自然への面白い誤解からであった。そこには霊の原因の概念と共に、多くの奇妙でしばしば...
本書口絵より。出産時に女魔リリスから母子を守る魔除け(「天使ラジエルの書」1701年より) 本書(Jewish Magic and Superstition)は、中世の主にドイツのユダヤ人社会で行われ...
誕生、結婚、死 誕生、結婚、病、死――これらは、人に降りてくる重要な時である――は、直接含まれる本人だけではなく、その周囲全てにも関わっており、人の宿敵(悪魔)に対しての反悪魔の武器全体が訓練されてき...
本書は19-20世紀の高名なオカルト著者、訳者*1にして黄金の夜明け団のメンバー*2のアーサー エドワード ウェイト(1857年 - 1942年)の"The Pictorial Key to the...
第11章 霊との戦い 魔術はプロフェッショナルのみによって実践されていたとか、これは常に意識的、計画的な行動だったと見做すのは間違っている。カール ゴルトマルクが述べたように、「文明社会の人々はその宗...
1. 四大エレメンツの霊的存在 図 1:ピュルフム Pyrhum――エレメンツの領域で、ピュルフムは王や君主のランクにある火の力ある霊である。多くの火の霊らはこの王の勢力下にあり、常に用いられている。...
魔除けの作成 ユダヤ教は病を癒したり防いだり、守護のために魔除けを用いる事を公的に支持していた。これらの中にある神秘的な御名や聖書からの引用は、これらの「聖なる」性質の困難な問題を引き起こしていた。こ...
第10章 魔除け魔除けの素材 魔術の道具で最も人気のあるものの1つは魔除けであり、人が身に着けたり、物や動物に張りつけたりしていた(魔除けに対するヘブライ語の言葉、カメアには、その語源に「縛る」がある...
共感魔術 このような呪文に伴う魔術の行動の他にも、行動が実際には勝るものも多数あった。もっとも、ある魔術書にあるような「手で1マイルの深さに処女土を掘って」泉を作るような英雄的な行いを、多くは必要とは...
第9章 魔術の手順 魔術の実行では、聖書の句や幾つかの御名を唱えるといったようなシンプルな行いは稀であった。通常は魔術師やその助手たちの質、働く魔力の数によって決められ、特定の規則による呪文を唱える、...
第8章 魔術での聖書の使用神の御言葉 魔術と宗教とを分かつ線は極めて希薄であり、魔術師は自らの目的のために、純粋に宗教的なものと信念へと踏み入るのを躊躇ったりはしなかった。あるいは逆向きに解釈すべきか...
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神の御名 魔術で用いられる全ての名前の中でも、神と直接に繋がっている名前は、魔術用語のランクの中でも最上位に位置していた。全能の本質が含まれているという直観により、これらは古代から聖性と畏怖のオーラに...
第7章 「……の御名により」名前の力 宗教迷信の普遍的な特徴の信念の中でも圧倒的なものは、「人の名前はその存在の本質である」という確信である(あるヘブライ文書では「人の名前はその人格である」と述べ、別...
第6章 善の諸力御使いの天使 中世ユダヤ魔術の明白な特徴は、天使、神の使者に割り当てられていた働きにあった。天使の魔術的使用は無論、世界はこれらに満ちていて、自然の中で重要な働きをしているという仮定か...
第5章 死者の霊 人と自らの家や家族との繋がりは消え去る事はない――死すらも、これらを切り離せなかった。肉体の方は亡くなってからかなり経っていても、霊はなおも生前の場所へとしばしば行き、知り愛していた...
インキュバスとサキュバス 霊が完成のために人の体を必要とするという発想は、人と悪魔との間の性関係の奇妙な信念を説明するのにも用いられていた。これは先に述べたように、悪魔が自らの種を繁殖するのに人を必要...
第4章 人と悪魔攻撃 これらの内容を読んでいくと、人々はその迷信に深く捕らわれていたと信じるようになろう。勿論、中世のユダヤ人がこの悪魔がはびこる世界で体験していた感情のトーン、恐怖の深さを判断するの...