臓器あっせん、複数国で10件仲介か…「日本人の移植に3件関わった」とするトルコ人

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 【イスタンブール=小峰翔】臓器あっせん事件で摘発されたNPO法人「難病患者支援の会」(東京)と連携していた「移植コーディネーター」のトルコ人男性(59)について、トルコの捜査関係者は21日、本紙の取材に「複数国で約10件の違法な臓器移植に関与した疑いがある」と明らかにした。トルコ当局は5月に男性を含む14人を一時拘束しており、男性が「首謀者」とみている。

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トルコ・イスタンブールの裁判所。違法な臓器移植に関与した疑いで一時拘束されたトルコ人男性の聞き取りが行われたという(20日)=小峰翔撮影
トルコ・イスタンブールの裁判所。違法な臓器移植に関与した疑いで一時拘束されたトルコ人男性の聞き取りが行われたという(20日)=小峰翔撮影

 取材に応じた捜査関係者によると、トルコ検察・警察当局は、日本の臓器あっせん事件とは別途、捜査を行っている。これまでの捜査で男性らの口座記録や資産状況、メールやSNSの記録などを分析。他国の協力も得て調べた結果、男性らがトルコとウズベキスタン、さらに別の国で計約10件の違法な移植に関与した疑いが確認された。

日本のNPOとの関係などについて語るトルコ人男性(18日、イスタンブールで)=小峰翔撮影
日本のNPOとの関係などについて語るトルコ人男性(18日、イスタンブールで)=小峰翔撮影

 違法な移植を受けたのは外国籍の患者らで、トルコの公的機関に虚偽の書類を示し、ドナーの身元を偽るなどして行われた。14人のうち男性を含む6人が積極的に関与したとみられる。手術時期や、患者とドナーの国籍などは「捜査中のため明らかにできない」としたが、日本人患者は含まれていないという。

 男性はNPOに対し、日本人患者が移植を受けられる海外の病院を紹介したり、執刀医を手配したりしていた。捜査関係者は「(男性と)日本の仲介業者や患者との関係についても確認したい」と語った。

 男性は臓器売買に関与した疑いで2017年にウクライナ当局に逮捕された過去を持つ。18日の取材に「日本人患者の移植に3件関わった」とした上で、トルコ当局の捜査について「証拠がないために釈放された」と述べていた。

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