HISAKOブログHISAKOブログ
2022.05.09

猫のように生きたい(中3ここちゃん意見文)

5月の大型連休
中3ここちゃんは
『意見文』という国語の宿題が出ました。

自分のこと。
学校のこと。
勉強のこと。
社会のこと。
将来のこと。
家族関係のこと。
今思っていること。

などなど、
テーマを決めて自分の考えを
理由付きで整理し、
他人に説明する文章です。

まずはここちゃんの意見文を
読んでみてください。

↓↓↓

最近、私は母猫と、
生まれて間もない4匹の子猫を
飼い始めました。

猫はかわいくて、
いやされる存在ですが、
ただかわいいだけではありません。

中学卒業後の進路や
将来のことを悩む私に、
猫は『生き方』を教えてくれます。

人間は、家族、学校、友達など、
たくさんの人たちと関わる
複雑な社会の中で生きています。

どういう相手なのかによって、
敬語で喋ることもあるし、
話しかけた相手の表情や反応を読み取って
接し方を変えていかなければなりません。

それができるようになることは人
としての成長だけど、

かわりに、
私は他人のペースに影響されてしまったり、
他人の目を気にしてしまうようになりました。

本当に自分のしたいことじゃないことを、
無理してやることになるので、
疲れてしまいます。

猫はいつもマイペースで、
他人の顔色を気にしたりしません。

飼い主とも適度な距離をとりながら
自分のしたいことを優先します。

私が近寄っても
「あ、そう」と
クールな反応のときもあれば、

急にスリスリゴロゴロ
甘えてくることもあって、
いつも自分らしさを失いません。

私は物事を短絡的に考えてしまったり、
過去を後悔したり
未来を不安に思ったりしてしまうけど、

猫は「今」だけを大切に生きていて、
誰かに合わせて行動を変えて
ストレスを感じたりしません。

私も、いつも自分のペースを大切に
猫が高いところに登って
遠くを見渡すように、
大きな視点を持てる人になりたいです。

↑↑↑

これって、中学生だけじゃなく
わたしたち大人にも
通じる考え方だと思います。

わが家の猫たちはつい1ヶ月前までは
野良猫でした。

地位もお金も何も持っておらず、
あるのは「自分」という存在だけで
この世界を生き抜いてきました。

保護されてからは
エサに困ることもなく
雨風にさらされることも、
敵に襲われることもない
悠々自適な生活に一変したわけですが

これまでの過酷だった生活を
思い出したり

ここちゃんの意見文にあるように
過去への後悔も、
未来への不安もないんでしょうね。

猫には考える能力がないだけ。

と言ってしまえば
それまでですが^^;

ただ淡々と『今』だけを見据え
平然と生きている様は
かっこいいです。

わたしたちは、
自分に対する他者からの批判を感じると
不安になりますよね。

実際に批判されているわけじゃなくても
自分に自信がないからこそ、
そう思い込んで
自分を責めてしまったりします。

「自分の育て方が悪いから
子どもがこうなったんだ」

とか

「自分のような人間は
出産すべきではない」

とかね。

まっすぐ進む道が見えていても
あえて迷路を自分自身で作り出して、
結局、方向を見失ってしまったりします。

まったく、何やってんだかね。(⌒-⌒; )

猫はいつだって
「自分への信頼」だけで進みます。

挑戦して、失敗しても
失敗したことを引きずったりしません。

ありのままの自分に
満足する気持ち・・・
いわゆる『自己肯定感』が
めっちゃ高いんだろうと思います。

自分軸がブレることなく
自分の気持ちにまっすぐいられたら
わたしたちも、
自分らしい人生を歩くことが
できるんだろうな。

「自分らしくない」と思うことを
今、あなたがしているのなら、
猫みたいに、
その道から適度な距離を保っても
いいと思います。

苦手な相手とは
どうしても関わらないといけないのなら
必要最低限でいいんじゃないでしょうか。

例えば、その相手が
自分の子どもだったとしても

あなたが「自分らしくない」
子育てをしていると感じるのなら、
その関わり方を手放してしまっても
いいと思うのです。

猫の親子はベタベタしていませんよ。
子猫たちが
「おっぱいちょーだい〜!」と
母猫にくっついていっても

気分じゃないときの母猫は
子猫たちの要求をスルーして
ちょっと離れたところで
悠然と寝そべっています。

か〜っちょえ!!・:*+.(( °ω° ))/.:+

一覧に戻る

人気記事

2023.03.06

お菓子のレイ

2023.07.08

助産師HISAKOの目指すこと

2023.07.10

YouTube乳児湿疹スペシャルライブ開催!

2023.03.30

〝残念だけど〟帝王切開(2)

2023.03.10

卒業式謝辞やりまーす!