Azure Data Factoryの役割とは

Azure Data Factoryの役割とは Azure Data Factory

Azure Data Factoryでできること

Azure Data Factoryとは…

  • Microsoft社の提供するETLツール
  • データを運んだり、運ぶ途中で加工をしたりする
  • 運んだり加工したりする一連の流れのことをETL処理という

これはこちらの記事でも書いています。

Azure Data Factoryを使ってみた
①Azure Data Factory とは ②初心者が困る点 ③あると助かる予備知識 ④困ったときの対策

なぜデータを運ぶのか

Azure Data Factoryで、データを運んだり加工したりする。
では、なぜデータを運ぶのでしょうか。

データを運ぶ主な目的

色々な場所にバラバラに存在するデータを、1ヶ所にまとめること

データをまとめる主な目的
  • 全体像を把握すること
  • 色々なデータをまとめて分析すること
ETLによるデータ集約の意義

どこにデータを運ぶのか

Azure Data Factoryを導入している場合、データをまとめるための「箱」も同時に用意しているかと思います。
その箱のことを「データ分析基盤」と呼びます。
色々なところから集めてきたデータを、どんどん入れていきます。

ETLによるデータ集約

運んだデータをどうするのか

データを蓄積する箱(データ分析基盤)を用意している場合、集めたデータを分析するツールも導入しているかと思います。

色々な製品がありますが、Azure Data Factoryと同じMicrosoft製だと、PowerBIがあります。

データのビジュアル化 | Microsoft Power BI
MicrosoftPowerBIのデータビジュアル化ツールでデータをチャンスに変えます。エンタープライズデータからインサイトを導き出して、より優れたビジネス上の意思決定を下します。

分析ツールを使って、集まったデータを分析する。
分析によって、現状を正しく認識したり、新たな気付きを得たり、問題点を洗い出したりすることができます。

ETLによるデータ集約と、その後のBI分析

Azure Data Factory単体ではあまり意味がない

ここまでの内容をまとめた図がこちらです。

ETLを利用したBI分析による経営効率化

「データを運んできて → 集めて → 分析して → 活かす」という流れのうち、
Azure Data Factoryが担当するのは、「データを運んでくる」の部分だけです。

ETL(Azure DataFactory)の役割

箱がなければ、運んできても入れるところがありません。
箱にデータを沢山ためても、使わないなら無意味です。

Azure Data Factoryとは、この一連の流れの中の一部なのであって、単体ではあまり意味がありません。

まとめ

Azure Data Factoryの役割
  • バラバラに存在するデータを、1ヶ所に運んでまとめること
  • 運ぶ途中で、必要なら加工すること

これらが自動でできるような仕掛けを作るのが、Azure Data Factoryを使う人間の仕事です。
Azure Data Factoryはローコード開発と呼ばれ、複雑なプログラムが書けない人でも仕掛けを作ることができます。

…という謳い文句ではありますが、やはり、いきなり渡されて「はい、やって」というものでもないなと思います。

専門家が読んだら笑ってしまうレベルや表現かもしれませんが、私のような非IT系の初心者の方に向けた発信をしていけたらと思っています。

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