露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

9th Story Concert 『Nein』 5/24 Ⅳ

2015-05-29 14:57:51 | SH/LHイベント記憶留書


袖から姿を現したのは…サッシャさん

サッシャさん「何か凄くアウェイなのですが…

Noëlが呼ばれてるのに、私が出ていくなんて。。」

「Noëlが気絶してしまったのですが、進めなくてはならないので、

私が代わりに進行してもいいでしょうか?」

ローラン「「「いいとも~!」」」

サッシャさん「昨日も色々なところから来てくださって、

大阪でもやったのに、大阪から来た人もいて…

今日もいるのかな?大阪から来た人~?」

「は~い!!」とわたしを含めて何人か手を挙げましたら

サッシャさん「いますね~。拍手~!!」

会場中のローランから拍手をいただきまして

大阪ローラン超嬉しかったですっ!!

サッシャさん「あと、島から来た人とかいないかな?佐渡島とか

島から来た人~?」

手が挙がりまして、お一人はまさに佐渡島から

一度新潟に渡って、全行程7時間かかるそうです

もう一人は大島の方、東京都ではあるのですが、飛行機で来られたと

そして「ブラジル~」という声が上がりまして

サッシャさん「それは島じゃないな。南アメリカ大陸の一部ですね。」

と言いつつもポルトガル語で「ありがとう」と返しておられました

サッシャさん「じゃあ他に海外から来た方~?」

韓国・中国・台湾・イギリス・インドネシア・US

今回もたくさんの国々からローランが集まっていました

拍手と歓声で大歓迎するあったかくて素敵なSHK

集えた奇跡を祝った後はアンコール1曲目

「輪廻の砂時計」

冒頭の語りは意地悪さん

ギターソロがサックスソロに変わっていました

大阪での公演の時とは異なり

自然に息を引き取った奥さんを抱き留める旦那さん

上手からやって来た黒猫の馬車から降りた死神が魂を回収し

旦那さんが奥さんを抱き上げて去っていきました

そして意地悪さんが再登場

「馬っ鹿じゃないの!?」と一言

もう一度静かな口調で「馬っ鹿じゃないの…」


再びサッシャさんが登場

「Shinっていう人は出てくる度に女性と抱き合ったり

いい役が多いですね」とこぼしつつ

「あ、そうだ」と一端袖へ下がられ、剣を携えて戻って来られました

サッシャさん「僕~の理想のNoëlは~何処に居~るのだろ~♪」

と「薔薇の塔で眠る姫君」を歌われまして

「と思ってた矢先に…場違いな♪洋館♪」

何故か「西洋骨董屋根裏堂」へ接続

サッシャさん「いや、これはダメだ」と舞台中央へ下がられ

「と思ってた矢先に…英史がいた♪」

ということで始まりました「英ちゃんと歌おう」のコーナー

英ちゃんが弾いてくれる曲をみんなで歌う大好評のコーナー

サッシャさん「知らない曲でも何となく楽しみましょう」

1曲目は「海を渡った征服者達」

手拍子と腕振りでも参加

…ですがわたし、少し歌詞が出てこなくて

コルテスのあたりからしか歌えなかったのを少し後悔。。

サッシャさん「王子の剣が役に立ちました」

2曲目「朝と夜の物語」

「La la la la~♪」で歌う方が多かったですね

Hiverが登場してくれたりしないかな~、なんてこと

考えたり、しちゃったりしたのですが

そんなことはなかったです。。


そしてアンコール2曲目「焔」

弦一徹さんのヴァイオリンソロがもう本当にカッコいいのです

右腕に菫の姫君を左腕に紫陽花の姫君を抱くJimangさん

黒猫たちに運ばれてきた棺には

RIKKIさんが紫陽花の姫君を

Jimangさんが菫の姫君を供えていました


三度登場サッシャさん、やりたいことがあるそうです

「NHKホールに紅と白のアレで立たせてもらいまして

とても感謝しているのですが…

2分半でやれっているなかなか無茶を言われるのですよ

なので、全部語れなかったんですよね」

「だからここでやってみてもいいでしょうか?」

ローラン「「「いいとも~!!」」」

ちょっとやり直したりしておられましたが

語りきり、満足の笑顔

「自由への進撃」のLiveは参加されていませんでしたし

Halloween Partyではわたしの席からはあまりよく聞こえた覚えがなく…

生できちんと聞けたのは初めてだったので嬉しかったです

ドイツ語の重厚な響き、本当にカッコいいです


やりきったところでメンバー紹介

まずはドラム淳士さんのパフォーマンス

手拍子&淳士コール

ベースあっちゃんは赤い薔薇を口に咥えて

「StarDust」を弾きながら花道へ

そこから計4本の薔薇を客席へ投げておられました

英ちゃんは何故か静止

YUKIさんは尻尾を回して、体も回しながら演奏

アニキはギターではなくマイクを持って花道へ

「俺は馬鹿だからよぉ、こんな時何をやったらいいかわかんねぇ。

だから、皆の力を貸してくれ!Sound Horizon!!」

ローラン「「「Kingdom!!!」」」

平原さんは確か「光へ向かう譚詩曲」の一節を吹いてくださいました

弦一徹ストリングスの迫力の演奏で超盛り上がったところで

黒猫ダンサーズ

今回はそれぞれの好きなコトや特技の紹介つきでした

そしてシンガー・アクター

「詩」チームは少年がパンを二つ持ってきて

炭と化した方をルーナに渡していました

「食物」チームは意地悪さんがちょっかいを出すと

旦那さんが奥さんを庇い、意地悪さんが悔しがるかと思いきや

寄り添う夫婦に抱き着いて、仲良しさんになってました

「花束」チームは花道でステラさんがキスをせがむと

とうとうルナさんが応えてくれました

ステラさんおめでとう!!

「愛咎」チームではオリオンとスコルピウスが戦いだして

ミーシャがそれぞれの腕を下ろさせて、真ん中でポーズ

サッシャさん「ミーシャ最強」

「月夜」チームでは、エリーザベトが天使たちにキス

最後にバニオン君とアイクさんが登場

わたしはアイクさんを初めて生で観られたので感激

そして「気になる曲があるなら~」と歌って

みんなでわ~わ~盛り上がっているところで響くファンファーレ

映し出される「Revo with R.E.V.O.」の文字

大歓声の中登場された我らが国王Revo陛下

…には猫耳と尻尾が生えていました

舞台奥の檀上から階段を2段ほど降りて

下から5・6段くらいの位置でしたでしょうか

そこからジャンプッ!!

片膝と片手をつくようにして着地…しばしそのまま

…あの、マジで心配になりますので、無茶はおやめください、マジで。

そして何食わぬ様子で舞台中央へ

ローランが「猫耳~」「可愛い~!」と大喜びしていますと

おもむろに猫耳に手をやり

Revo陛下「あれ?大阪では何ともなかったのに…店主に何か仕掛けられたな」

後ろで不敵に笑う店主

「何か体のスペースの感覚がおかしいんだよね。

腕あげただけで耳に手が当たる。

今更気づいたけど、ダンサーには不便をかけたね。」

腕をあげて猫耳を触るのが超絶可愛い

そしてせっかく出てきたからには何かしようというものの…

Revo陛下「僕が呼んだんだけどさ…多いよね。」

ということで子役たちなどが舞台奥檀上へ上がる上がる

階段を上がったところで市蔵が転んだりしてました

Revo陛下「子供達が落っこちないか見張っていよう。

僕はそういうことに幸せを感じる…わかる人だけ笑ってください」

そんなこんなで今回の跳ぶ曲は「即ち…星間超トンネル」

Revo陛下「少し説明すると、君たちには星屑になってもらいたいんです。

で、僕らが惑星間を光速を超えて移動するから凄いことになる、と。

現在の技術では無理なのだけれど、それを表現したい」

そしてウェーブの練習

バニオン君を起点に下手からウェーブ

marie*marie起点に上手からウェーブ

とやったところでローランから指摘が

実は下手の一番端はアイクさんだったのです

Revo陛下「闇に紛れていてわからなかった…」

ともかくも下手はアイクさん起点にウェーブ

そして花道でRevo陛下が跳ぶと全方位に波及

Revo陛下「遠くの星が何かなったな」

そして本番、全力でノリました

そしてところどころで陛下がにゃんこな動きをなさるので

可愛くて可愛くてもう…!!

この曲が一番疲れるパターンの筈なのですが…

Revo陛下「まだ元気ある?ならもう1曲やろうか」

ということで「即ち…光をも逃がさぬ暗黒の超重力」

舞台と客席で腕の向きを揃えようか、ということになり

Revo陛下「僕は右腕の方やりやすいから、君達は左ね」

ローランも多くは右利きなので「え~」という声があがるも

Revo陛下「王様に合わせなさい」

仰せのままに

王様の勅命とあらば素直に従うローラン

そしてアイクさんの語りからの大盛り上がりの1曲

みんなで「超重力」と言いながら全力で跳んで、とっても楽しかったです

曲が終わって檀上へ上がっていた人も帰ってきて

豪華で素晴らしいメンバーが勢揃い

ローランがきゃ~きゃ~し続けるので

Revo陛下「キリがないので、アピールタイムは9秒ね」

思う存分呼びかけるローランに応えてくださる皆さま

Revo陛下自身も両手をふりふり



Revo陛下「あ、数えるの忘れてた。そろそろ終わりで~す。」

そして皆様が手を繋ぐ…ところで

アイクさんと手を繋ごうとお手てを振ってアピールするバニオン君可愛い

最終的に気づいてもらえまして、皆様揃って一礼

ローランからも「ありがとー!!」とお礼

そしてそれぞれにはけていかれる中

跳びながら投げキッスを放ちまくる聖女Joelleさんがもうめっちゃ可愛い


そうして舞台上にはRevo陛下お一人となり、お話し

Revo陛下「いつもはNoëlがテキトーな事を言ってたと思うけど…」

彼になりに一生懸命お話してくれて、たくさん励ましてもらいましたよ

ですが、王様は王様にしかできないお話をしてくださいました

Revo陛下「全11公演、僕はあまり出なかったけれども、

皆がんばってくれているのは聞いていました。」

そう言って、下手の舞台袖を指し示して深く一礼

次いで上手の舞台袖を指し示して深く一礼

舞台を創り上げた素晴らしいメンバーを静かに讃える姿

本当に素敵でした

Revo陛下「そして舞台の上にいる人以外にも、たくさんのスタッフがいます。

彼らにも、もう一度大きな拍手をください。」

盛大な拍手を送るローランと深く深く頭を下げるRevo陛下

Revo陛下「10年やって、時にはぶつかったりもするけれど

僕が考えていることを形にして、君たちをいかに楽しませるか考えて、

寝ずに努力してくれることもある。

そんな素晴らしいスタッフに支えられてやってきた。

…この話はNoëlには、あんな若造にはさせられねぇよ。

俺のスタッフだもん。」

「今回は舞台の上以外でも新しい試みをしてみました。

パンを売ってみるとかね。デカいよっていう。

外国人サイズだから仕方ないんだよ。」

「それにチャリティーブローチ、額が出てたよね。

あれはまだ途中経過で、あれから5,194,000円になったんだよ。

やってみて、もし2万円とかにしかならなかったら

…2万円でも素晴らしいことなんだけど。

こちらからもう少しまとまった額にして、寄付しようと思っていたんだ。

そんな必要なかったね。500万円、立派な数字だよ。

そんな優しい子たちが集まっているローラン、僕は誇りに思う。」

「SHの曲って登場人物がいて、その気持ちを想像したりするでしょう?

それは架空の人物かもしれないけれど、

相手の気持ちになって考えることができているんだよね。」

「ただし、虐待の方だけでは片手落ちだと思うんだ。

曲の中で障碍の話もあったよね。

障碍って、誰も持ちたくて持ってるわけじゃない。

でも、そんなの関係ないってがんばってる人たちがいる。

だから王様が、君たちから集まったのと同じ額を

障碍者を支援する団体を探して寄付します。」

「「紅蓮の弓矢」って知ってるかな?あれが結構ヒットしてね。

その印税がまだ残ってるんだ。だから、大丈夫。」

と少しはにかんだ笑顔

「別に慈善家になりたい訳じゃなくて…、

音楽の可能性、エンタメの可能性を広げてみたいんだ。

音楽と関わらせての取り組みでないとね。」

「10年前はふわっと音楽をやってたんだけど、

こういうことを考えるようになって、大人になったのかな。

…未だに中二病だけど。

もう10年したら凄く立派になってるかもね。」

「…そうこうしつつ、帰り支度をしてるっていう。」

お話ししながらじわりじわりと花道から舞台へ下がっておられたのです

結果的にくるりと後ろを向いてスタスタと舞台へ

今日の王様はコートをお召しでなくて

ベストも腰のあたりを絞ったもので

後ろを向かれると体のラインが見て取れたのですが

引き締まった腰のラインが綺麗で、凄く美しい後ろ姿でした


舞台下手へ向かいながら

「インタビューとかでも、エンタメって何なのかって考える。

その場で楽しいのは当たり前で、その後にも何か残したいなって。

だから予告しちゃった。8th。

これもDVDになるし、お金貯めといた方がいいよ。」

はい、引き続き倹約モードでSH資金の貯蓄に努めます

…と思っている内に、王様は下手の端へ到着

「何かいいこと言っとかないと締まらないな…。

君たち…いや、諸君。

僕の名前を知っているか?」

…? それは勿論

ローラン「Revo陛下」

「この場合、「陛下」はつけなくていい」

ローラン「Revo」

「そう、それが答えだ。…何の答えだってね。」

「これからも僕についてくるのなら、この平和な世の中で

音楽に革命が起こるのを見せてやる。」

背筋が粟立つような宣言に、湧き起る「Revo」コール

「何か引っ込みがつかなくなったな…

Revoという名であるからには革命を起こしますよ。

いつになるかは判らないから、みんな長生きしてね。」

「諸君、また会おうね」

そう言い残し袖へ去っていかれました

「行くぞ、リオン・ポニー・バニー・…フェレス」

猫の鳴き声、四足の獣の跫、蹄の音、リズミカルに跳ねる音

流れ出す我らがSHK国歌

感謝の気持ちを籠めて歌って

「「「Sound Horizon Kingdom!!!」」」

拍手と歓声


このひと月は、本当に人生で最高のひと月でした

7回観ても、すべてを目にし切れていない自信があります

何でもない日常の時間にふと

こんなに参加しなくても…なんて思う瞬間もありましたが

「そんなわけがない」と今なら全否定します

出来る限り応募した、かつてのわたしを全力で褒めます

できることなら全公演通いたかったくらいです

そんなにも楽しい、感動の舞台を本当にありがとうございました

一生大切にする煌めく想い出をたくさん得ることができました

演者・スタッフの皆様、そしてローラン

あの素晴らしい空間を創り上げたすべての方に心から感謝します

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