呼び続けていると下手がライトで照らされ
Noëlと、その後ろから市蔵が登場
Noël「危なかった。お前らが助けてくれたんだぜ」
にのすけも手を合わせて感謝のポーズ
Noëlが市蔵の肩に手を置いて
「俺はもうひと仕事あるから待ってろ」と告げると
ローランの歓声に応えつつ袖へ下がっていかれました
Noël「アンコール曲を用意してある。
今日のお前らを楽しませるために練習して同じ組み合わせは二度とないんだ。
今日はすっとアンコール曲に移ろうか」
ローラン「「「えぇ~!!!」」」
Noël「寂しいか?…一番寂しい奴!」
我こそが一番寂しいと手を上げる会場中のローラン
「なら、もっと寂しそうにしてみろ。無駄に腰を振ってみるとか。」
一斉に腰を横に振り出すローラン
Noël「…馬鹿みたいやな」
貴方がやらせてるんですよっ
Noël「そこのお前良い動きだな、好きな曲は何だ?」
答えがあったのですが
「すまん。お前もいい動きだったが、違うんだ。そっちの…」
「StarDust!」
「お前でもない。ふわふわした俺が悪かったんだ。
お前らは全っ然悪くない。そう拡散しろ。
そこの紫の服のお前だ。」
「よだかの星」
Noël「俺の歌じゃねえか。人の歌なら歌詞がふわふわしてても許されるのに…」
そう溢しつつ歌ってくれました
「弱い奴ほどよく群れる~」から
「生きてるなら燃えてやれッ!」まで間近で聴けて幸せ
Noël「ゴーストライターがとか言われてるが、これは間違いなく俺が作った曲だ!」
そしてアンコール1曲目は「輪廻の砂時計」
初めて観るのでとっても嬉しかったです
わたしはこれで元曲コンプリートですし
奥さんが旦那さんの腕をすり抜けるように座り込むシーンから始まり
歌う表情は「食物の連なる世界」での虚ろな表情と同じで
「寂しいから嫌だ」のところで旦那さんに腕を差し伸べて呼び
「貴方の腕の中」のところまで「世界」でのダンスシーンと同じ動き
最後の方が衝撃でした
奥さんの首を絞める旦那さん
近くで観た方によると、奥さんが手を喉へ導いたそうです
反対側からは黒猫ダンサーズが作る馬車がやってきました
轍の音が鳴り、回る車輪も表現され
馬に鞭を当てる御者の姿も
その真っ黒な馬車の中には死神の姿が…
旦那さんが馬乗りになる形で崩れ落ちた2人に近づき
奥さんの魂を回収すると、馬車に乗って去っていきました
暗闇の中、旦那さんが奥さんを抱き上げて去っていくのが幽かに見えました
圧倒されて静まり返るローラン
Noël「お前らの知ってる結末と違ったか?解釈は自由だ
色んな解釈があって、どれも正解でないし、どれも不正解でないかもな
コンサートだってそうだし、自分の思っている解釈だけが全てではない
…ってグラサンが言ってた。」
Noël「あいつ悪魔だけどな、グラサンをかけた悪魔。
「プラダを着た悪魔」ってあったな…アイツは着ていないだろうが
ジョルジョを着たグラサン悪魔だな」
「何かしんみりしたな。と言っても次もしんみりする曲だが…」
下手の方から「楽しもう!」の声
Noël「お前可愛い声だな。よしお前楽しそうに踊ってみろ。
…サザエさん的な奴だな」
あのフルーツの中に入って踊る感じのです
「SHにはあまりない動きだな。片手だとナオトインティライミ的な…」
踊るNoëlに「「「可愛い~!!」」」の声
河合い英ちゃんを振り返るNoël
「「「カッコいい~!!」」」の声に
Noël「カッコいいっていうと誰だ?…アニキって聞こえたな」
アニキにスポットライト
アンコール2曲目は「焔」
小さ目の棺を担いだ黒猫の葬列
手向けられる双子人形
悲しみに彩られた歌声
Noël「子供を亡くすのって悲しいんだろうな。でも生まれたらいずれ死ぬんだ。
短い時間でその子が何を得られたのか。両親が子に何をしてやれたかわかんねぇ…」
「だが『Roman』のアルバムで言いたいのは
「其処に物語が在るのだろうか?」ということだ
それを考えるのもお前らの仕事なんじゃないか?
≪幻想の神々≫ローランよ。」
Noël「俺たちはこの世界にあると思っている。
だからそれをお前らに繋げるためにやってるんだ。
その最高のメンバーを紹介していいか?」
歓声で歓迎するローラン
「…OK, Osaka!!
今夜のイカれたメンバーを紹介するぜぇ!」
まずは淳士さん…がまた居ない!
客席の上の方までライトが行き来し、皆で探すと
…居ました。客席後方の機材席で親方のパンを食しておいででした
そこからドラムの1つを叩きながら花道の方へ
中央を横切る通路でも立ち止まってくださったので
淳士さんの全身を眺められるまたとない機会でした
あっちゃんは舞台奥檀上で演奏とにゃんこポーズ
英ちゃんは「冥王」のパイプオルガン部分を弾いて、椅子の上でポーズ
YUKIさん…の姿もないっ!と思っていましたら
舞台中央階段横からルナさんステラさんと腕を組んで登場
正に両手に華で舞台中央まで進み、演奏
アニキは花道先端まで椅子を持ってきて座り
ギターを膝の上に載せて、琴を弾くような感じで「猫ふんじゃった」を演奏
キラッキラの眩しい笑顔を見せて戻っていかれました
弦一徹ストリングスさんは全員立ち上がっての演奏で壮観
黒猫ダンサーズが順番にパフォーマンスし
各曲のシンガー・ダンサー
ポニテさんは白鬚先生と腕を組んで幸せそうに登場
「涙焔」チームは兵士・旦那さんはまだしも
ママンまで手で銃を作って客席に発砲しまくり
撃たれれば倒れるノリの良さが関西人の矜持
ただ、撃ち返した方がいたらしく、崩れ落ちる旦那さん
老婆店主と共に市蔵も登場
「愛咎」チームではオリオンとスコルピウスが登場
戦いだす2人を間に入って止めるフィリスさんとミーシャ
「月夜」チームは天使たち3人がエリーザベトにキス
修道女さんもキス、そして裁判に列席していた男も…
キスしようとして修道女さんに止められてました
そしてバニオン君
近くで観た方によると、Noëlがほっぺちゅーしてたそうです
皆で「気になる曲があるなら~」と歌唱
そして恒例の跳ぶ曲は…
9thSC大阪公演では初の「即ち…星間超トンネル」
まずは腕を4回打ちつけて、頭の上でぐるっと回して、ジャンプしながらキラキラ
右腕で2回、左腕で2回の説明
そして前からのウェーブを練習
Noël「2階・3階はなんとなく前が跳んだら跳べ」
バニオン君もしくはサッシャさんを起点にした横からウェーブ
そして、花道先端でNoëlが跳んだら全方位へ波及
練習したところで、配慮も
Noël「別に立ってなくてもいいからな。
腰に問題が…とか、足が攣った…とかあるだろうし」
それは東京で…いえ何でもないです
Noël「座っていて立ち上がるとか、腕だけあげるとかでもいいからな」
激しい曲ですものね…ということで、舞台上でも檀上へ行く方を募集
真っ先に上がったのは市蔵
ローランからのたっくさんの声援に応えてくれました
逆の端にはスコルピウス、こちらも大人気
Noël「世界の王になるのはこの私だ…!ってな
SHに王は2人要らないが、今日はあいついないからお前が王な」
そしてサッシャさんのナレーションからジャンプっ!
舞台の上の方々と一緒に踊れてめちゃくちゃ楽しい
Noëlが歌いながら「やべっ」というように笑うのが見えましたが
歌詞が危うかったのかもしれませんね
一方で、各事象のポーズは何人かずつでやって全員で崩れ落ちる
でも立ち上がる
そしてラストに畳み掛ける全方位ウェーブ
4拍に1回から、2拍に1回、そして全拍ジャンプ
大盛り上がりで超楽しかったです
終わった時には汗かいてました
「疲れた…子役が恋しい。。」と言いつつ檀上の天使たちを呼び戻すNoël
キャスト勢揃いで舞台全面に並ぶ壮観な光景
そしてあっちこっちで色々起こるので何処を見ればよいのやら…
「世界」の意地悪さんが奥さんに突っかかるのを見て庇う旦那さん
超ラブラブ夫婦っぷりを見せつけられ悔しがる意地悪さん
でも、客席に愛嬌を振りまけば大歓声
Noël「俺、アイツの本性知ってるからなー」
その後ろではミーシャに寄り添うステラさん
オリオンは矢が放ちまくっていて
ハートを撃ち抜かれて崩れ落ちるサッシャさん
パン屋さんの少年や子役さんがパンやサッシャさんのコサージュで色々と
反対の端では一番小さい天使さんがジャンプをするのを
淳士さんが持ち上げるようにして助けてあげたり
それを見てNoëlが「いいなー。でもこっちには子役がいない。。」
ということでジャンプするJIMANGさんを後ろから支えてました
そんなこんなで歓声が止まず
Noël「やってたら切りがないな」
皆さまで手を繋いで一礼
客席からも「ありがとーっ!!」
去っていく皆さまを見ていましたら
ステラさんが意地悪さんの顎をクイッと持ち上げて
連れ去るように一緒にはけていかれました
舞台上選り取り見取りの花だらけでステラさん幸せだろうな…
そしてNoëlだけが残りました
Noël「最後の曲でやりきった感が違うんだ。今日のは一番疲れるヤツ。
今回は初めてストコンを東京以外でもやったんだが
お前らの笑顔をたくさん見ることができた。
どうだろう…大成功じゃね!?」
ローラン大歓声
Noël「少し空席はあるんだが、ほぼ埋まってんだぜ
これでうまくいってないなら活動形態に問題があるんだ
何かあってもこっち側の問題でお前らは何も悪くない」
「これだけたくさんの笑顔を集められたなら
東京にも胸張って戻れるし、また次に繋げられる
お前楽しかったか?なら大きな声で国歌を歌ってくれ
裏で聴いてるからな」
「愛してるぜ大阪!!!」
愛を叫んで去っていったNoëlに届くよう
「楽しかった!ありがとう!!」の気持ちを籠めて
いつも以上の声で歌うローラン
Revo陛下がいらっしゃった4/30に匹敵
いえ、それを上回るくらいの声量だったように感じました
「「「Sound Horizon Kingdom!!!」」」と歓声
歌い終わってから気づいたことなのですが
腹筋が何か張ってる
この痛みこそ、わたしが全力で歌った証しなのだ…
なんて思いながら開場の外へ
大阪の5日間すべてを楽しめて本当に幸せでした
こんなに何日も続けて「生きてて良かった」と思えることなんてありませんよ
「お前らには申し訳ないが、チケット代も安くはない」
いつかの公演でNoëlがそう言っていましたが
公演に参加している間に弾ける楽しさに加えて
後々まで輝き続ける想い出が得られるのですから
まったく高いだなんて思っていません
たくさんの演者さんが大阪に来てくださったこと
5日間も大阪でも開催してくださったこと
本当にありがとうございました
東京も楽しみです