Magiskによるroot化を維持したままOTAアップデートする方法

android

私は主に某android端末をMagiskによってroot化して使用しています。

時々飛んでくるソフトウェアアップデートの際に行っていたroot権限維持の方法が、Magisk v22からは多少異なっていたため、備忘録として残しておきます。

というか以前より簡単になっていたので、わざわざ記事にするまでもないまであります。

詳しいお友達には釈迦に説法なので、誰向けな内容なのか全く分からない。

これまでの方法

Magisk v22 までは、カスタムリカバリ(TWRP)を用いてシステムイメージを焼き、その後にMagiskをインストールし直す、というのが一般的だったと思います。

少なくとも私はそう思っていました。

私の環境ではTWRPを導入してしまうと色々と不具合があったため、デフォルトリカバリのままにしておきたい事情がありました。そのため、毎回adb bootでTWRPのイメージファイルを起動しており、結構な手間でした。

今回行った方法

Magiskはv22から大きく変わっており、導入方法もカスタムリカバリからzipファイルを焼くのではなく、マネージャーアプリから直接インストールしたりboot.imgにパッチしたりする方法が推奨されるようになったようです。

そして今回の本題、システムアップデート時に普通に飛んでくるOTAを利用し、Magiskを簡単に引き継げるよ!という話です。

以下、手順を記します。

前提: Magisk v22以降導入済・OTAが飛んできた!

この話の出発点。また、A/Bスロットがある端末であることも前提条件ですが、最近の機種なら大丈夫でしょう。

普通にOTA適用(まだ再起動しない)

飛んできたアップデータを、さもroot化なんてしていないかのような何食わぬ顔で、適用します。もし上手く行かない場合は、先にMagiskをアンインストールしておくと良いかもしれません。

またここで再起動を促されますが、まだ再起動しないように注意してください。

Magiskマネージャーから「別のスロットにインストール」

この通りに作業するだけです。

一応どういうことをしているのか言及しておくと、最近のandroid端末にはA/Bという2つのシステムスロットがあり、OTAでは現在使用していないもう一方のスロットにアップデートを適用する、という方式を採っています。

その際にroot権限がひっぺがされてしまうので、そちらの新しいスロットのシステムにもMagiskを適用し直しましょうね、というのがこの作業です。

ここまで完了したら、再起動してください。

まとめ

以上、拍子抜けするほど簡単なroot権限を保ったアップデート方法でした。

今までの方法は面倒だなーと思っていたのですが、面倒だからと先送りにして、いつまでもアップデートの通知が消えないのが地味に嫌でした。通知くらい消させてよ!って。

今回の方法ならPC要らずで瞬く間に済んでしまうので、”もうソフトウェアアップデートなんて怖くない”ですね。

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