Episode1
企画の始まりは出演者のトークイベントだった
きっかけは2017年3月、渡辺と高塚が「面白い人がいる」という噂を聞きつけ、あるトークイベントを見に行ったことだった。そこで二人が出会ったのが、スージー鈴木という文筆・ラジオを中心に活躍している音楽評論家。知名度はまだ高くないが、独自の視点とトークの面白さは本物だった。この人を起用して番組をつくりたい。そう思った2人は、それまで局内で制作されていなかった音楽トーク番組を制作することを思いつく。制作担当の高橋にも声をかけ、3人で番組制作のための企画立案に乗り出した。
Episode1
企画の始まりは出演者のトークイベントだった
きっかけは2017年3月、渡辺と高塚が「面白い人がいる」という噂を聞きつけ、あるトークイベントを見に行ったことだった。そこで二人が出会ったのが、スージー鈴木という文筆・ラジオを中心に活躍している音楽評論家。知名度はまだ高くないが、独自の視点とトークの面白さは本物だった。この人を起用して番組をつくりたい。そう思った2人は、それまで局内で制作されていなかった音楽トーク番組を制作することを思いつく。制作担当の高橋にも声をかけ、3人で番組制作のための企画立案に乗り出した。
Episode2
発案から実現まで奔走した7ヶ月
番組を制作するには、まず社内で企画を通す必要がある。営業の渡辺は想定されるスポンサーをピックアップ、自局以外でも広がるようラジオでの同時展開が可能なパートナーを見つけた。広報の高塚は数年後のBS視聴コア層となる40~50代を番組のターゲットとする戦略を立案。制作の高橋は新規視聴を惹きこむ番組内容を考え、カセットテープを基にA面とB面で思い出の曲を紹介するという独特な番組内容で、音楽だけでなくトークの面白さも際立たせた。3人でチームとなり、収益想定、広報的価値、視聴目的など、実現に向けての課題に対して審議を重ねたのだ。また、パーソナリティはスージー鈴木と、俳優、ミュージシャンとして活躍し、独自の音楽批評ネタを持つマキタスポーツをキャスティング。企画の骨子がはっきりとして、多メディア展開も見えてきた。社内外の多くの人を巻き込むことに成功し、社内で企画成立に至り、入念な準備の甲斐あって、2017年10月深夜枠で放送開始となった。
Episode2
発案から実現まで奔走した7ヶ月
番組を制作するには、まず社内で企画を通す必要がある。営業の渡辺は想定されるスポンサーをピックアップ、自局以外でも広がるようラジオでの同時展開が可能なパートナーを見つけた。広報の高塚は数年後のBS視聴コア層となる40~50代を番組のターゲットとする戦略を立案。制作の高橋は新規視聴を惹きこむ番組内容を考え、カセットテープを基にA面とB面で思い出の曲を紹介するという独特な番組内容で、音楽だけでなくトークの面白さも際立たせた。3人でチームとなり、収益想定、広報的価値、視聴目的など、実現に向けての課題に対して審議を重ねたのだ。また、パーソナリティはスージー鈴木と、俳優、ミュージシャンとして活躍し、独自の音楽批評ネタを持つマキタスポーツをキャスティング。企画の骨子がはっきりとして、多メディア展開も見えてきた。社内外の多くの人を巻き込むことに成功し、社内で企画成立に至り、入念な準備の甲斐あって、2017年10月深夜枠で放送開始となった。
Episode3
深夜2時台の番組でも口コミで火がつく
放送開始後、本物の音楽好きである2人のMCが歌詞やメロディに隠された秘密を理系的に、かつ熱く語る独特な空気感が視聴者にも評価され、番組は徐々にSNSなどの口コミで話題になっていく。開始して数か月後には『ザテレビジョン』の記者の目に留まることになり、KADOKAWAから番組の書籍を出版しないかと声がかかった。番組開始からわずか9ヶ月で書籍を出版、その後もCDの発売、イベントまで開催するようになった。業界内でも高く評価され、2018年『第8回 衛星放送協会オリジナル番組アワード』にて、バラエティ番組部門・最優秀賞を受賞した。放送から1年もすると、番組の実績が評価され、ゴールデンの時間帯に変更となった。
Episode3
深夜2時台の番組でも口コミで火がつく
放送開始後、本物の音楽好きである2人のMCが歌詞やメロディに隠された秘密を理系的に、かつ熱く語る独特な空気感が視聴者にも評価され、番組は徐々にSNSなどの口コミで話題になっていく。開始して数か月後には『ザテレビジョン』の記者の目に留まることになり、KADOKAWAから番組の書籍を出版しないかと声がかかった。番組開始からわずか9ヶ月で書籍を出版、その後もCDの発売、イベントまで開催するようになった。業界内でも高く評価され、2018年『第8回 衛星放送協会オリジナル番組アワード』にて、バラエティ番組部門・最優秀賞を受賞した。放送から1年もすると、番組の実績が評価され、ゴールデンの時間帯に変更となった。
Episode4
常に危機感をもって3人で続けた番組づくり
企画当初は前例のない番組のため苦悩や不安も大きかった。深夜枠でスタートしたため、高い接触率はなかなか望めない。マニアックすぎる内容が伝わるのか、不安もあった。どれだけ面白い番組でも、結果がだせなければ放送は打ち切られてしまう。企画し、収録し、放送するなかで、高橋はメンバーや演出家と話し合いながら各回の視聴者の反応を基に、2人の面白さが十分伝わるよう番組内容をアップデートしつづけた。高塚と渡辺もスポンサーの獲得やイベントの開催、本やCD、ラジオへの横展開を強化し、積極的にSNSを運用するなど、視聴率以外の実績を獲得することに注力し続けた。
Episode4
常に危機感をもって3人で続けた番組づくり
企画当初は前例のない番組のため苦悩や不安も大きかった。深夜枠でスタートしたため、高い接触率はなかなか望めない。マニアックすぎる内容が伝わるのか、不安もあった。どれだけ面白い番組でも、結果がだせなければ放送は打ち切られてしまう。企画し、収録し、放送するなかで、高橋はメンバーや演出家と話し合いながら各回の視聴者の反応を基に、2人の面白さが十分伝わるよう番組内容をアップデートしつづけた。高塚と渡辺もスポンサーの獲得やイベントの開催、本やCD、ラジオへの横展開を強化し、積極的にSNSを運用するなど、視聴率以外の実績を獲得することに注力し続けた。
Episode5
ファンの声援を糧に、これからも愛され続ける番組に
その甲斐あって、いまではイベントを開催時には500名の会場が即日完売になるほどの人気になった。高塚から広報担当を引き継いだ小島は「イベントでMC二人がお客さんに参加を求めることがよくあるんです。私はやらないわって人も少なくないと思うのですが、この番組の視聴者はみんな我を忘れて参加してくれるんです」と語る。普段はテレビやSNSの向こう側にいる出演者や視聴者や番組制作者たちが一堂に会して、同じ場を共有する一体感を感じた時は全員、灌漑深いものがあった。テレビだけにとどまらない横展開、賞の受賞など実績は残せたものの一般的な知名度はまだまだ足りていないと高橋は言う。今後はより多くの人に知ってもらえるよう、新しい企画だけでなく、渡辺が中心となって営業活動も強化していく予定だ。
Episode5
ファンの声援を糧に、これからも愛され続ける番組に
その甲斐あって、いまではイベントを開催時には500名の会場が即日完売になるほどの人気になった。高塚から広報担当を引き継いだ小島は「イベントでMC二人がお客さんに参加を求めることがよくあるんです。私はやらないわって人も少なくないと思うのですが、この番組の視聴者はみんな我を忘れて参加してくれるんです」と語る。普段はテレビやSNSの向こう側にいる出演者や視聴者や番組制作者たちが一堂に会して、同じ場を共有する一体感を感じた時は全員、灌漑深いものがあった。テレビだけにとどまらない横展開、賞の受賞など実績は残せたものの一般的な知名度はまだまだ足りていないと高橋は言う。今後はより多くの人に知ってもらえるよう、新しい企画だけでなく、渡辺が中心となって営業活動も強化していく予定だ。