(この記事は2008年8月に「ガメ・オベール日本語練習帳 ver. 5」に掲載された記事の再掲です)
前にも書いたことがあるが、わっしはスペインの天ぷらが好物である。
ちょっと程度の良いレストランに行くと上質なオリブオイルで文字通り「天ぷら」にするのであって、オイルが菜種や胡麻でなくてオリブオイルなだけで「江戸前天ぷら」と寸分も変わらん。
これは、(信じなさい、信じる者は救われるというぞ)すごおーくすごおーくすごおおおおおーーーーく、おいしい食べ物であって、これに岩塩をちょびとつけて食べると、いきなりわっと顔を覆って号泣したくなるくらいおいしいのです。
メニューに「テンポーラなんちゃらかんちゃら」と書いてあったのを憶えていたので、スペインのひとは日本の天ぷらをアレンジするのが上手である、とわっしはひとりごちておった。「さすがは食い意地世界一の国民である。他の欧州人には「スペイン、ああ、アフリカがヨーロッパに出っ張ってきてる国のことね?」と嫌みを言われても心は錦ではないか」と感心した。
ところが、ところーが。
天ぷらって、スペインのものなのすな。ひょっとして、と思ったらwikiにも書いてある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E3%81%B7%E3%82%89
世の中には「そんなことは常識である。きみは、ものを知らんね」というひとがもしかしたらいるかもしれんが、わっしはぶっくらこいてしもうた。
wikiには、
「天ぷらの衣はサクサクしており別物である。よって、日本料理としての「天ぷら」は日本独自の料理と言えるであろう。」と書いてありますが、これは現実とは異なる。
スペインの天ぷらは日本の天ぷらより「さくさく」が大事なのである。
バルセロナの料理人のおっちゃんが「伝統的に、このサクサクで決まるんだもんね」といっておった。第一「フリッター」だったら揚げ物舌バカの連合王国の場末でも食べられるわい。どうも日本版のwikiは肝腎なところで外しておる。
わっしは天一本店
http://www.tenichi.co.jp/mainshop/index.html
の天丼がむかあーしから好きであって、2003年には、ただこれが食べたい一心でエゲレスから飛来してきたこともあった。
かーちゃんも、ここの天ぷらが好きです。
ここの天丼はなかなか下品なむかし風江戸前天丼であって、気取った味でないところがよい。ちょっと高いとは思うが。
スペインは、うまいものが多い。
バルセロナなどは食べ物に関して言えば「この地上に現れた天国である」としか言いようがない。
http://d.hatena.ne.jp/gameover1001/20080514/1210738376
あんまり食べ物がおいしいので、地元のにーちゃんやねーちゃんは、一日に5食から7食食べる。それなのに、細くてくびれていて、くわっちょいいのである。
フコーヘイ、である。
わっしなどは、あんなに毎日食べたらデブってモニに捨てられるかも知れぬ。
人間も屈折した形で親切であった。
わっしは、まっすぐに親切なひとも好きだが、屈折した形で親切なひとも好きなのす。
http://d.hatena.ne.jp/gameover1001/20080226/p1
こうやって書いていると、いますぐにでも自分のGraciaのアパートに行きたくなるが、いまはウクライナ人のカップルが住んでいるからダメである。
狒狒大家になって追い出そうと思っても、家賃、一回も遅れてないし。
悲しい。
ベッドに入って寝よう。
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